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【エギング】完璧!初心者の道具選びについて詳しく解説します!~ロッド編~
初心者がエギングを始める際、道具は何を買っていいのか迷いませんか?
ロッド、リール、その他どんな物を買えばいいのかさえ分かり辛いですよね。
そこで、今日は初心者の道具選びについて、詳しく解説したいと思います。
登場人物
クロ・・・エギングを始めたばかりの初心者
親父・・・エギング歴15年のベテランエギンガー
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日は初心者の道具選びについて詳しく説明して欲しいんだ、
親父:
道具かぁ。
うん、了解。
クロ:
第一回目の今日はロッドについて。
でも、親父は高い道具ばかりだけど、安い道具の事は分かるの?
親父:
分かるよ。
俺も昔は安い道具をバンバン買っていたからね(笑)
クロ:
そうなんだ?
意外。
でも、それなら解説出来るよね?
親父:
うん、任せて。
クロ:
じゃあ、お願い。
親父:
まずはロッドだよね。
値段も性能も特色も本当にバラバラ。
メーカーが異なるとしゃくった時の感じもまったく違う。
その中から自分に合った1本を選ぶのは本当に難しいと思う。
こればかりは色んなロッドを振りながら、自分の好みを探していくしかないと思うんだ。
クロ:
いやいや、それじゃまったく参考にならないよ(笑)
親父:
うん、少し説明しようか。
ロッドってね、本当に色々あるんだよ。
上級者になれば、軽さはどうだとか、硬さはどうだとか、しゃくった感触はどうだとか、他にも長さや感度など、そういう好みを一個ずつすり合わせながらロッドを選ぶ。
でも、初心者には分からないよね?
比較対象がないんだから、まったく分からない。
クロ:
分からないからってどんなロッドでもいいって訳ではないんだよね?
親父:
その通り。
値段に見合った自分に合ったロッドを選ぶ必要がある。
そもそも、最初から高いロッドを買っても、そのロッドの性能さえ分からないでしょ?
そして、色んな性能を持つロッドを選べば、それに合わせて値段も高くなって行く。
そこで、まずはロッドを選ぶ際の項目を紹介していくね。
・長さ
・軽さ
・硬さ
・感度
・反発力
・ガイド数
・グリップの長さ
・しゃくった感じ
本当はまだあるんだけど、とりあえずはこれだけ。
クロ:
解説してくれる?
【長さ】
親父:
ロッドの長さについては8.3が標準。
だから、初心者さんはこのあたりから使い始めるといいね。
バランスが良く、竿も振りやすいと思うよ。
クロ:
じゃあ、短いロッドや長いロッドはどうしてあるの?
親父:
短いレングスはテトラ帯の上に上がる時は便利なんだ。
テトラ帯で長いロッドを振り回すと身体のバランスを崩しやすいでしょ?
危ないじゃない。
でも、短いロッドなら安定してロッドをしゃくる事が出来る。
長いロッドについては、一番目は飛距離。
後は、初心者さんには少し難しいけど、ラインを早く海面に着水させて、ラインを早く落ち着かせる事が出来る。
ラインメンディングって奴だね。
足場の少し高い釣り場でも海面にラインを早く着水させられるから有効だね。
クロ:
なるほど。
それぞれにメリットがあるって訳か。
親父:
そういう事。
だから、自分の釣り場がどんなところか、自分はどんな釣りをするのか。
そういう事と照らし合わせながらレングスを選ぶのが正しい。
そして、そういう事も含め、俺は8.3を勧めるかな。
竿のバランスがいいと思うし、エギングという釣りに慣れるには8.3がいいと思う。
クロ:
なるほど。
次は?
【軽さ】
親父:
軽さというのは値段が反映されやすい項目ではあるね。
つまり、安いロッドは重たく、高いロッドは軽いって事。
クロ:
やっぱり軽い方がいいんだよね?
親父:
そうだな。
エギングという釣りは、延々とロッドをしゃくる釣りだからな、ロッドが軽いというメリットはすごく大きいと思う。
軽いロッドほど疲れなくてすむよ。
ただ、昔のロッドは今よりずっと重かった。
一級品のロッドでも、ずっと重かった。
だから、それを考えれば、今の安いロッドでも十分軽いし、今の俺が安いロッドを振ったとしても、そこまで気になる事はないよ。
クロ:
じゃあ、安くて重い竿でもいいって事?
