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「退職したしゴミ山スラムにボランティアに行こう!」と思い、急遽行ってみて学んだこと

こんにちは!

私は24歳、3月15日付で6年勤めた工場を退職し、
フリーランスとして働き暮らしていくことを
決意した”りん”と申します☺️

そんな私が今回の記事は私が先日体験した
海外ボランティアのお話をしていきます。

なるべくわかりやすく学んだことを
まとめていきますので
ラフな感じで読んでいただけると嬉しいです。

最後には実際にボランティアに行きたい方
に向けてのアドバイスなどもしていますので
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!


私がこの記事で伝えたいこと
まず最初に私がボランティア体験を通して
伝えたいことをお伝えします。

それは
「自ら行動を起こせば人生180度変えられそう!」
ということ。

では本題参ります!

私がフィリピンスラムにボランティアに行った理由




私は現在石川県に住んでいます。
(もうすぐ東京に引っ越しますが・・・)

「2024年、石川県」といえば
石川県能登地方を震源とする
地震が元旦に発生したことも
記憶に新しいと思います。

私の地域は少し離れているため、
能登地方ほどの被害はありませんでした。

しかしそれでも地面が割れたり、
建物が壊れたり

当時勤めていた会社も地震の影響で
仮設トイレになったり立ち入り規制がかかったり、
生活への影響は0ではありませんでした。

数ヶ月経った今、私の地域では特に不便もなく
普段通りの生活を送れています。

ですが一方の被害の大きかった能登地方は
今もなお元通りの生活が
送れていない方もいます。

中には家族バラバラになって
避難生活を送っている方もいるようです。

テレビやネットを通して、
そんな能登地方の現状を見ていると
今の私に何かできるんじゃないかな

そんな気持ちが浮かんできました。

↑地震発生時の石川県の地割れと電柱の倒壊。
知り合いから送られてきたもの。

その頃には仕事も辞めて
時間に余裕があったこと、

能登地方には地震の前にも何度か訪れて
綺麗な景色も知っているし
温かい人たちがいることも知っていること、

そのような背景もあり
石川県民の私がしっかり
行くべきなのではないかと考えたのです。

そして能登ボランティアに応募してみる



実際にスマホで「能登地震 ボランティア」
と調べてみると、

応募フォームがあることはあったのですが
どこを探しても現在参加できる
ボランティアが見つかりませんでした。

「あれ?テレビで見る限り
まだまだ支援が必要そうなのに
どうしてボランティアできないんだろう?」

私はとても不思議でした。

ですが地域柄多くのボランティアを
受け入れることが難しいのかな

そんなことを思い、
能登ボランティアに行くことは結局諦めました。


能登ボランティアに参加したい人は
たくさんいるのに・・・

だけどせっかくなら何かしたい。

能登ボランティアを諦めた私でしたが
元々ボランティア活動には興味があったため
他の募集サイトも覗いてみることに。

元々スラムの暮らしや貧しい国の
暮らしに興味もあって

動画サイトから学んだり
ネットで調べていたりしたこともあり、

この際思い切って
そのような地域に支援できる
ボランティアはないか調べていたところ
5つほど候補が見つかりました。

候補国の全ては覚えていませんが
東南アジア圏とアフリカ圏でした。
(この時点で候補国全ての
治安や情勢などを軽く下調べしています)

そして全ての候補先にボランティアを
したい旨を応募フォームから伝え
待つこと20分程度で最初の返事が届きました。

それが実際に私が行くことになった

”セブ島のスラムで暮らす
子どもたちへのボランティア”
でした。


こんなに急遽海外ボランティアに
行くつもりはありませんでした

〈フィリピンの基本情報〉

国名:フィリピン共和国
首都:マニラ
宗教:国民の83%がローマン・カトリック系キリスト教徒。
プロテスタント10%。イスラム教5%(ミンダナオ島の一部)、仏教1%。
公用語:フィリピン語(タガログ語)・英語
※セブ島は主にビサヤ語(セブアノ語)
人口:約1億1020万人(セブ・シティは約93万人)
面積:29万8170㎢(日本の4/5)

