【エギング】初心者さんが釣れない理由を一挙公開します
今日は初心者さんが釣れない理由を、親父が詳しく説明します。
登場人物
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日は初心者さんが釣れない理由を教えて欲しいんだ。
親父:
釣れない理由かぁ。
結構あるんだよなぁ、これが。
クロ:
そうなの?
だとしても、今回は初心者さんが釣れない理由を【詳しく】説明して欲しいんだ。
親父:
そっか。
了解。
クロ:
最初は何?
【イカの居ない場所で釣っている】
親父:
まずは【イカの居ない場所で釣っている】だね。
アオリイカってね、広い海の中に万遍なく居る訳ではないんだよ。
ある所にはいっぱい集まるし、ある所にはまったくいない。
だからね、同じ釣るならイカのいっぱい居る場所で釣らなきゃ釣れないんだね。
でも、初心者さんってアオリイカの集まる場所を知らないよね?
クロ:
そうだよね。
やった事がないんだから、当然知らないと思う。
親父:
うん。
だから、自分が釣りに行く場所での情報収集が必要なんだね。
自分で見学に行ってもいいし、他のエギンガーに訊いてみてもいいね。
クロ:
なるほど。
そうやって釣れる場所をあらかじめ知っておくんだね。
次は?
【イカの居ない時間に釣っている】
親父:
次は【イカの居ない時間に釣っている】だね。
例えば、お子さんと釣りに行こうってなるだろ?
でも、時間をお子さんに合わせるとなると、あんまり早くに出掛ける事は出来ないよね?
クロ:
うん、そうだね。
親父:
そうすると、アオリイカがもっとも釣れる「朝マズメ」を逃してしまう。
「朝マズメ」はアオリイカの食事の時間。
そこでお腹いっぱい食べた後にようやく釣りを始めても?
クロ:
釣れない?
親父:
だよね。
アオリイカが釣れる時間帯は「朝マズメ」「夕マズメ」「干潮の前後」「満潮の前後」だからね。
出来るだけその時間帯に釣りをしなきゃ、釣れるものも釣れないんだね。
クロ:
なるほど。
次は?
【エギが合っていない】
親父:
次は【エギが合っていない】だね。
同じエギでも釣れるエギと釣れないエギがあるんだよ。
釣れるエギは全国共通で釣れるって訳でもなく、釣り場によっても釣れるエギは異なるし、釣る時間帯によっても変化するんだね。
クロ:
って事は、釣れるエギを持ってないと釣れないって事?
親父:
まったく釣れないって事ではないんだけど、釣果に差は必ず出るね。
だから、出来れば一般的に釣れると言われているエギをたくさん持っていて欲しいんだけど、それが無理なら複数個持っていて欲しいかな。
初心者さんの場合、道具を買うにしても色々買わなきゃいけないからね、最初からたくさんエギを買うのは厳しいと思うんだ。
そういう時は、自分が行きたい釣り場へ出向いて、自分の目で確認してくるのが一番いいね。
クロ:
ネットに乗っている「釣れるエギ」を参考に買うのはダメなの?
親父:
う~ん、微妙かな。
嘘ではないんだけど、それはあくまでも筆者の行ってる釣り場での話だから。
場所が変われば釣れるエギも変わるからね。
あまり鵜呑みにせず、参考程度がいいと思うよ。
クロ:
了解。
次は?
【飛距離が出ない】
親父:
次は【飛距離が出ない】だね。
エギングをする上で飛距離は大切な武器の一つ。
飛距離が出ないからと言ってまったく釣れない訳ではないんだけど、飛距離が出ればやっぱりアドバンテージだよね。
クロ:
でも、初心者さんにそれは難しいんじゃない?
親父:
だよな。
こればかりは投げる練習をするしかない。
一投一投、どうすれば飛距離が出るか考えながら投げて欲しいかな。
クロ:
次は?
【竿先を動かしている】
親父:
次は【竿先を動かしている】だね。
これはね、初心者さんにすごく多いから過去記事でも説明してあるよ。
クロ:
よそ見をしたり、ラインを張り過ぎているから竿先が動いてエギも動いてしまうって奴?
結果、エギが不自然な動きをしてしまうと。
親父:
そうそう。
エギがフォールする際、不自然な沈み方をすると、アオリイカはエギを抱いてくれないんだ。
でも、エギが水の中にあると、当たり前だけどエギは見えないよね?
だから、エギが不自然に沈んでいても、初心者さんは気にならないんだね。
クロ:
つまり、そこに釣れない理由があるにもかかわらず、釣っている本人は気付いていないって事?
親父:
そういう事。
だから、エギがフォールしている間は竿先を絶対に動かさない事を意識して欲しいかな。
クロ:
了解。
次は?
【エギを引っ張っている】
親父:
次は【エギを引っ張っている】だね。
クロ:
どういう事?
親父:
エギがフォールしている間、ラインをピンと張っていると、無意識のうちにエギを引っ張っているんだね。
そうすると、エギが正しく沈まないんだよ。
クロ:
でも、竿先を揺らさなければいいんだよね?
親父:
それがダメなんだよ。
ラインを張っているとね、エギの沈む角度が浅くなるんだね。
エギってさ、各メーカーが釣れると思った沈降角度に設定してるんだ。
それなのに、ラインを張っているとメーカーが設定した角度よりも浅くなってしまう。
それってどう?
クロ:
ダメな気がする。
親父:
そう、ダメなんだ。
だから、ちょうどいい具合にラインを緩めておいて欲しいんだね。
後、しゃくる際もラインをたるめておいて欲しいんだ。
クロ:
どうして?
