親父のエギング塾その24 釣る場所はこう決める2!
今日は攻めるべきポイントの詳細についてお話します。
登場人物
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日は前回親父が挙げたポイントの紹介について訊きたいんだ。
親父:
なるほど。
クロ:
じゃあ、よろしくね。
【潮(潮目・潮通しの良い場所・潮と潮がぶつかっている場所)】
親父:
潮については前回話したからあまり話す事はないんだけど、潮にアオリイカがつく場合はアオリイカの活性が高い場合が多いんだ。
つまり、貪欲に餌を捕りたい場合が多い。
クロ:
なるほど。
親父:
逆に、アオリイカの活性が低い場合は潮につかない事が多い。
クロ:
なるほど、そこははっきりしているんだ?
親父:
そうだな、結構はっきりしてる。
でも、その時のアオリイカの活性ははっきり分からないから、俺の場合はとりあえず潮目を打つかな。
クロ:
なるほど。
了解。
次は?
【障害物周り・テトラ】
親父:
障害物周りやテトラ周辺はアオリイカが釣れる好ポイントなんだ。
だから、活性に関係なく狙いたいポイントだね。
時間に関係なく、一か所で粘る場合は、こういったポイントに絞るといいね。
クロ:
へぇ、活性に関係なく、かぁ。
親父:
テトラの周辺はテトラに潮がぶつかって流れが変わるポイントでもあるよね?
つまり、変化のあるポイント。
こういう場所は高活性のアオリイカが好むポイントなんだ。
一方、同じテトラでも、潮の向きによっては潮の影響をまったく受けない場所もあるんだ。
そういう場所はアオリイカが休むには絶好の場所になる。
そして、自分の身を隠せる。
つまり、低活性のアオリイカが集まるポイントでもある。
クロ:
なるほど。
親父:
何より、アオリイカと言えども捕食される側になる事もあるから、小さいイカは特に自分の身を隠す場所としても最適なんだね。
クロ:
そっかぁ。
じゃあ、障害物については?
親父:
障害物と言っても色々あるよね?
海から岩が飛び出てるような障害物もあれば、海の底に何かが沈んでるような障害物もある。
クロ:
確かに。
親父:
でも、どちらの場合もそういう場所には魚が集まるんだ。
魚の集まる場所にはアオリイカも自然と集まる。
クロ:
食物連鎖?
親父:
その通り。
だから、基本は魚の集まる場所は必ずチェックしとかなきゃいけない。
俺の場合はキス釣りもするからね、オモリを引きずりながら釣っていると、海の底の形状が分かるんだ。
駆け上がりも分かるし、根掛かりする場所は何か障害物があるって事だしね。
クロ:
なるほど。
キス釣りで得た情報をエギングに活かしているって事か。
親父:
うん、そういう事。
俺はそうやって障害物を探してたりするんだよね。
クロ:
なるほど。
次は?
【墨跡の多い場所】
親父:
次は墨跡の多い場所。
みんなはそういう場所が一番いいと思ってるんじゃないのかな?
クロ:
そりゃそうでしょ。
墨跡が多いって事は、そこのポイントに実績があるって事なんだから。
親父:
確かにそうだな(笑)
実際俺もそういう場所でいい思いをした事が多い。
クロ:
でしょ?
親父:
でも、それは以前から言ってるように、活性の高いイカも、活性の低いイカも釣れる場所なの?
クロ:
う~ん、そう言われると自信がないなぁ。
親父:
アオリイカはアオリイカの活性によって過ごす場所が違うからね。
墨跡の多い場所が、変化もあり、休む場所もあるならどんな時も釣れるだろうけど、そうでないならどんな時も釣れる場所とは言えないかもね。
クロ:
なるほどぉ、墨跡が多い場所だからと言って、そこがずっと釣れる場所とは限らないって事かぁ。
親父:
そういう事。
でも、いい場所って事は確かだと思う。
ただ、墨跡の濃さには注意してね。
クロ:
墨跡の濃さ?