〈時差〉
日本より1時間遅いです。

〈気候〉
熱帯性気候。年間を通じて暑いです。
6〜11月が雨季。
12〜5月が乾季です。

ボランティアまでの準備

※ちなみに海など”セブといえば!”という
観光地はボランティアプランには
含まれていませんでした。

一部メンバーは空き時間でサメと泳げる
観光スポット”オスロブ”に行っていましたが、
片道確か4時間ずっとバスに揺られ
大変だと言っていました。


応募してからボランティアまでの
期間が2週間ほどあったので
この期間で行くための準備をしました。
(3月中旬に行きました)

今回は私が持って行ったものについて
リストアップするので
ご興味があれば読んでみてください。
(ボランティアの話が
聞きたい方は飛ばしてください。)

〜フィリピンボランティアで準備したもの〜


【受託荷物のスーツケースに入れたもの】
(到着まで取り出せない)
・半袖3着
・長ズボン2着
・長袖1着
・下着類
・支援物資
(鉛筆・服・人形・おもちゃ・日本のお菓子)
・ドライヤー(電圧調節できるもの)
・虫除けシート(必須)
・メイクセット(一度も使いませんでした)
・フェイスタオル2つ
・ウェットティッシュ
・トイレットペーパー1ロール
・日本円(2万円ほど)

【機内持ち込み荷物に入れたもの】
・防寒具(・ユニクロのウルトラライトダウン
・カイロ・アウター1着・ヒートテック1着)
→東南アジア行きのLCCの機内や空港は
冷房で冷えることも多い為
防寒具を持っていき、使う場面もありました。
・薬
・ハンドクリーム
・リップクリーム
・充電器(日本のものをそのまま使えます)
・モバイルバッテリー(1度で3回充電可能)
・ユニクロのウルトラライトダウン
・マスク日数分+3枚
(現地では使いませんでした。)
・電子機器
(・PC・タブレット・ワイヤレスイヤホン)
・シャンプーセット
・フェイスタオル1つ
・歯磨きセット
・ウェットティッシュ
・水に流せるティッシュ
・免許証
・クレジットカード
(できれば違う会社のものを2枚持っていくと良い)
→以前の海外旅行で楽○カードが使えず、
お客様相談室に電話をかけても
取り合ってもらえなかったことがあります。
・日本円(2万円ほどプラス2000円程度の小銭)
・ヘアゴム

【その他準備したもの】
・e-travelの登録(フィリピン入国時に必須)
・Visit Japanの登録(必須ではないが日本帰国時に登録しておくとかなり便利)
・航空券の手配
・e-simの事前購入 
(現地でsimやルーターWi-Fi購入が
不要になるためかなり便利)
・パスポート
・grabのインストール
(現地でのタクシー配車アプリ。
事前に金額が決まっているので安心)


上記が用意したものです。
多く感じるかもしれませんが、
実際に準備すると
それほど多くはありません。

スーツケースの中身に関しても
行きは半分を支援物資を詰めた為
帰りはその半分が空きになるようにしています。
(その分お土産などを入れられるように)

基本的になんでも現地調達できます。

なので、おそらく使わないものは
私は持っていきません。

出発日に日本が雪だったこと、
そもそも私がかなりの寒がりなので
防寒具は多いですがこちらも自己判断で
必要な分を持っていくと良いと思います。

服などは私は現地で手洗いして
着回ししていましたが

スラム街であっても
洗濯はできますしそこまで
気難しく考えなくても大丈夫です。
(現地では洗濯屋さんに手洗いで頼むのが
主流で使っている人もいました)


私は持っていきませんでしたが、
あると便利だなと感じたものも
以下に書いておきますのでご参考までに!


【持っていくと便利だと感じたもの】
・延長コード(タコ足)
・ボールペン
→もしVisit Japanの登録をしないのであれば
機内で書く税関申告書のために持っていくと良い。Visit Japan登録なら基本的に不要。
・割り箸(コンビニでお箸はもらえません)
・海に行くなら水着



私は基本的に旅行でも
”荷物はなるべく少なく”がモットーなので、

特に女性の皆さんはこのほかにも
持っていきたくなるかもしれませんが、
必要最低限これらがあれば大丈夫です。

他のものを持っていく場合は
飛行機搭乗の際に別料金がかからないように
大きさや重さに注意することをお勧めします!



