【初心者向け】着底を見極めよう!
今日は着底について訊いてみたいと思います。
どうすれば着底した事が分かるのか、どこを見ればいいのか、何をすればいいのか、詳しく訊いてみたいと思います。
登場人物
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
まず、「着底」という言葉について補足して欲しいんだけど。
親父:
うん、着底というのは、エギを投げ、エギが海の底に到達する事を言うんだね。
クロ:
なるほど。
でも、どうして着底が分からなければいけないの?
別に途中でしゃくってもいいよね?
【着底を取る意味】
親父:
うん、どこでしゃくっても自由。
でも、自分のエギが今、どこでアクションしているのか、それは分かっていた方がいいでしょ?
もし、着底が分かれば、そこからエギをアクションさせた場合、必ずエギは海の底でアクションしてるって事が分かる。
クロ:
確かにそうだね。
親父:
ちなみに、表層でアクションさせる場合は、表層からカウントダウンした方が正確。
例えば、1m沈むのに3秒かかるエギなら、着水してから3秒経つと、エギは表層から1m下でアクションする事になる。
表層でアクションさせたいのに、わざわざエギを着底させる意味もないし、着底させてからエギを浮かすのは誤差も含みやすいし、邪魔くさいもんね。
クロ:
なるほど。
じゃあ、真ん中で区切って、真ん中よりも上なら、表層からカウントダウン。
真ん中から下なら、着底させてからアクション。
こんな感じ?
親父:
うん、それでいいと思う。
もちろん、着底が分かるようになれば、表層から着底までをカウントして、それに従ってエギの場所を特定してもいいよ。
例えば、着底までに10秒かかるなら、5秒でアクションを入れれば、中層でアクションしている事になる。
ともかく、自分のエギがいまどこにあるのかを、しっかり把握していて欲しいって事。
クロ:
なるほど。
それが、着底を取る意味なんだね。
じゃあ、今度はどうやったら着底を取れるか、教えてくれる?
【着底を見極める】
親父:
まず、この写真を見て欲しい。
これは、ラインと海面の接地点なんだね。
で、釣りをする際は、この接地点をよ~く見ていて欲しいんだよ。
手を動かしたり、竿を動かすと、この接地点も一緒に動いてしまうからね、絶対に動かしてはいけないよ。
で、エギが沈んでいる場合は、この接地点が沖に向かってちょっとずつ進んで行くんだね。
そして、その接地点の移動が止まった瞬間が着底って訳。
クロ:
なるほど。
それが、着底を見極める為の方法って訳だ。
親父:
うん、その通りだね。
ちなみに、海が深くエギが5mも10mも沈んで行く場合は、リールのベールを起こしたままにして、ラインがどんどん出て行くようにしておく。
そうじゃないと、ラインがピンと張ってしまうし、ラインがピンと張ってしまうと、エギは急激に手前へ移動してしまうからね。
この場合は、リールからどんどんラインが出て行くけれど、そのラインが止まった瞬間が着底。
クロ:
なるほど、海の深さによって、着底の見極め方が違うって事なんだ?
親父:
うん、その通りなんだね。
クロ:
見極め方はこれでおしまい?
親父:
うん、とりあえずこの2種類を覚えておけばいい。
ただ、この2種類のどちらも使えない場合がある。
いつものように釣っていると、あれ?着底が分からない、と思う事が必ず出て来る。
クロ:
そうなの?
【当て潮の場合】
親父:
それは、潮が自分に向かって寄せている時なんだ。
いわゆる当て潮って奴。
クロ:
あ~、以前にやったね。
親父:
うん、やった。
潮が自分に向かって寄せているという事は、エギもその潮に乗って、自分にどんどん近づいてくるって事なんだ。
つまり、エギに繋がっているラインはどんどんたるんで来るんだよ。
クロ:
なるほど。
普通ならラインは出て行くのに、当て潮の時は出て行かず、逆にラインがたるんで来るって訳か。
でも、そうなると見極められないよね?
親父:
その通り。
そういう場合は見極める事が出来ない。
クロ:
でも、それじゃ困るでしょ?
どうするの?
親父:
方法は2つ。
1つはカウントする事。
その場所が何mあるかを予測して、エギが着水したらカウントを始める。
もう1つは、ラインをゆっくり巻きながら、ラインと海面の接地点をよ~く観察する。
そうすると、必ずその接地点に変化が出るから分かる。
でも、初心者はカウントした方がいいかもしれないね。
カウントは岩場なんかでも必要になるから、慣れていくおく事も必要かもしれない。
クロ:
なるほど。
状況によって、着底の見極めが変わるって事なんだ?
いくつも覚えなきゃいけないから、少し大変だね。
親父:
確かにそうだな。
でも、エギングではラインの観察力がすごく大切なんだよ。
だから、しっかり身につけて欲しいかな。
クロ:
うん、分かった。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
① 着底を取る意味
② 着底を見極める
③ 当て潮の場合
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