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星よ知るなら、こちらまで (やっぱり姫は幸せだった☆)

「6月に結婚すると幸せになるんだって」

王子様と寄り添うどこかのお姫様の状況を描いていた幼稚園の頃。キラキラとした光の中、地に足もつかないまま、お姫様は100%幸せで。

好きな人と一緒にいれること、それは幸せ。
できれば笑っていて欲しい。
そんな風にシンプルに思えていた。
ほんとだね。それだけでいいね。

大人になったら考えすぎてしまう。欲張りすぎてるのかな。

ジューンブライド。
ゼクシィ読まなくても幼稚園児だって知ってた。
「6月じゃなかったら幸せじゃないの?」とか言うのはもう少しあと。

こないだテレビでそんな内容が流れてた。
自分の興味あるYouTubeしか見ない長男はそれを見て、ふぅーんって。

「これはね、真っ赤な嘘だから。だってここに6月に結婚式した夫婦がいるんだから。これ証拠だから」
咄嗟に口から出た。
長男「はぁ…」

『病める時も、健やかなる時も、悲しみの時も、喜びの時も、あなたは…』

あの儀式、誓いのことば。
添い遂げるまでこの言葉を忘れないようにしよう、と決意を固めたあの日…

無しにしたいな…♡
2人の立ち位置の床が抜けて、天空のチャペルとかいうそこから、地下駐車場まで落ちればよかった。

病めるときも…
ー 熱出て乳飲み子いても、飲み会優先。
ー 夜中の授乳で疲れたと言えば「え?疲れたの」
弱るほど迷惑みたい。

なんか、一人ぼっちだなあって思った。

一緒に、って協力し合う気持ちが見当たらない。
普段はろくに抱っこもしないのに、義実家ではやたら抱っこして、やってる風。
子育てもうまくやってます、と私は無理な笑顔で演じる。
酒の勢いでみんながいないとこで旦那に怒鳴られて、一晩中泣いて眠れなかったことは今も忘れない。
だけど旦那は翌朝には忘れてる。

悲しみの時
ー長男の自閉症の症状、毎日の家でのパニック、次男がまだ1歳前で夜泣きもひどくて、毎日朝も夜もいつも恐怖だった。

助けを求められるのは、旦那だけだったのにな。仕事の邪魔だって言う。

同居し始めた実母もほぼ傍観。どうしていいかわからなかったかな。
でも昔からそういうとこあったから。
嘆く私は見せ物みたいで。
一人ぼっちだなあと思った。

もちろん、相談もあちこちにしていたけど、全然情報もなくて、教えて欲しいくらいって言われて呆然とした。

命の電話?相談したらね。
「あなたが旦那さんと枕を並べたらいいのよ」
だって。
こりゃこりゃこりゃ…
結局性欲満たすしかないの?猛獣か!
(たぶん猛獣のほうが利に叶った性交してる)
性欲強いのに満たしてあげられなかったの悪かった。だけど無理でしょ…

専門の人とか、他の女性でも全然いいからさ。子どもできたりしたら、考えるからさ。
なんて言ってた私。くたばる瀬戸際のこと。

私は、旦那を好きじゃない。
だから、一緒にいても幸せじゃない。
やっぱりねってなるけれど、子どもを育てるために一緒に住んでいる。(経済的に潤えば子どもと家を出たいけど。それは違うよね)

人を好きになること、忘れてしまったな。
子どもへの愛情は、自信ないけどあるのかな。
いいとこ知ってるし、かわいいって思ってる。

幾分、経過はしたけれど、その頃の悲しい気持ちをいつも心の底に沈めたまま過ごしている。
どっしりと冷たく、重い重い石のようにうごかずにある。

仕方ない。旦那も自閉症なんだよね。
人の気持ちより、自分の気持ちが優先になっちゃう。感情、機嫌に左右されて、その言動に私は理解できない、そんなことになる。

合わせたり、カバーしたり、気つかったりするの疲れたな。

私の感性で話して、反応がかえってきて、私の感性で反応して、笑ったり気持ちがわかり合えて喜びになって、そんなことがしたいなあ。
欲張り過ぎてるかな?

家族のことじゃなく、障がいのことじゃなく、全然違うことを話したいよ。
愚痴も言いたくないな。ほんとはね。



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