【初心者向け】すごく大切!しゃくりの基礎と目的を考えてみよう
しゃくりと簡単に言うけれど、しゃくりって何なのでしょうか?
今日はしゃくりの基礎と、その目的について考えてみようと思います。
親父いわく、そうする事が結果的に近道になるそうです。
登場人物
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日はしゃくりについて訊きたいんだ。
親父:
うん、すごく大切な事だね。
エギングと言えばしゃくりが代名詞だから。
しゃくりとは、竿を上下左右に動かす事でエギを操る事を指すんだね。
それが上手なら釣れるし、下手なら釣れない。
だから、基礎からみっちり学んで欲しいね。
クロ:
うん、よろしく頼むね。
【しゃくりの目的】
親父:
まず、しゃくりの目的を考えてみようか?
しゃくりって何を目的にしてるの?
クロ:
エギを操る事を目的にしているんじゃないの?
親父:
うん、半分正解。
クロ:
半分?
これ以外に何かあるの?
親父:
いや、クロの言ってる事は正解なんだ。
でもね、その意識だと、プロのように上手いエギンガーにはなれないんだよ。
クロ:
どうして?
親父:
確かにしゃくりはエギを操作する為にやるんだ。
でもね、もっと根本的な事がある。
それは、エギという道具そのものが魚やエビといった餌を模したものであるという事。
つまり、しゃくりはエギを生きた魚やエビを真似たものでなきゃいけないんだ。
でも、実際はそうでない人が多い。
YouTubeを見て、魚やエビの真似と言うより、しゃくりの真似だけしてる人がすごく多い。
だから、その根本的なところが抜けている人がすごく多いんだね。
クロ:
なるほど、そういう事か。
親父:
簡単に言えば、しゃくりがどんなにみっともないしゃくりでも、エギがまるで生きた魚やエビのように操れたなら、そのしゃくりは天下一品なんだよ。
しゃくりなんてカッコ悪くていいんだよ、誰かに見せるものじゃないんだから。
それよりも大事な事は、エギをどうやって本物に見せるか。
他人ではなく、イカに自分のエギがどう見えるか。
すべてはここから始まるんだね。
クロ:
なるほどね。
親父:
その為に、アクションもエギも進化して来たんだ。
すべてはエギを本物に見せる為にね。
なのに、肝心のエギを操る人間にその意識がない。
それで釣れる訳がないよ。
クロ:
だから、しゃくりの目的はエギを操る、だと半分しか正解じゃないんだ?
正解は、本物の魚やエビのように操る、なんだね?
親父:
うん、その通り。
それを踏まえた上で、しゃくりの基礎に入って行こう。
クロ:
うん、お願い。
【しゃくりの基礎】
親父:
まず、少し話をするね。
クロ:
うん。
親父:
しゃくりの基礎は
① ダートさせる
② 高さを出す
③ イカを追わせる
この3つの動きが基礎になるんだけど、しゃくりと言うのは、先ほども言った通り、魚やエビを模す為のものなんだ。
つまり、
① ダートさせる → 魚が方向転換する様
② 高さを出す → エビが跳ねる様
③ イカを追わせる → 魚が逃げる様
と言うように、基礎の動きは魚やエビの動きとリンクしてるんだね。
クロ:
なるほど。
という事は、ただアクションするのではなく、魚やエビの動きをイメージしながらアクションを入れるといいって事だね?
親父:
うん、その通りなんだ。
初心者はアクションが単調になりがちだけど、それは本物の魚やエビをイメージしていないからなんだね。
目的がアクションになってしまっていて、魚やエビを模すという本来の目的が忘れ去られてしまっている。
だから、アクションが単調になるんだ。
クロ:
なるほど。
親父:
もし、本物の魚なら、規則正しく方向転換する?
規則正しく跳ねる?
そんなはずはないよね?
だったら、そこまで真似しないとダメでしょ?って事。
そうすれば、アクションにも強弱がつくはずだし、タイミングも一定じゃなくなるはず。
クロ:
確かにその通りだね。
親父:
それに、初心者ほどエギを抱かせたいと思ってしまう。
でも、魚やエビはそんな事思う?
逆だよね?
逃げようとするのが本当だよね?
だったら、俺達が模すのは、逃げる魚やエビなんだよ。
クロ:
なるほど、これは耳が痛いなぁ。
僕もエギを抱かせたいと思ってしまうから。
親父:
だよね?
でもね、これをわかってなきゃ、いくらテクニックだけを覚えてもダメなんだ。
最後の最後で、差になって出てしまう。
だから、この気持ちを忘れないで欲しいんだね。
クロ:
そっか、しゃくりの見た目だけ上手になってもダメって事なんだね。
親父:
そういう事。
しゃくりを入れながらも、自分のエギが水の中でどんな動きをしているのか。
どんな魚やエビを演じているのか。
常にそれをイメージしていなきゃいけない。
釣り場に行くと、見せつけるように竿を鳴らしている人がいるけど、俺達はしゃくりを人に見せる事が目的で来てる訳ではなく、イカを釣る為に来ているんだから、そこに忠実でいて欲しいんだね。
クロ:
うん、肝に銘じておくよ。
本当はテクニックまでやりたかったけど、今日はここまでにした方が良さそうだね。
うん、親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
① しゃくりの目的
② しゃくりの基礎
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