そしていよいよ


いよいよフィリピンへボランティアにいく訳ですが、
私の場合は韓国仁川空港経由だったため、その話も少しします。
(飛行機搭乗方法はここでは省略します。)


韓国待ち時間でパシャリ📸


ちなみに現地からは他のボランティアメンバーと
合流しましたが、現地までは一人で行きました。

経由地の韓国では乗り換えだけで入国はせず、
行きは5時間ほどを空港内で過ごしました。

空港のWi-Fiに繋げばネットも繋がるので
入国せずそのまま乗り継ぎ待機の場合はsimやWi-Fiをわざわざ準備する必要はありません。
(私がよく使っているe-simがとても便利なので最後にご紹介します!)


私は基本的に
ネットを使って待機時間を過ごしましたが、
その間で買った食べ物や飲み物は全て
クレジットカードで支払いを行いました。

現地換金でも良いと思いますが、
乗り換え時間が短い場合などを考慮すると
やはりクレジットカードは必要です。

ちなみに私は以前の韓国旅行で余った
韓国ウォンを持っていきましたが結局
使いませんでした…

仁川空港での待ち時間で
サイダーとプルコギバーガーとポテトを注文🍟
セットで797円。注文はタッチパネルで簡単!
(日本語表記もあり)


乗り換えに関しても入国しないのであれば
表示の案内に沿ってゲートに向かうだけなので
難しくはありません。

私の感覚的に2時間の乗り換え時間があれば
余裕でゲートまで向かい搭乗準備をすることができます。

たまに乗り換えが心配で
次の便を遅らせる人を見かけますが
5時間以上の待ちになるようなら思い切って
短い方を選ぶ方が良いです。

待機時間も身体は疲れますし、
遅らせた分現地での滞在も短くなるようでは
勿体ないです。

ゲートが分からない場合も
周りには空港係員がたくさんいると思いますので
聞いてみるとしっかり教えてくれるので安心してください。

聞く時は英語が良いと思いますが
英語が心配な方は以下の文章を伝えれば
伝わります。

"Excuse me, How do I get to this gate?"
(すみません、このゲートはどう行きますか?)
→搭乗券のゲートNoを指差して尋ねると良い



もし乗り換えの時間が長くなった時には
ラウンジを使う手もありますね。

ラウンジは誰でも利用できるわけではなく、
クレジットカードで年会費を払う会員に
なるなどの条件があるのでお気をつけください。
(ちなみに私はラウンジを使っていません)


ボランティア日程大公開


【3/21】
日本出国〜

【3/22 到着】
※深夜便での到着でしたが実際に宿に着いたのは現地時間AM3:00頃
その後シャワーを浴びたりコンビニに行ったりして結局眠れたのは早朝

〈11:00〉 買い物
〈19:00〉 夕食(スラムの家庭にて)

【3/23】
〈8:30集合〉
NGOの子供の施設へ行き、スタッフとの顔合わせ
〈9:00ー12:00〉
サポートチャイルドによる歓迎会
〈12:00〉
昼食(午前中の施設にて)
〈13:00ー18:00〉
SM seaside(セブで一番大きなショッピングモール)
〈19:00〉
夕食(スラムの家庭にて)

【3/24】
〈8:30ー10:30〉
スラムの火災の被災者への支援
(子供達へ文房具やお菓子配り)
〈11:00ー16:00〉
山岳スラム
(昼食もここで)
〈18:30〜〉
夕食(ナイトマーケットの屋台村)

【3/25】
〈9:30〉
スラムの子供の施設でボランティア
〈12:00〉
昼食(午前中の施設にて)
〈13:00〉
周辺のスラムの散策
〈14:00ー19:00〉
市内観光
(Magellan Cross,St,Nino church,Cebu cathedral,Carbonmarket)
〈20:00〉
夕食(Jollibeeにて)

【3/26】
〈9:30〉
スラムの子供の施設でボランティア
〈11:00〉
ローカル市場散策(Tabada Market)
そのまま地元のスーパーへ
※午後にボランティアに行くダンピングサイトの買い物
(ダンピングサイトとはゴミ山スラムのこと)
〈12:00〉
昼食(Jollibeeにて)
〈15:00ー18:00〉
ダンピングサイト(ゴミ山スラム)でのボランティア