親父:
個人的にはそう思う。
クロ:
了解。
次は?
【硬さ】
親父:
ロッドにも色々な硬さがある。
じゃあ、どうやって硬さを選ぶかと言うと、アオリイカのサイズだよね。
小さいサイズなら柔らかいロッド。
大きいサイズなら硬いロッド。
アオリイカに合ったロッドを選ぶ事は大切なんだけど、何よりそこが合ってないとアオリイカがかかっても楽しくないんだよ。
例えば、硬いロッドを持っていて、小さいアオリイカを釣ったとしよう。
でも、イカのジェット噴射は感じられないし、手応えもない。
つまり、楽しくないんだ。
だから、ゲーム性を考える上でも、アオリイカに合ったロッドを選ぶのは大切なんだね。
ただ、初心者さんが初めてロッドを買うなら、ぜひ柔らかいロッドから初めて欲しい。
クロ:
どうして?
親父:
エギングという釣りにはしゃくりというものがあるけど、しゃくりを覚えるには柔らかいロッドの方が覚えやすいんだよ。
ロッドがしっかりしなってくれる事で、しゃくりの間も覚えやすいと思う。
クロ:
硬いとダメなの?
親父:
あまりロッドが硬いとロッドの反発力が強すぎて、間を覚えにくいんだよ。
だから、俺は柔らかめのロッドから初めて欲しいと思ってる。
クロ:
柔らかいロッドだと折れない?
親父:
ロッドでアオリイカを海面から抜かない限り大丈夫だよ。
大きいアオリイカが釣れた場合は、タモを使えば大丈夫。
もちろん、柔らかいロッドに慣れたら徐々に硬いロッドも試して欲しいけど、最初は柔らかいロッドを買って欲しいかな。
クロ:
了解。
次は?
【感度】
親父:
これも安いロッドと高いロッドでは差が出る部分だね。
クロ:
って事は、やっぱり高いロッドにしなきゃいけないって事?
親父:
いやいや、確かに性能として感度はあった方にいいに決まってる。
でもね、実際に俺がエギングをしていて、感度を使っているかと言うと、ほとんど使っていないんだよ。
クロ:
どういう事?
親父:
つまり、エギングのアタリの取り方には2種類あって、1つは手で感度を取る取り方。
これだと、感度はすごく重要なポイントになる。
もう1つは、ラインでアタリを取る方法。
これだと、ロッドの感度なんてまったくなくていい。
つまり、今の俺はほとんどラインでアタリを取っているんだね。
クロ:
なるほど。
でも、夜だとラインは見えないんじゃない?
親父:
確かに。
でもね、最近のヘッドライトはすごく明るくてね、夜でもラインが見えるんだよ。
だから、俺は夜でもラインでアタリを取ってる。
クロ:
つまり、安い竿でもいいって事?
親父:
俺はそう思うけどね。
クロ:
なるほど。
次は?
【反発力】
親父:
反発力と言うのは、エギを投げる際、ロッドが曲がってしなり戻る力の事。
これがダメなロッドは飛距離も出ないし、トラブルが多い。
安いロッドに寛容だった俺も、ここだけは譲れないポイント。
激安のロッドにこういうダメな竿が多いからね、激安ロッドだけは買わないで。
クロ:
いくらくらいのロッドならいいの?
親父:
1万円程度出せば大丈夫だと思うよ。
クロ:
了解。
次は?
【ガイド数】
親父:
次はガイド数。
これも、安いロッドはガイド数が少なく、高いロッドは多いよね。
クロ:
多い方がいいって事?
親父:
そうだね。
ガイド数が多いと、風のある時に釣りをしていても、ラインがロッドに絡まったりせず、トラブルになりにくいんだよ。
クロ:
なるほど。
親父:
でもね、ガイド数が少ないからって落ち込む必要はなくて、ガイド数が少ないって事は摩擦抵抗が少ないって事でもあるからね、安いロッドの割に飛距離が出てくれる。
だから、俺はガイド数が少ないからといって、そこまで敬遠する必要はないと思う。
ただ、風のある日にはラインがロッドに絡まないよう、注意が必要かな。
クロ:
了解。
次は?
