【初心者向け】 エギを遠くまで投げたい!
どうやら初心者向けの記事に人気があるようです。
ですから、これからは僕と同じ【初心向け】の記事を書いてみようと思います。
今回はエギを投げる事についてです。
飛距離はとても大切だと思いますが、ただ竿を振ればエギが飛ぶと言う訳ではありません。
親父によると、正しい投げ方というものがあるそうですが、それはいったいどんな投げ方なのでしょうか?
登場人物
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日は初心者さん向けに、エギを遠くまで投げる方法を訊きたいんだ。
親父:
なるほど。
飛距離は重要な武器だからね、出来るだけ遠くに投げられるよう、練習して欲しいね。
クロ:
具体的には、どうすれば遠くまで投げられるのかな?
【垂らしの長さ】
親父:
まず、垂らしの長さだね。
「垂らし」と言うのは、竿先からエギまでのラインの長さを言うんだけど、この長さを適切な長さにする事で、飛距離は伸びるんだよ。
クロ:
どれくらいの長さがいいの?
親父:
本当なら何㎝と言えるといいんだけど、残念ながら、長さは決まっていないんだ。
エギの重さによっても違うし、竿の長さによっても違うし、竿の硬さによっても違うからね。
だから、自分の竿の適切な長さというものを探さなきゃいけない。
クロ:
それはどうやったら見つけられるの?
親父:
こればかりは実際に投げて、比較しなきゃ分からない。
でも、一度その長さを見つけてしまえば、後は常にその長さに設定すればいいからね。
そう難しい事ではないよ。
クロ:
なるほどね。
他にはある?
【竿にエギの重さを乗せる】
親父:
これは初心者には難しいかもしれない。
投げ釣りでもそうなんだけど、竿にオモリやエギの重さを乗せるんだよ。
でも、これが簡単そうで難しいんだよ。
竿にエギの重さを乗せる事が出来るとどうなるかと言うと、竿がよくしなるんだね。
ここはすごく大事な部分だからよく聞いておいて欲しいんだけど、エギを遠くに投げようと思うと、みんな竿を速く振ろうとするよね?
でも、肝心なのはそこじゃないんだ。
飛距離に直結するのは、竿をどれだけ曲げる事が出来るか、なんだね。
だから、いくら速く竿を振っても、竿が曲がらなきゃエギは飛ばないんだ。
クロ:
具体的にはどうしたらいいの?
親父:
そうだなぁ、説明が難しいんだけど、みんな竿先を振ろうとするんだよ。
長い竿があって、その長い竿の先端を速く振ろうとする。
すると、どうなるかと言うと、竿の先端側が少し曲がるだけで、竿の胴の部分は曲がらないんだね。
でも、竿がもっとも飛距離を生み出す部分は、この胴の部分なんだ。
この胴の部分を曲げるには、投げる際、竿の先端を遅らすイメージなんだ。
出来るだけ、先端を振らないように意識する。
竿を振るのに、竿先は振らないという矛盾したような言葉なんだけど、これが大事。
そうすると、竿は胴の部分から曲がり始め、最後に先端側が曲がる。
結果、竿は全体が曲がる事になるんだね。
クロ:
微妙な説明だねぇ。
親父:
確かに。
でもね、飛距離がまったく変わってくるんだよ。
竿先を積極的に振ろうとするか、竿先を出来るだけ振らないようにするか、でね。
クロ:
そっか、うん、了解。
他にある?
【竿を止める】
親父:
竿は振るんだけど、いつまでも竿を振っていてはダメなんだ。
竿を振ると、竿が曲がるよね?
飛距離ってのは、この竿が曲がって、竿がしなり戻る力でエギを飛ばすんだよ。
つまり、反発力。
ずっと竿を振り続けていると、竿がしなり戻れなくて、反発力が使えない。。
だから、どこかで竿をピタッと止めてやる必要があるんだよ。
どこで竿を止めるかと言うと、時計の針が10時の位置。
そこで止めてやると、竿が一気にしなり戻り、一番飛距離が出るんだね。
クロ:
他にはある?
親父:
まぁ、ある事にはあるんだけど、ここからは上級者向けになるからな。
とりあえずはここまででいいんじゃないかな?
クロ:
まぁ、出来るか出来ないかは別として、あるなら聞いておきたいよ。
【拮抗させる】
親父:
そっか。
じゃあ、あと一つだけ。
慣れてくると、投げるという動作を一連の動きの中で行うんだよ。
一般的には「構える」という動作と「投げる」という動作がある訳だけど、これを一連の動作で行う。
何が言いたいかと言うと、構える際にエギは自分の後方へ移動するんだけど、後方へ行く力と、目標へ投げる力を一瞬だけ拮抗させるんだね。
そうすると、竿は通常より曲がるんだよ。
つまり、飛ぶんだね。
クロ:
エギがまだ後ろに行こうとしているのに、その状態のまま目標方向へ投げようとするから、一瞬拮抗するって事?
親父:
その通り。
そういう瞬間をわざと作ってやるんだね。
お互いがお互いを引っ張り合う関係を作ってやれば、竿を余計に曲がるからね。
クロ:
なるほど~。
でも、慣れるまでは難しそうだね。
親父:
そうだな。
まぁ、とにかく、竿をしっかりしならせてあげて欲しい。
そして、竿の反発力でエギを飛ばして欲しい。
どうすれば竿を曲げる事が出来るか、試行錯誤してみて欲しいかな。
もし、それが出来るようになれば、必ず飛距離と言う武器が手に入るからね。
クロ:
うん、分かったよ。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
① 垂らしの長さ
② 竿にエギの重さを乗せる
③ 竿を止める
④ 拮抗させる
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