【3/27】※この日は通常帰国の日ですが、飛行機の関係で私は観光に使いました
〈10:00〉
 観光〈CROCOLANDIA〉
ワニや蛇や鳥などが飼育されている動物園のようなところ
〈14:00〉
SM seaside(セブで一番大きなショッピングモール)

【3/28】
〈フィリピン出国〜日本到着〉


日程としてはこんな感じです。

まず日本出国前に担当者の方から
おおまかな日程をもらいますが、
フィリピンの国民性やトラブルで
日程通りに進まないことも多かったです。

到着は確か23時ごろ。空港では1万円分を換金しました。
トータルでも2万円分の換金で問題なく過ごせました!


本当はこの全てをお話ししたいところですが

今回は
【ボランティア活動を通して楽しかったこと
・大変だったこと・学んだこと】

を中心にお話ししていきます。


【ボランティアで楽しかったこと】

・子供達との交流
・初めての乗り物
・夜に近所を散策するワクワク感
(危険はもちろんありますのでできる限りの対策はします)

【ボランティアで大変だったこと】

・自分の時間が取れないことも
・数人部屋でプライバシーがほぼない
・お風呂は毎日水シャワー
・タクシーぼったくられ
・語学力がなく想いを伝えられない
・とにかく暑い
・屋台飯は危険
・朝から鳴り響く動物や住民の声で目が覚める
・動物や蚊が怖い(感染症的意味で)
・トイレがやっぱり綺麗じゃない

【学んだこと】

・スラムの暮らしの現状
・自ら行動することって大事だな…💭


フィリピン名物…バロット🐣
一口食べましたが味は悪くなかったです…
中に入ってるスープ出汁(?)は海鮮風味に感じました。


これを見ると
「えっと…大変なことばっかりで自分には無理そう…」
と思ってしまうかもしれません。

確かに日本の感覚でボランティア先で暮らす事は
少し難しいかも知れません。

ですが、割と几帳面な日本人でも
ボランティア先で過ごすことは
できるなと感じたので
最後まで読んでみてくださいね。

ちなみに私はボランティア団体に応募して
メンバーと行動を共にしていました。

そのためそれほどの危険にも遭わずに
済みましたが、個人で訪れる場合や
良くないボランティア団体に入ってしまうと、

ここでは書いていない危険に晒される
場合も大いにあります。

もしボランティアをしてみたいけれど
そのような場所に初めていく場合は
しっかりとしたボランティア団体を
選んでいきましょう!


頭につけているヒヨコが今流行っているらしく、
どこに行ってもつけている子ども達を見かけました🐤

では、説明していきます!

【ボランティアで楽しかったこと】

正直に言うと
私は「子ども」への耐性がありません…💦

苦手というわけでもないのですが、
耐性がないのでどう接すれば良いかに
困ってしまうんです。

ただし場所が変われば話も変わります。

フィリピンの子供たちは
本当に無邪気で気さくです。

私が最初に持っていた子供達への緊張感は結構早い段階でなくなりました。

フィリピンの歌を教えてもらって
振り付きで歌ったり
(GOD IS GOOD TO MEという歌でした。
今でも歌えて踊れます。笑)

他には子供達に手を引っ張られて街中を
ウロウロと連れ回されてヘトヘトになったり…


子ども達わちゃわちゃ👧👦
みんな踊るのが好きみたいでたくさん踊っていました☺️


日本のお菓子を持っていると
私に(というよりお菓子に)子供たちが群がり
もみくちゃにされて仲良くなったり。

とは言っても最初のきっかけをどう作るの?
という方もいうと思うので

私がした、子供達と仲良くなる
きっかけ作り
をご紹介。

それは・・・

「手を振る👋」

です。笑

え?と思うかも知れませんが、
これが結構使えるんです👍

現地のこの中には英語を喋れる子も
喋れない子もいます。

どんな子にも通用するのが
ボディランゲージです。

手を振ればまずファーストコンタクトはOK!

