エギング上級者になる為のステップ7【向かい風の釣り方】
僕のような初心者が上級者になる為の道しるべ。
その為に必要なステップを一から親父に教えてもらおうと思います。
登場人物
クロ・・・エギングを始めたばかりの初心者
親父・・・エギング歴15年のベテランエギンガー
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
【向かい風は悪い風じゃない】
クロ:
今日はエギング上級者になる為のステップ7だね。
親父:
そうだな。
前回は追い風をやったから、今日は向かい風だね。
クロ:
向かい風かぁ。
どう釣ったらいいかはあまり想像がつかないけど、とにかくエギが飛ばないイメージだね。
親父:
うん、そうだな。
クロもそうだと思うけど、向かい風の時ってあまり好まれないんだよね。
なぜなら、エギが飛ばないから。
クロ:
そりゃそうでしょ。
飛ばなければ釣れない感じがしてしまう。
親父:
うん、一理あるね。
でもね、向かい風は「追い風・向かい風・横風」の中では、一番エギが素直に沈んでくれるんだよ。
だから、飛距離以外は悪い風じゃないんだね。
クロ:
そうなの?
風によってエギがどう沈むかまではあまり考えていなかったけど、そっかぁ、向かい風は悪い風ではないんだ。
親父:
ただ、飛距離は何とかしたいよね?
クロ:
そうそう、向かい風が強いとまったく飛ばないからね、あれは何とかしたいよ。
でも、何か方法があるの?
【飛距離を伸ばそう】
親父:
まぁ、ない事もないよ。
もちろん、最初はエギが届く範囲で釣って行くんだけどね、それでも釣れない場合は飛距離を伸ばして行かなければならない。
そういった場合は、シンカーを巻くんだね。
クロ:
シンカーを巻いてエギを重くするんだね?
そして、飛距離を伸ばす、と。
でも、それだと速く沈んでしまわない?
親父:
その通り!
クロもだんだん分かってきたね(笑)
クロ:
そりゃそうだよ。
俺だって日々進歩してる(笑)
親父:
確かに、必要のないシンカーをエギに巻けば、エギは普通よりも速く沈む。
だから、フリーフォールは使わず、テンションフォールを使うんだ。
クロ:
フリーフォール?
テンションフォール?
親父:
フリーフォールというのは、ラインをたるませた状態でエギを沈める事。
エギには一切余計な力がかからないから、あくまでもエギの重さだけで沈んで行くんだ。
一方、テンションフォールの場合は、ラインを張ってあげるんだね。
ラインを張っているから、エギはラインに引っ張られながら沈む事になる。
ラインに引っ張られながら沈むから、いつもよりゆっくり、そして、沈降角度が浅めで沈む事になるんだね。
クロ:
なるほど。
で、シンカーを巻いた時は、そのテンションフォールを使うんだ?
親父:
そ。
飛距離を出す為にシンカーを巻くんだけど、それだとエギが速く沈んでしまう。
そこで、テンションフォールを使う事で、エギの沈み方をゆっくりにしてあげるんだね。
結果、プラスマイナスが働いて、エギはいつものように沈んでくれるんだね。
クロ:
なるほど~。
何だか深い話だね~。
親父:
いや、深くはないよ(笑)
ただ、いつも言ってるように、エギを最高の状態で沈ませてあげる事を考えているだけ。
潮が速かろうが、風があろうが、それはいつも一緒なんだよ。
クロ:
そうだったね。
でも、それだけで飛距離って伸びるの?
【向かい風の時の投げ方】
親父:
それだけでも多少飛距離は伸びるんだけど、あとは投げ方かな。
クロ:
投げ方?
親父:
そう、投げ方。
周囲を見ていると、向かい風の強い時でもいつもと同じように投げてる。
でもね、向かい風の強い時は、ライナーで投げるんだ。
クロ:
ライナーで?
どうして?
親父:
いつもと同じように投げると、風の抵抗を多く受けるんだね。
だって、普通は放物線を描くように投げるけれど、それだと長い時間、風の抵抗を受ける事になるでしょ?
でも、ライナーだと、その時間を削る事が出来る。
クロ:
なるほどね。
低空飛行でライナーってイメージかな?
親父:
そうだね。
そうやって投げた方が、ラインも吹けなくていいんだよ。
クロ:
確かにそうだね。
他には何かある?
【ロケッティア】
親父:
他はロケッティアかな。
クロ:
ロケッティア?
親父:
そう、昔は流行ったんだよ。
飛距離を伸ばす為にね。
カンナの1本を曲げて、先端を少し切る。
そこにウキを通す感じだね。
着水したら思い切り竿をしゃくると、ウキが外れるんだ。
クロ:
あ~、以前やったね。
親父:
うん、あれ。
あまり信じられないかもしれないけど、騙されたと思ってやってごらん。
驚くくらい飛距離が伸びるから。
クロ:
へ~、あまり信じられないね。
だって、普通はエギのお尻から飛んで行くものが、頭から飛んで行くってだけでしょ?
それだけで驚くほど飛距離が伸びるとは思えないんだけど。
親父:
だからクロはダメなんだよ。
言っただろ?
何でも一度試してから取捨選択しろ、って。
クロ:
確かに(笑)
イメージだけで決めちゃいけないんだったね。
そっか、じゃあ、一度試してみるよ。
親父:
うん、そうしな。
飛距離は保証するから。
クロ:
了解。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
今日はエギング上級者になる為のステップ7【向かい風の釣り方】でしたが、いかがだったでしょうか?
向かい風自体は悪い風ではないようですが、やっぱり問題は飛距離ですよね。
飛距離対策、みなさんも一度試してみてはいかがですか?
まとめ
① 向かい風は悪い風じゃない
② 飛距離を伸ばそう
③ 向かい風の時の投げ方
④ ロケッティア
質問・感想お待ちしています。
スキやフォローをしていただけると励みになります!
能登エギングポイントを紹介する記事も投稿しました。
こちらもよろしくお願いします!
よろしければサポートをお願いします!