親父:
しゃくる際にラインを張っていると、エギは直線的にしか動かず、アオリイカからは魅力的に見えないんだね。
そんな事か、と思うかもしれないけど、すごくすごく重要な事だからね、覚えておいて欲しい。
クロ:
そっか、了解。
次は?
【1パターンのしゃくりを続けている】
親父:
次は【1パターンのしゃくりを続けている】だね。
初心者さんだと当然なんだけど、しゃくりのバリエーションなんてないよね?
クロ:
そうだね。
親父:
ショートジャークだけって人が一番多いけど、1種類しかしゃくりを覚えてない人が多い。
でもね、これだと、エギが同じ方向にしか動いてくれないんだね。
クロ:
でも、釣れるよね?
親父:
うん、釣れる。
ただ、いつも同じように釣れるかと言うとそうではないんだね。
アオリイカってね、その日によって好みのアクションが違うんだ。
今日はショートジャークが釣れるけど、明日は2段しゃくりが釣れる、みたいに。
クロ:
だから、たくさんしゃくりの種類があった方がいいって事?
親父:
ううん。
2種類でいい。
ショートジャークと2段しゃくり。
そうすると、エギは上下左右に動いてくれるから。
上下左右に動いてくれれば、ほとんどの場合でアオリイカは釣れるからね。
クロ:
なるほど。
次は?
【しゃくりが速い】
親父:
次は【しゃくりが速い】だね。
初心者さんはどんな間隔でしゃくっていいか分からない人が多いんだ。
それは、1回しゃくったらエギがどれだけくらい浮くか分からない人が多いからなんだけど、何も考えずに適当にしゃくってる人も多いんだね。
クロ:
あ~、僕も最初そうだった。
親父:
だよね。
俺だって最初はそう(笑)
でもね、アオリイカはエギを抱くタイミングを計りながらエギを見ているんだ。
そして、静かにフォールしている最中を狙ってエギを抱く。
なのに、すごく速いタイミングでしゃくりを入れていると、アオリイカはエギを抱く間がないんだよ。
クロ:
そっか。
親父:
だから、隣で初心者さんがすごく速いタイミングでしゃくっていると気になってしまうんだよね。
クロ:
そっかぁ。
エギが沈む間をしっかり取ってあげなきゃいけないんだね。
次は?
【層が合っていない】
親父:
次は【層が合っていない】だね。
層が合ってないと言うのは、アオリイカの居る層と、エギを動かしている層が合ってないって事だね。
例えば、アオリイカが表層を泳いでいるのに、一生懸命底でエギを動かしていても、アオリイカは釣れないよね?
クロ:
確かに。
親父:
じゃあ、初心者さんはどうすればいいかと言うと、底ばかりではなく、底から表層までを探って欲しいんだね。
で、アオリイカが釣れた場所がアオリイカの居る層だから、後はその層を狙い撃ちするんだね。
クロ:
なるほど。
僕も最初の頃は層なんて意識してなかったもんね。
海って漠然と思っていただけで。
親父:
でもね、意外とそういう事って多いんだよ。
だから、しっかり層を狙った釣りをして欲しいかな。
クロ:
了解。
次は?
【ラインメンディングが出来ていない】
親父:
次は【ラインメンディングが出来ていない】だね。
ラインメンディングってのは、エギを投げた直後のラインを海面上に適正に配置する事なんだ。
適正とは、エギと自分を結んだ直線上にラインを配置する事。
これが出来ていないと、せっかくしゃくってもエギが正しく動いてくれないんだ。
だから、ベテランさんは必ずラインメンディングをしてる。
クロ:
釣果に直結するって事?
親父:
そうなんだよ。
地味だよな?
でも、地味なんだけど、すごく重要な事なんだよ。
クロ:
初心者さんがラインメンディングなんてしようとは思わないもんね。
親父:
だよなぁ。
ラインメンディングの重要性も知らないだろうし、どうすればいいかも分からないだろうしね。
でも、これだけで釣れるか釣れないかが変わってしまうんだから、ぜひ知っておいて欲しいよね。
クロ:
だね。
次は?
【エギを正しく沈められていない】
親父:
これで最後。
次は【エギを正しく沈められていない】だね。
これはどういう事かと言うと、エギが沈まない事ってあるよね?
クロ:
風や潮の影響を受けてエギが沈まないって事?
親父:
そう。
でもね、初心者さんはそういう事なんて知らないから、いつも通りにエギを投げて、いつも通りにしゃくるんだよ。
クロ:
でも、エギが沈んでいないから釣れない、と。
親父:
そう。
シンカーを装着してエギがいつもと同じように沈めてあげれば釣れるんだけど、知らないからシンカーなんて使わない。
だから釣れない。
それさえ知っていれば・・・って事が初心者さんにはすごく多いんだね。
だから、ここで覚えて行って欲しいよね。
クロ:
そうだね。
うん、勉強になったよ。
結構たくさんあったように思うけど、僕も一つずつ出来るようになるね。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
① イカの居ない場所で釣っている
② イカの居ない時間に釣っている
③ エギが合っていない
④ 飛距離が出ない
⑤ 竿先を動かしている
⑥ エギを引っ張っている
⑦ 1パターンのしゃくりを続けている
⑧ しゃくりが速い
⑨ 層が合っていない
⑩ ラインメンディングが出来ていない
⑪ エギを正しく沈められていない
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