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楽に賢く節約節税する方法~3つのキホンを意識して節約体質を身につけよう

日々忙しくて節約まで手が回らない・・・、節約を頑張ってみたけど続かない・・・、節税といっても難しそう・・・。
節約節税といっても、中々手が回らないのですよね。
 
そんなあなたに、忙しい中でもできるだけ楽にできる、効果の高い節約節税方法をご紹介していきます。
 
今すぐ実践できるものを中心にそろえてみました。
 


 

h2:お金を貯める3つの行動

まず、お金を貯めるには「収入を増やす」「支出を抑える」「投資する」という3つの行動があります。
残業や転職、副業などで収入を最大化し、ムダな支出を抑え、増えたお金を投資してお金自身にお金をさらに増やしてもらう。
 
このサイクルをまわしていくことで、お金はどんどん貯まっていきます。
 
 

h2:なぜ節約節税しないといけないのか

そもそもなぜ節約・節税をしないといけないのか、その理由を考えてみましょう。
ばくぜんとムダな支出を抑えようとしても、モチベーションが低いと続かないため、この章を読み、節約・節税の必要性を感じてください。
 

h3:止まらない増税や物価高


思い当たるふしはたくさんあると思いますが、昨今の国際情勢やコロナなどの影響で、物価はどんどんと上昇していっています。
今後、すぐに物価が下がるということはあまり考えられず、物価上昇は続いていくでしょう。
 
また、国はどんどんと増税を推し進めています。
国の防衛費や福祉サービスに必要なお金がどんどんと増加しており、増税の流れは続いていきます。
 
つまり、これまでと同じように生活をしていても、出ていくお金は増え続け、手元に残るお金がどんどん少なくなっていくわけです。
 
お金に関して「現状維持」という考え方はもはやできなくなってしまいました。
 
 

h3:いくら収入が増えてもムダ使いを多くしてはお金がでていくばかり


仮にあなたが年収1,000万円稼いだとしましょう。どんな生活がしたいですか?
憧れのタワマン、高級住宅街での暮らし、高級車、ブランド物のスーツや時計、服やバッグ、アクセサリー。
 
大抵の人は収入が増えると生活水準を上げます。1,000万円を皆が稼いでいるような職場や高級住宅街では、他の方もお金をたくさん使う生活水準にしていますから、付き合いで自分の生活水準を上げてしまいがちです。
 
しかし、いくら稼いでもその分生活水準をあげてたくさんお金を使ってしまうと、一向にお金が貯まりません。
 
年収1,000万円だと月の手取りはおよそ58万円ですが、もし月の家賃や大きな買い物のローン、高級クラブの会員費などで月60万円の支出があったら、毎月2万円の赤字です。
 
お金が貯まるどころか、毎月2万円ずつ貯金が減っていってしまいます。
 
 
 

h3:節税対策の重要性


仮にあなたが会社員で500万円稼いだとします。毎月の総支給額は、ボーナスを月給の2ヶ月分とすると、約35.7万円です。
しかし、税金として所得税・住民税・社会保険料が引かるため、手取り年収は約389.1万円。ボーナスが月給の2カ月分とすると、手取り月給は約28万円になります。
 
なにも税金対策をしないと、毎月7万7千円も税金で引かれることになります。
 
あまり給与明細を確認しないという方も多いかとは思いますが、1度給与明細を見て、所得税・住民税・社会保険料を確認してみましょう。
予想以上に税金がたくさん引かれていて驚くはずです。
 
ちなみに、年収500万円の人の割合は国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると10.5%、年収500万円以下の人の割合は68.6%なので、年収500万円以上稼いでいる方は日本人のおよそ3割ほどになります。
 
つまり、今の日本では、年収500万円でも全体でみれば少数派の方であり、勝ち組といえてしまいます。
 
そんな方でも毎月の手取りは税金が引かれ28万円、しかも今後はどんどん増税していきます・・・。
 
国が検討している増税案としては、例えば退職金にかかる税金を増やす、高校生の扶養控除を減らすなどがあります。
 
ちなみに、健康保険や厚生年金といった社会保険料は、毎年のようにじわじわと増えています。(あまりマスコミは取り上げませんが。)
 
このような増税の流れが続くので、節税対策をしないと、今までと同じ生活をしているのに使えるお金がどんどんと減っていく、という悲惨な状態に陥ってしまいます。
 
 

h3:1代でお金持ちになるのはどんな人達か


先ほどもお話した通り、年収1,000万円超を稼いでも、その分ぜいたくな暮らしをしていくとお金は貯まりません。
しかし、多くの人が稼いだ分をローンや何かの会費、無意識の出費で使ってしまいます。
 