とてつもなく可愛いガール👧
この子達はみんな山岳スラムに住む子たち。

そこから先は自分のコミュニケーション力が
大事になりますが、基本的には笑顔で
なるべくオーバーリアクションを
心がけると自然に仲良くなれました。

そしてフィリピンの子たちはバスケが大好き。

バスケが上手かったら子供達から慕われますし、
うまくなくても勇気を出して子供たちの輪に
混ざることで打ち解けるのも早くなりますよ✨


フィリピンキッズとボランティアメンバーが
バスケをしている姿をパシャリ📸


そして意外も意外。
スラムの子たちと言えど現代っ子。

スマホが大好きで写真も大好き。

自分のスマホがある子は
TikTokを撮って動画を載せることも当たり前。

ただし、スマホを持っていない
小さい子供たちには注意。

なぜなら、スマホを奪われてしまうから。笑

「ちょっとスマホ貸してよ〜😏📱」
という感じのかわいい笑顔にやられて貸してしまうと

充電がなくなるまでゲームやら写真やらで
終いには充電がなくなります。
(※モバイルバッテリーは必須)

ダウンロードなんかされてしまえば
帰国後の請求は恐ろしいです。
(子供達、意外と使い方を知っていて
ある程度何でもできてしまいます。
なのでスマホから目を離さず注意しましょう!!)


ちなみにこの日のお昼ご飯は
山岳スラムの家庭にて熱々おかゆ。常夏で熱々生姜入り🌴
美味しかったです!

ボランティア仲間の中には
「No Battery~!💦」(”充電がない”という意味)
と言って難を逃れている人もいました。

ですが後で見返すと

子供達目線の素敵な写真が
フォルダに残されていたりで
結局はほっこり良い思い出ですよ✨


子供達との交流のほかにも
初めて乗る現地の乗り物は思い出です🚘🚲🚌

eバイク(調べると正式には”トライシクル”という名前かもしれません)、
ジープニーは日本で乗ることはないので
楽しかったです。

トライシクルは立派な自転車という感じです。
ひとりのお兄さんの運転で乗客が3人くらい
乗れる一般的な乗り物。

もちろんドアなどはないため、
危険な場合もあります。

私は運悪く(逆に運よく?)
トライシクル接触事故の
被害を受けて今でも傷が残っています💧


腫れがあまり目立たないのが残念。笑
ちなみに痛い思いはしましたが料金は通常より
少し高めを請求されました💦
多分ヤンチャな運転手だったんだなぁ


道路整備もそれほどされておらず
逆走も当たり前で、狭い道も多いので
事故に出会うこともあります。

私の場合、今もその傷を見るたびに
フィリピンで過ごした思い出が蘇って
これも良いお土産という風に思っています。笑

ジープニーは結構面白かったです。

形としてはバスに窓がないような比較的大人数
乗れる乗り物で、乗る分にはまあそんなもん!って感じですが、

それを待つ時が面白いんです。

時刻表もなく
どこに目的地行きのジープニーが
来るかもわからず、
いつ来るかもわからない。

日本人からしたらとても不安です。

ですが住民の皆さんはそんなことお構いなし。


この赤い長い車がジープニー🚌

いつ来るかも分からないジープニーを
その辺でゆったり待っています。

その姿が日本人からすると
少し滑稽に感じてしまう。

だけど現地人は特に気にしていないようで
おしゃべりしたりぼーっとしたりで待ってる姿が印象的でした。

そうかと思えば、
自分の意見はしっかりはっきり伝えていくような姿も目撃して、

そのギャップでさらに面白さが倍増しました。

どこに向かうかわからない
乗り物をよく分からないところで
待つことはできるのに、

ここは気になっちゃうのね!
という感じです。

その他には、
自分は人を待たせても
人のことは意外と待たなかったり。。

個人の性格もあるとは思いますが
なんだかフィリピン人は少しわがままにも思える
とても愛らしい国民性だなと感じて
いつもほっこりしていました☺️


夜というか朝4:30ごろの街並み。
写ってはていませんが露店のパン屋さんも普通にopenしています(というより24h営業かも)