【グリップの長さ】
親父:
次はグリップの長さ。
グリップの長さが何に関係あるか。
グリップの長さが長いと、投げる際に力を込めやすく、飛距離が出やすいんだ。
でもね、ロッドって右手に持ったり、左手に持ったりするんだけど、あまりにもグリップが長いと胴体に竿尻がつっかえて、移動が不便なんだよ。
クロ:
つまり、長所と短所があるって事?
親父:
そういう事。
だから、そこは好みって事になるね。
クロ:
了解。
次は?
【しゃくった感じ】
親父:
次はしゃくった感じ。
つまり、フィーリングだね。
クロ:
曖昧だよね?
親父:
確かに。
でもね、上級者ほど、これを大切にするんじゃないかな。
実際、俺もフィーリングが合わなくて、買ったばかりのロッドを人にあげた事がある。
つまり、フィーリングが合うかどうかは、すごく重要なんだね。
クロ:
でも、初心者さんにはそんな事分からないんじゃない?
親父:
そうなんだよね。
こればかりは経験だからね。
でも、柔らかめのロッドから始めれば、こういう感覚も自然と養われて行くと思うよ。
クロ:
なるほど。
これですべて?
親父:
そうなるな。
クロ:
じゃあ、これらを踏まえて、親父は初心者さんにとってどんなロッドがいいと思うの?
親父:
俺が初心者におススメする1本は、メジャークラフト ソルパラSPX-832EL。
1万円を切る安いモデル。
すごく安いロッドだけど、最低限の機能はあるし、俺も昔はこのロッドを使ってた。
クロ:
なるほど。
それなりにちゃんと根拠はあるんだね。
親父:
そうだね。
釣りの世界では道具を買う際、安い道具を買ってもどうせ高い道具が欲しくなるから、最初から高い道具を買えってよく言うんだね。
確かに、高い道具は欲しくなる。
でも、安い道具が無駄になるかと言うと、俺はそう思わないんだね。
クロ:
どうして?
親父:
俺は順番が違うと思うんだよ。
クロ:
順番?
親父:
そう、順番。
本来、まずはどんな道具でもいいから、実際に釣りを経験する事が大事。
釣りを経験すると、ロッドにどんな性能が必要か、だんだん分かって来る。
自分の経験やテクニックに比例して、道具にも性能を求めるようになって来る。
そして、実際に思ったようなロッドを買う。
そうすると、最初に買ったロッドと比較して、新しく買ったロッドの良さがすごく理解出来る。
でも、最初から高性能のロッドを買ったらどう?
きっと、ロッドの性能の事なんて何も考えないと思うよ?
それって、釣り師としての成長過程としてはどうなんだろう?
クロ:
確かに親父が言う事は理解出来るけど、何だか遠回りしている気がするんだよね。
親父:
急がば回れって言うじゃない。
けして遠回りなんてしないし、俺はお金も無駄にはならないと思う。
むしろ、安い道具が釣り師を成長させてくれるんじゃないかとさえ思うよ。
クロ:
なるほどなぁ。
じゃあ、実際はみんなどの程度の道具を買うのかな?
みんな安い道具を買う?
親父:
いや、安い道具は買わないだろうね。
中堅の道具を買う人が多いんじゃないかな?
クロ:
やっぱりそうなんだ?
親父:
うん。
でも、俺は堂々と安い道具を買っていいと思うよ。
道具でそこまで釣果に差は出ないからね。
そして、安い道具は道具の性能を浮き彫りにしてくれるから、きっと役に立つよ。
クロ:
なるほどなぁ。
そういう目で見れば、安い道具も悪くはないって事か。
親父:
そうだね。
クロ:
うん、よく分かったよ。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
今回はロッドについてのお話でしたがいかがだったでしょうか?
安い道具でもそれほど釣果には関係ないとの事でした。
性能的には確かに劣る部分はあるのでしょうが、高性能ロッドは釣りを理解してからのお楽しみって事でも良さそうですね。
① 長さ
② 軽さ
③ 硬さ
④ 感度
⑤ 反発力
⑥ ガイド数
⑦ グリップの長さ
⑧ しゃくった感じ
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