エギング上級者になる為のステップ17【サーフを釣ろう】
僕のような初心者が上級者になる為の道しるべ。
その為に必要なステップを一から親父に教えてもらおうと思います。
【エギング上級者になる為のステップ】は、今回を含めて、あと2回になります。
登場人物
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
エギング上級者になる為のステップ17。
今日はサーフからの釣り方を訊きたいんだ。
親父:
うん。
でも、サーフからのエギングが一般的かどうかは分からないよ?
石川県では当たり前だけど。
クロ:
そうなの?
親父:
そりゃそうだろ。
でも、サーフで釣れるところもきっとあるだろうし、せっかくだからサーフについて説明していこうか。
クロ:
うん、よろしく頼むね。
【石の転がっている浜がいい】
親父:
まず、アオリイカが釣れる浜ってのは、石の転がっている浜。
砂浜じゃないんだよ。
クロ:
同じ浜でも、釣れる浜と釣れない浜があるって事?
親父:
そういう事。
もっとも、砂浜であっても、そこにシモリがあれば、まったく釣れない訳ではないんだけど、やっぱり石のある浜がいいかな。
クロ:
親父は色々釣ってみたの?
親父:
もちろん。
最初の頃は石の浜も砂浜も関係なく釣ったよ。
ま、知らなかっただけなんだけどね(笑)
クロ:
そっか(笑)
で?どうだったの?
親父:
結果、石のある浜は釣れるんだけど、砂浜はいまいち。
砂浜であっても、明らかな障害物があったり、シモリのある砂浜は少し釣れたかな。
だから、砂浜だからと諦める必要はないけど、やっぱり釣果には差は出るかな。
【サーフエギング全盛】
クロ:
なるほどね。
でも、サーフエギングなんて最初はなかったんでしょ?
親父:
お、そんな事よく知ってるな。
そうなんだよ。
最初はサーフエギングなんて言葉もなくてな、防波堤がいっぱいだから、サーフから釣れないかと思って釣ったのが最初。
だから、最初はサーフにエギンガーなんて一人もいなかったよ。
そうしたら、これが釣れる釣れる。
バカバカしくて、防波堤なんて行かなくなつってしまった。
クロ:
そうなの?
てっきり防波堤の方が釣れると思ってたよ。
親父:
いや、サーフエギングの最初は、明らかにサーフの方が釣れてたよ。
そして、サーフは何といってもポイントが山ほどあるからね、渋くなったらちょっと横にズレるだけで、また爆釣したんだね。
それが延々と続く。
もうパラダイス状態だったね。
クロ:
何だか夢のような話だね。
信じられないよ。
親父:
でも、今はもうダメだな。
大手釣り具チェーンがエギング大会をサーフでやったんだよ。
それで一気に人が増えてしまって、今では車を停める事も出来ない。
それに、イカもめっきり減ってしまったよ。
クロ:
なるほどね。
まぁ、仕方ないと言えば仕方がない事だけど。
で、肝心の釣り方は?
【払い出しを狙う】
親父:
そうだなぁ、サーフの場合は、防波堤と違って明らかなポイントがないんだね。
だから、最初に狙うのは払い出し。
クロ:
払い出し?
親父:
そう。
潮が寄せてきて、その潮が集まって沖に向かって流れて行く。
そこを払い出しと言うんだ。
クロ:
払い出しって見てすぐに分かるの?
親父:
よく観察すれば見えると思うけど、浜の形を見れば分かりやすいよ。
浜がね、沖に向かって出っ張ってるから。
クロ:
あー、それだと分かりやすいね。
親父:
ちなみに、こういう場所はキス釣りのポイントでもあるんだ。
つまり、魚が集まるから、イカも集まるって事だね。
クロ:
なるほど。
他にはないの?
【浜の形状をよく観察する】
親父:
他には海底の変化かな。
つまり、そこだけ深かったりするような場所。
クロ:
でも、それこそ分からないでしょ?
何度も通えば分かるかもしれないけど・・・。
親父:
いや、そうでもないよ。
海の底の形状は、そのまま浜の形状に表れるんだよ。
だから、よく浜の形状を観察して、起伏のある場所があったら打ってみて。
その起伏が大きければ大きいほど、海底も起伏があるから。
クロ:
なるほど、浜の形状ね。
これもキスのポイントになるの?
親父:
うん、その通り。
魚とイカは常に連動していると思っていいよ。
クロ:
他は?
【障害物まわり】
親父:
近い距離にテトラがあれば、そのテトラもポイントになるよ。
あとは、障害物とかね。
クロ:
つまり、イカが隠れられるような場所はすべてポイントになるって事?
親父:
うん、その解釈でいい。
さっきも言ったけど、砂浜であっても障害物があればイカがつく事もある。
だから、障害物は明らかなチャンスだと思っていいよ。
クロ:
そっか、了解。
ちなみに、釣り方はどうなの?
【ラインに注意】
親父:
サーフエギングで注意するのは一点。
浜だとすぐ手前で波がひっくり返るからね、その場所で石が水の中で舞ってるんだよ。
だから、ラインを水につけておくと、その石でラインを叩かれてしまって、ラインが切れてしまうんだね。
クロ:
え~?
じゃあ、ラインを水につけられないって事?
親父:
いや、手前だけね。
波のひっくり返らない場所なら、水につけても大丈夫。
だから、波の状況にもよるけど、波のある日は竿を立てて、ラインを気にしながら釣る事が多いよ。
クロ:
なるほど。
これは聞いておいて良かったかもしれない。
【しっかり表層まで探る】
親父:
あとは、サーフの場合は浅いからね、しっかりしゃくって、表層まできっちり探って欲しいかな。
せっかく浅いんだから、すべて探らないともったいないからね。
クロ:
確かにそうだね。
2段しゃくりを繰り返せばいい?
親父:
うん、それで大丈夫。
クロ:
他にはある?
【朝か夜が狙い目】
親父:
サーフの場合は防波堤と違って、横風が吹くと逃げる場所がないんだよ。
だから、風の強くなる日中よりも、朝か夜の方がいいと思う。
クロ:
他にある?
【取り込みは波に乗せて】
親父:
そうだなぁ、後は取り込みかな。
クロ:
取り込み?
親父:
うん。
サーフの場合は波が寄せたり引いたりしてるからね、釣れたからと言ってただ巻くんじゃなく、最後は波に乗せて取り込んで欲しいかな。
波が引いてる時に取り込もうとすると、余計な力がかかってしまって、バラす原因になってしまうからね。
クロ:
あ~、なるほどね。
うん、分かった。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
① 石の転がっている浜がいい
② サーフエギング全盛
③ 払い出しを狙う
④ 浜の形状をよく観察する
⑤ 障害物まわり
⑥ ラインに注意
⑦ しっかり表層まで探る
⑧ 朝か夜が狙い目
⑨ 取り込みは波に乗せて
【エギング上級者になる為のステップ】はあと1回でおしまいになりますが、取り上げて欲しい題材があれば受け付けますね。
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