そしてこれはお勧めはしませんが
夜の買い物や散策も楽しかったです。

どうしても夜にお腹が空いたり
喉が渇くことありますよね。

私の泊まっていた宿から歩いて15分程度の
場所にセブンイレブンがあったので
よく買い物に行っていました。

その道の途中でも
病気を持っていそうな
でっかいネズミがその辺にいたり
目つきの悪い犬や猫はもちろん
ニワトリなんかも当たり前。

街灯はちらほらでネットで見る
まさに”スラム街”みたいな街並みです。



とにかくニワトリはうるさいです。

夜中でも明け方でも鳴きまくって
どれだけ睡眠を妨害されたことでしょうか…

しかもフィリピン人も朝も昼も夜も夜中も
外にいるのでその話し声でもどれだけ
睡眠を妨害されたことでしょうか…

そんな感じで結構寝不足に
なるかもしれませんのでお気をつけください😉


話を戻すと、
スラムの街並みを抜けてセブンイレブンに到着。

到着した!と安心すれば

レジ横商品では普通にアリがドーナツめがけて
たむろしている姿に驚いたり…


【拡大注意】机の上にアリがたくさんいます。
実は中にも…

衛生環境も悪くそのドーナツは
絶対に食べませんでしたが
そんな日本では考えられない経験も
私には楽しく感じました。

カップヌードルはフィリピン版に
アレンジされていて、食べてみましたがシーフード味は
それほど美味しく感じませんでした。

こう書き上げると
怖い、楽しくなさそうなことに
感じるかもしれませんが、

楽しんでみたいという気持ちがあれば
めちゃめちゃ楽しくなります!

ちなみにセブンイレブンは24h営業のようでした!
割り箸などはもらえないので持っていくとgood👍

【ボランティアで大変だったこと】
そんな私でもボランティア中に
大変だったなと思うことはありました。

例えば泊まる部屋も他のボランティア
参加メンバーとの相部屋です。

2段ベッドが二つで4人の荷物を広げると
足の踏み場は無くなるほど窮屈な部屋でした。

もちろんシャワートイレも共用です。

シャワーは水で備え付けのアメニティもなく
トイレもバケツと柄杓がドン!と置いて
あるようなものでした。
(シャワートイレはもちろん同じ空間に)

しかも水圧も激弱です…

これは載せようか迷いましたが、まあ良いでしょう。
ちなみに男女は分かれています。
私のいたこの部屋は女子4人部屋で他の部屋と比べて
一番狭い部屋でした💧

ちなみに外のトイレはもっと期待できません。

便座がなかったり
便座があってもとても濡れていたり
なかなか日本人には厳しいです。

※後で調べるとフィリピン人は
使用後・使用前に便座に水をかけて
綺麗にする習慣があるようです。

そしていくら常夏とはいえ
水シャワーは結構寒かったです。
雨の日は特に寒かったです。

私の行った3月はフィリピンでは乾季。
そのため雨は少なかったですが、
突然スコールに見舞われることもあるので注意。

宿に関してはコンセントが1箇所しかなく
この時には流石に延長コードが
必要だと感じました。


たこ足配線を持っていた人がいたため助かりました。
ただ線だらけで結構危険🐙💦

そして一番やられたな、と思うことが
タクシーでのぼったくりです🚕💦

その時は現地タクシーを利用したのですが
よくあるメーター詐欺でした。

1秒ごとに金額が上がっていくはずが明らかに
0.5秒ずつ金額が上がっていました。

外国人は詐欺に遭う確率が高いです。

そんな時は英語が喋れなくても
必死に訴える必要があります。

とにかく翻訳機でも良いのでメーターを指差して
「これは嫌だ」をしっかり伝えるべきです!

