【初心者向け】え?ダートってそんなに簡単なの?
しゃくりと言えばダートですよね?
ダートをメインにエギングをしている人はすごく多いような気がするのですが、親父はダートをどのように考えているのでしょう?
登場人物
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日はダートについて教えて欲しいんだけど、いいかな?
【左右と高さ】
親父:
もちろん。
エギングの基本的な考えは以下の通り。
① 「左右の動き」でイカのスイッチを入れる
② 「高さを出す動き」からのフォールでエギを抱かせる
ダートは「左右の動き」であり、イカのスイッチを入れる事が目的なんだね。
クロ:
なるほど。
でも、ダートだって多少は高さが出てるよね?
2段しゃくりは高さを出すアクションだけど、ダートもしてるよね?
親父:
確かにその通りだね。
でも、ダートだけでそこまで高さが出るかな?
2段しゃくりもダートはするけど、イカの意識は左右にある?
上下にない?
クロ:
確かに。
親父:
でも、クロが言う通り、どちらも「左右」や「高さ」に特化したアクションではないよね。
だから、どちらのアクションでもイカは釣れる。
でもね、初心者にはあえて分けて考えて欲しいんだよ。
どちらか片方のアクションでも釣れるんだけど、「左右」と「高さ」、どちらも大事だと思って欲しいんだね。
その方が絶対に釣果は上がるからね。
クロ:
なるほど、そういう意図があったんだね。
【イカのスイッチを入れる】
親父:
左右の動きで一番重要なのは、イカに捕食スイッチを入れる事。
猫の前で猫じゃらしを左右に振ると、猫は一気に捕食モードに入るでしょ?
あのイメージ。
クロ:
ちなみに、イカの捕食スイッチを入れるには、左右の動きが一番なの?
親父:
うん、その通り。
イカの体色が一気に黒くなって、捕食モードに入る。
もちろん、フォールでも同じ現象は起こるんだけど、やっぱり一番は左右の動き。
つまり、ダートなんだ。
エンドタップジャークや1段しゃくりがそれに当たるね。
クロ:
なるほど。
じゃあ、そういう意識でダートさせなきゃいけないって事なんだね?
親父:
その通り。
例えば考えてみて。
猫の前で猫じゃらしを右側に一度だけ振る。
そんな動きよりも、左右に振った方が、猫は反応しそうじゃない?
つまり、何を言いたいかと言うと、ダートを1回入れるより、2回入れる方がイカにも効果的なんじゃない?って事。
クロ:
なるほど~。
猫のイメージをそのままイカにも使ったんだね?
親父:
うん、その通り。
じゃあ、こういうのはどう?
・ 猫の視界内で猫じゃらしを振る。
・ 猫の視界からふっふっと猫じゃらしが消える。
どっちが猫は反応するかな?
クロ:
視界から消えた方が反応するんじゃない?
親父:
だよね?
だったら、エギも大きくダートさせて、イカの視界から消してやらなきゃ。
クロ:
なるほど~。
面白いね、その考え方。
親父:
だろ?(笑)
じゃあ、今度はこういうのはどう?
・ 猫じゃらしをゆっくり動かす。
・ 猫じゃらしを素早く動かす。
どっちが反応する?
クロ:
素早く動かした方。
親父:
だよね?
だったら、エギも素早く動かしてやらなきゃ。
さて、話を元に戻すね。
ダートの目的はイカにスイッチを入れる事。
つまり、大きく・素早く・複数回、エギを左右に振ってやるんだよ。
クロ:
なるほど。
うん、すごく分かりやすいよ。
親父:
良かった。
クロ:
じゃあ、具体的にどうすればダートさせられるの?
【ダートさせてみよう】
親父:
うん、これは簡単。
しゃくってラインが張った瞬間にラインを緩めてやれば、それだけでダートはする。
最初からラインを張っていたらダメだよ?
最初は絶対にラインを緩めておいて。
クロ:
そんなに単純でいいの?
親父:
うん。
昔は大変だったんだよ。
エギがまったく動いてくれなかったからね、何とかエギを動かそうと、昔は竿をメチャクチャ振ってた。
今もそのなごりで竿をメチャクチャ振る人が多いけど、今はエギの性能が格段にあがり、もう昔のように竿を振る必要がなくなったんだよ。
本当に軽くアクションを与えるだけで、エギは驚くほど動いてくれる。
クロ:
なるほど。
じゃあ、今でも竿をピュンピュン鳴らしている人は?
親父:
エンドタップジャークなんかがそうだね。
その技術自体は練習しないと出来ないけど、やっている事は同じなんだよ。
1段しゃくりは竿を上に振るけど、エンドタップは竿を下に振るんだね。
でも、エギに与えている作用は同じ。
じゃあ、なぜ1段しゃくりではなく、エンドタップなのかと言うと、カッコイイからかな(笑)
某プロいわく、その方が楽だかららしいけど、俺にはそう差があるようには思えない。
つまり、どっちでもいいと思うんだよ。
だから、初心者さんは簡単に出来る方から入って、徐々に色んな技を習得していくといいんじゃないかな?
釣果に関しては差はないから。
クロ:
そっかぁ。
親父:
ただ、注意して欲しいのは、ラインが張った後もラインを引っ張り続けたらダメって事。
そうすると、必ずエギを引っ張ってしまうから。
エギを引っ張ってしまうと、エギの動きを制限してしまう事になり、大きくダートする事が出来なくなってしまう。
だから、そこだけは注意して。
クロ:
うん、了解。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
① 左右と高さ
② イカのスイッチを入れる
③ ダートさせてみよう
質問・感想お待ちしています。
スキやフォローをしていただけると励みになります!
能登エギングポイントを紹介する記事も投稿しました。
こちらもよろしくお願いします!
よろしければサポートをお願いします!