メディアが金持ち・勝ち組人間のぜいたくな暮らしのイメージをあおるため、稼いだらとにかく大きく使う、ブランド物を買う、という考えが刷り込まれています。
 
そうしてどんどんお金を使った結果、手元に残るお金はわずかになってしまいます。
これではお金持ちにはなれません。せいぜい小金持ちです。
 
1代でお金持ちになるのは、例えば大成功したベンチャー企業の社長といったものをイメージするでしょうか。
 
もちろん、たくさんお金を使っても、それ以上に収入があって、結果としてお金持ちになる人もいますが、そういった人は全体のごくわずかです。
 
先ほどもご紹介した「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、年収2,500万円以上稼いだ人は、日本に166人しかいません。
 
しかし、世の中にはお金持ちはもっと大勢います。
野村総合研究所が行った調査によると、令和3年に資産1億円以上を持っている世帯は148.5万世帯います。
 
では、そういった人たちがどうやってお金持ちになったのかというと、お金をムダに使わず投資に回すことで、お金自体がお金を増やすようにしたのです。
 
私は税理士事務所で働いており相続の仕事もするのですが、サラリーマンの方が生命保険や企業年金、投資信託といったものを駆使して、1億円以上のお金を遺族の方に残されているケースというのを目にしています。
 
つまり、1代でお金持ちになるには投資をする必要があるのですが、投資するための元手を貯めるためにはまず、ムダな支出を無くしていくことが前提となります。
 
投資の仕方についてはまた別のnoteで紹介することにして、このnoteではムダな支出をしない体質作りについてご紹介します。
 
 

h3:日本は子供にお金を遺そうとすると大変な国


1代でお金持ちになったとして、それを自分の子供に遺そうとするのは自然な心理だと思います。
 
しかし、日本の相続税率は最高55%で、世界でトップクラスに高いです。
何の対策もしないで子供にお金を遺そうとすると、多額の税金がかかります。
 
そのため、相続に対する節税対策を考えていく必要があります。
 
このnoteでは、お金を遺す上での節税対策についてもご紹介します。
 

h3:子供ができる時期から自分達の親に資金援助してもらう機会が増える


将来子供にお金を遺す、といってもピンとこないかもしれません。
 
しかし、自分達に子供ができ、ある程度成長してくると、自分達の親から教育費や学費を資金援助してもらう機会も増えるのではないでしょうか。
 
また、自分達の親が高齢になり、そろそろ相続のことも考えないといけないな、という時期にも差し掛かってくるのではないかと思います。
 
親から生前にお金をもらった場合は贈与税が、逝去されて遺産を受け取った場合は相続税がかかってきます。
 
日本では増税の流れで、贈与税や相続税がかかってくる金額のラインがどんどん下がってきています。
 
そのため、贈与税や相続税は決して他人事ではなく、事前に節税対策をしていないと後になって後悔することになりかねません。
 
数十万、数百万の節税になることも珍しくないので、ぜひこのnoteを読んで対策を学んでください。
 
 
 

h2: 楽に賢く節約節税する3つのキホン


h3:仕事や家事・子育てで忙しいのだから時間や手間は減らすべき

このnoteでは“楽に”、節約節税する方法に重点をおいて解説していきます。
 
というのも、仕事や家事、あるいは子育てで忙しい日々を送っていると思います。
そうした毎日の中で、手間のかかる節約方法や、節税のためにレシートを整理して取っておくといったことは続かないのではないでしょうか。
 
忙しく働くあなたでもムリなくできるように、時間や手間を極力省いて賢く節約節税をしていきましょう。
 

h3:3つのキホンとは

“楽に賢く”節約節税するためには次の3つの考え方をキホンとしてやっていきます。
それは「支出額を決める」「契約を見直す」「事前に設定する」の3つです。
 
お金を使い過ぎないように事前に予算を決めておく、不要な契約をしてお金がかかっているようなら解約する、最初に少々手間のかかる設定をしておけばその後は楽に節約節税していける、というものです。
 
紹介する節約節税は自分が実際に試してみてこれは楽にできた、税務の仕事をする中でこれなら効果的に節税できる、というものを厳選しました。
 
 

h3:大きくお金が動くものこそ節税効果が高い

お金の動きに応じて税金がかかってくるため、大きくお金が動くなら、支払う税金も大きくなります。
 
このnoteではマイホーム購入と、自分の親から孫へ渡す養育費、遺産相続の税金について解説します。
どれも比較的大きな税金がかかるものですから、節税対策を行う効果が高いのです。
 

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