親父:
つまり、その墨跡が新しいものなら今日も釣れる可能性が高いけど、そこにある墨跡が古いものなら、それは最近あまり釣れていないって事を示しているからね。
クロ:
なるほど。
墨跡の濃さから近況を探るって事か。
親父:
そうだな。
クロ:
次は?
【シャロー】
親父:
次はシャロー。
シャローと言うのは浅い場所って事なんだけど、藻などによる根掛かりが多くて初心者には嫌われるポイントでもあるね。
クロ:
うん、僕もあまり好きじゃないかも。
親父:
でも、俺たちからすると、そうやって避ける人が多いからこそ、好ポイントでもあるんだよね。
クロ:
そっかぁ。
でも、シャローって浅いのに、そんな場所にアオリイカって多いの?
親父:
少しシャローの特徴を話しておこうか。
シャローってのは浅いんだよね。
だから、大きな魚も入ってきにくくて、小さいアオリイカは特に多い。
でも、シーズンも終盤になってきて、気温・水温が低くなってくると、アオリイカが深場に移ってしまって、釣れなくなってしまうんだ。
つまり、シャローを狙う時期ってのがあるんだよね。
クロ:
なるほど。
親父:
けして墨跡の多い場所とは言えないかもしれないけど、俺は好きなポイントの一つ。
入れば必ず釣果があるってイメージかな。
クロ:
へ~、そうなんだ。
僕もシャローを打ってみようかな。
親父:
そうだな。
ただ、浅いがゆえに長く釣れ続くって事は少ないんだ。
クロ:
そうなの?
親父:
やっぱりアオリイカをかけると墨を吐くからね、浅いと墨がその場に溜まってしまうんだよ。
だから、アオリイカが警戒してしまって釣れなくなってしまう。
あと、深場と違って元々アオリイカが濃くないのかもね。
クロ:
なるほど。
次は?
【駆け上がり】
親父:
次は駆け上がりかな。
港なんかで船を陸に上げる場所なんかはスロープになっていて、駆け上がりになってるんだね。
クロ:
そういう場所にアオリイカが居るの?
親父:
アオリイカが餌を追い詰めやすいって事もあるとは思うけど、よく釣れる。
俺の場合は駆け上がりの上がりっぱなを真横から真っすぐ引く事が多い。
つまり、5・4・3・2・1mと浅くなって行くんだけど、俺の場合はずっと4m50を引いて来るイメージ。
クロ:
なるほど。
親父:
俺の場合は駆け上がりを積極的に攻めるって事はないけど、帰り際に駆け上がりを探ってから帰るってイメージかな。
そこを探っている人は少ないから、だいたい空いてる。
クロ:
なるほど。
次は?
【潮のない場所】
親父:
次は潮のない場所かな。
クロ:
潮のある場所ではなく、潮のない場所なんだ?
親父:
潮のない場所はアオリイカが身体を休めやすい場所なんだよね。
つまり、あまり餌を捕る意欲のないアオリイカが居る場所って事。
クロ:
という事は、低活性のアオリイカのポイントって事?
親父:
そういう事。
俺は潮目から打つから、そこが釣れなかった場合はわざと潮のないポイントを打つ事がある。
実際、そうした事で釣れた時は「そこに居たかぁ」って気になる。
クロ:
アオリイカの活性によって、アオリイカが居場所を変えるって事か。
親父:
そういう事。
だから、どこどこが一番いい場所だから、って事でその場所に固執しないで、もっと自由にポイントを探って欲しいと思うんだ。
クロ:
なるほど。
人気の場所が必ずしも釣れる訳ではなく、時間帯によっては釣れる場所が変わるって事なんだ?
親父:
そういう事だな。
クロ:
うん、よく分かったよ。
今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
① 【潮(潮目・潮通しの良い場所・潮と潮がぶつかっている場所)】
② 【障害物周り・テトラ】
③ 【墨跡の多い場所】
④ 【シャロー】
⑤ 【駆け上がり】
⑥ 【潮のない場所】
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