20221003エギング釣行を振り返りながら釣果ポイントを解説してもらう
今日は僕の20221003の釣行について、親父に解説してもらいます。
いっぱいダメ出しされそうで、気が重いです（笑）
登場人物
クロ・・・エギングを始めたばかりの初心者
親父・・・エギング歴１５年のベテランエギンガー
クロ：
今日もよろしく頼むね。
親父：
はいよ。
クロ：
今日は僕の20221003の釣行について、解説をお願いしたいんだ。
いいかな？
親父：
もちろん。
【基本情報】
天気：晴れ時々曇り
波 ：なし
風 ：横風、追い風
濁り：なし
潮 ：なし
エギ：ムラムラチェリー
って感じかな。
とりあえず、今日はシンカーなしでスタート。
エギはいつものムラムラチェリーで。
ある意味、もっともシンプルなスタートだね。
クロ：
そうだね。
親父：
この日は朝の5時４４分に満潮があって、夜明けが5時48分。
でも、満潮までの潮の干満が緩くて、満潮の時間帯まではあまりいいとは言えないね。
期待すべきは朝マズメから満潮後にかけて。
潮が一気に動く夜明け直後までが勝負かな。
ただ、友人からの情報では、昨日から激シブだから、覚悟した方がいいって話だった。
クロ：
で、案の定、激シブだった、と。
親父：
うーん、友人の情報を信じていない訳ではないんだけど、とりあえず各ポイントの墨跡を見て回ったら、比較的新しい墨跡も見つけたからね、今日の朝マズメは新しい墨跡のある、おそらく前日に釣れたであろうポイントを選んだんだよ。
だから、日中はともかく、朝マズメから激シブだとは思ってなかった。
クロ：
でも、激シブだったよね？（笑）
親父：
ああ、参った（笑）
何をしても釣れないからな。
【基本情報】は確かに大切だけど、今日ほど激シブの場合は、基本情報なんて役に立たない。
イカがいないのか、あるいは、抱く気がないんだから、アジャストのしようがないからね。
クロ：
で、親父はさっさと最初のポイントを見切ってしまったよね？
親父：
今日だけじゃなく、どんな時でも激シブの日ってのはあるものだよ。
そういう時に選択するのがランガン。
激シブだと分かれば、粘っても仕方がないからな。
激シブだと分かった以上、一か所で粘るよりも、こちら側から釣れるイカを探して歩く方が絶対に数は伸びる。
クロ：
だからランガンに切り替えたの？
【ただのランガンじゃない】
親父：
そうだな。
回遊を待つ釣りから、イカを拾う釣りに切り替える。
ただ、普通のランガンでは怖かったから、誰も打っていないであろうポイントのランガンを選択した。
つまり、まっさらのポイントを釣り歩く。
クロ：
そんなポイントってあるの？
親父：
ポイントと言うと大げさなんだけど、ポイントとも言えないような場所だな。
車で通っても、完全にスルーされるようなポイント。
ポイントとすら認識されていないようなポイント。
そういうポイントなら、誰も打ってない可能性が高いよな？
クロ：
なるほど。
確かにヘンテコな場所ばかりだなぁとは思ったよ。
畑の横とか、３ｍ以上高い位置から釣ったりと。
釣れる気がしなかった。
親父：
だよな？
でも、釣れただろ？
そういう場所だからこそ、誰も打ってないんだよ。
つまり、釣れる可能性が高いんだよ。
ただ、今日は激シブ。
誰も打っていないポイントだからと言って、たくさん釣れるはずがない。
だろ？
クロ：
うん、確かに。
つまり、全体的にイカはやる気を見せていないけど、まっさらなポイントでやる気のあるイカだけを拾って行くって事？
親父：
その通り。
エギなんて初めて見たであろうイカを狙って行く。
でも、全体的には渋いので、ポイントの見切りはすごく速かったはず。
クロ：
うん、それはすごく思った。
せっかく釣れたのに、すぐに場所移動するぞ、って。
親父：
そ、一つのポイントで粘ったりしない。
釣れても粘らない。
どんどん新しいポイントを消費して行く。
１つのポイントで１杯釣れればそれでいい。
２杯釣れれば上出来。
クロ：
でも、釣れた場所には時間を置いて、また戻って来たよね？
親父：
そう、釣れたポイントは時間を置けばまた釣れる。
