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ふしだらな女が夢を叶えてきた話





「そんなに俺に会いたかったの?」とか言われても、会いたかったのは過去の自分で、あの時の会いたくて仕方がなかった気持ちがデカすぎてしんどかったことを忘れてないから、また会えるならあの時の私のためにも会いたいと思っただけで、そう意味で会いたいと思ってたし別に会いたいとは思っていなかった。


あの人の顔が好きで、肉付きが好きで、肌色が好きで、小さい目とセットされてない雑な長い髪の毛と無造作な髭と、全部あの日見たあの人のままだったから「あ、マジで目の前にホンモノがいる」って変な興奮はしたよね。
見た目が好きすぎたのは本当らしい。



会ってみて、また会いたいとは思わないけどもう会わないと思うとそれはなんかつまんないなぁと思って。
「また会った」という事実があること以外は言葉では言い表せない不思議な感覚に陥っている。


当時は(恋心があったかどうかは置いておいて)本気で執着して本気で会いたいと思っていて、本心から苦しくて泣いていて、連絡を取らなくなった時も自分なりに決意をして苦しいながらも強い意志を持って連絡をやめていたから、あの時の自分が望んでいたものってこれなのか?と思うと、なんか違う気もするしかと言って罪悪感や虚しさはなくて、自分が何を求めていたのかも分からなくて。

何かを求めていたとしても、満たされるものではなかったのかもしれないな。
あの人と付き合いたいのか?私を愛して欲しいのか?会って一般的なデートみたいなことをしたいのか?部屋にこもって一緒に映画見たりうたた寝したりしたいのか?夜一緒に寝たいのか?
改めて考えてみても全部ピンとこなくて、自分がどうしたいのか、どうされたいのか、何を求めているのかわからないし、別にわからなくてもいいやと思っている。

一回変な衝撃が走ってしまった感覚に依存してるだけなのかなぁ。
どこにそんな衝撃スイッチがあったのか謎(笑)




めちゃくちゃ涙が出るけど、悲しいからなのか嬉しいからなのか欲求不満だからなのか悔しいからなのか、どれも違う気がして、なんで泣いてるのか全然分からない。



夢を叶えました。




(4/20 20:30 追記)
昼寝から絶望の起床、せっかくの土曜日が〜とむくりしたのも束の間、やっぱりまたあの人に会いたいと思う自分がいました。
恋心はないのに、あの人の存在そのものに依存してしまったようです。




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