ただし、１杯か２杯だけね。
少しだけポイントを荒らして、たっぷりとポイントを休ませるんだよ。
そうすればまた釣れる。
クロ：
で、気付けばトータル18杯、と。
親父：
そ、意外と伸びただろ？
クロ：
確かにそうなんだよなぁ。
僕としてはせっかく釣れたんだから、もっと同じ場所で釣りたいと思ったんだけど、結果的に数は伸びたんだよね。
親父：
ポイントはまっさらなポイントで欲張らない事。
能登はポイントの連続だからね、こういう釣りが出来るんだ。
【ポイントの見極めとその日のアタリパターン】
クロ：
ちなみに、親父は今日言ってたよね？
「１回だけ投げるとしたらどこへ投げたい？」って。
あれってどういう意味があるの？
親父：
あれはクロに、ただ投げるのではなく、しっかりと釣れそうなポイントを見極めながら釣って欲しかったんだよ。
ただ漠然と投げてる人が多いけど、それじゃダメ。
障害物や潮の流れ・潮の強さを見極めて、投げる。
もっとシビアにポイントを見極めなきゃ。
自分がどういう所を攻めているのか、それをちゃんと分かっていて欲しい。
そうすれば、効果的にポイントを潰す事が出来るようになる。
クロ：
ポイントを潰す？
親父：
つまり、釣れる可能性のあるポイントを順番に打って行き、釣れないポイントは捨てて行くという事。
20221003はどんなパターンで釣れた？
クロ：
潮を嫌っていたから、潮の弱いところや、潮のない場所で釣れたね？
親父：
その通り。
20221003のアタリパターンは潮のない場所か、潮の弱い場所。
つまり、実際に潮のある場所を釣ってみて、ダメだと判断したという事。
それからは潮を打たなかっただろ？
それを、潰す、と言うんだよ。
お母さんと行った時は潮にイカがついていたけど、クロの時は潮を嫌ってる。
その日によって状況は変わるんだよ。
クロ：
そっか、確かにそこまでシビアではなかったかも。
親父：
でも、一回しか投げてはダメ、と言われれば、どうしたって釣れそうな場所を探すでしょ？
一回しかチャンスはないんだから、適当には投げず、一生懸命釣れそうな場所を探す。
だから言ったんだよ。
クロ：
なるほど。
確かに、同じシャローでも、藻の切れ目のあるラインをわざと狙ったり、色々情報を得ようとしたかも。
親父：
そう、それが大切なんだよ。
そのシビアさが、ポイントを見る目を養うんだよ。
クロ：
なるほどなぁ。
了解しました。
ちなみに、僕の技術はどうだったの？
【課題はショートジャーク】
親父：
そうだなぁ。
２段しゃくりは上手になってたね。
竿もいい音がしてた。
エギも安定して沈められていたから、イカが一本足で抱く事も少なかったね。
問題はショートジャークかな。
クロ：
ショートジャーク？
親父：
初心者だから仕方がないと言えば仕方がないんだけど、あまりにもバリエーションが少なくて、状況に対応出来ていないんだね。
今日はすごくシャローが多かったと思うけど、シャローだから表層を引かなくてはいけない。
また、イカの活性も低いんだから、小さな動きでキビキビとエギを動かして欲しかったんだ。
でも、クロのショートジャークは大雑把すぎて、力の加減も、動きの大きさの加減もコントロール出来ていないように見えた。
つまり、状況への対応が出来ていなかったんだね。
クロ：
なるほどなぁ。
確かにショートジャークと言うと一つのやり方しか知らない。
力加減、動きの大きさの加減かぁ。
また練習してみるよ。
親父：
そうだね。
エギの動きを抑える時は、腕全体ではなく、手首だけを動かしてエギを操作するといいよ。
あと、普通のショートジャークと、シャローのショートジャークはまた違うからね。
ただ真っすぐ引くショートジャークだけじゃなく、エギをダートさせながらショートジャークが出来ると便利だね。
クロ：
そっか、了解。
親父、今日もありがとうね。
親父：
はいよ。
まとめ
① ただのランガンじゃない
② ポイントの見極めとその日のアタリパターン
③ 課題はショートジャーク
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