メーターを戻すように訴えてからしばらくは
何も知らないふりでシラを切られましたが
何度もしつこく訴え続けることでドライバーは
訴えを聞き入れてくれました。


良い写真がないのでタクシー詐欺とは全く関係ない
ポップアイスクリームをぽんっ🍦

ドライバーがハンドル近くに隠された
ひみつのボタンをポチッと押すと
メーターの速度は急降下。

これを訴えずにそのままにしていたら
きっととんでもない額を
請求されていたことでしょう。

ですがフィリピンは銃社会でもあるので
身に危険が及ぶ場合はいくらお金を取られても
安全を第一優先にするという
意識は持っていました。


【学んだこと】
今回のボランティアで実際にスラムの
現状を見て学んで聞いて単純な印象としては

ネットで見ている世界って
本当に実在するんだ・・・

という感想でした。


ここはスラムの家のすぐ横の広場(?)周りはゴミだらけで画像真ん中ほどにはヤギもいます🐐

街もそれほど整備されていませんし
切れた電線で遊ぶ子ども達や
お金を乞う子ども達にもたくさん出会いました。

学校に行かずに夜通しスラムの街で
遊ぶ子ども達もいる。

セブ島の全てのゴミが集まる
ゴミ山に行った際には

匂いも空気もよどんでいて、
見渡す限りゴミだらけ。

そこに住む子ども達は日々暮らしていくことに
必死でたった一粒チョコレートでも
とても大事に食べるような子ども達。

その地域に溢れる都市部の人が出した
マクドナルドやジョリビーのゴミ。

もちろんその他にもセブ中の全てゴミが
集まるわけなので、ボロボロの服も靴も何かの袋も
容器も生活で出るあらゆるゴミが360度
見渡す限り積み重なっています。

これ全部ゴミの山です。ゴミの山から木が生えています。
このようなゴミ山から売れるものを探して売る生活。
このような人々を「スカベンジャー」と呼ぶようです。
※帰ってから調べました

その一帯は通路を除いて感覚的に
1〜3mくらいのゴミに囲まれていました。

今は通路として確保されている道も
ゴミが増えれば塞がって、
そうなればまた少し違うエリアがゴミ山になる。

そしてこの地域に運ばれた
それらのゴミの中から
売れるもの(ゴミ)を探し、売って
生活するのがこのゴミ山に住む人たち。

私も子供達にせがまれて
ナイロン袋を実際に渡しました。

綺麗なナイロン袋は高値で売れるそうです。

※このようにゴミ山ができてしまう背景には
フィリピンにはゴミの焼却施設が
ないことがあります。
同じような背景でゴミ山になってしまった
都市部マニラの”スモーキーマウンテン”は
有名です。


子供達はこのゴミ山に登ったりジャンプしたりして
楽しそうに遊んでいました。

そしてこのようなスラムに住む子ども達は
基本的にその生活から抜け出して
都市部で成功することが難しいそうです。

親がスラム出身の場合、
子どもにもしっかりした教育
を受けさせられないため、

ほぼ必然的に子どもも一生を
スラムで暮らすというのは
よくある流れだといいます。

スラム街の子ども達は兄弟も多く、
上の子が働くようになってもとにかく
下の兄弟に少しでも豊かな暮らしを
させるためにために必死に働くそうです。

とにかくその日暮らしの生活です。

親もそのように暮らしてきたため
その生活に疑問を持っても
そこから抜け出す方法も
わからないのだと思います。

もしスラムの子ども達が
今の生活から抜け出して這い上がりたいと
思った時に大事になってくるのが
”子ども達がスラムコミュニティ以外と関わる時間”です。

これが今回私が参加したような
外部からのボランティア支援です。


これは先ほどのゴミ山の入り口あたり。
右奥の方にはすでにゴミが。

ここまで読んでくれた方は
ボランティアを通して人を助けることに
関心がある人だと思います。

ボランティアというと
嫌悪感を示す人もいますが
例え偽善者に見られてもボランティアに
自ら足を運び行動を起こした人は素敵です。

というのも私自身、
幼少期は逆にボランティア支援を
受ける立場でした。

そしてボランティアを受けていた
幼少期の私が抱いた感情は
意外かもしれませんが

「楽しい!」でした。

ボランティアを偽善だというのは
”何も知らない大人達”だと私は思っています。

実際にボランティアではさまざまな企画や
プレゼントを用意してくれるわけで

実際にボランティアを受ける方は
結構ポジティブな
感情になるものなんです。


私が日本から持って行った鉛筆を持っていたのでパシャリ📸
すごい見てる…👀


今回のボランティアでも
子供達の笑顔は印象的で
「また来てね!」と言ってくれる子達にも
多く出会いました。

そしてその言葉に嘘はないはずです。

その子ども達の純粋な感情をよそに
何も知らない大人が
横から”その行動は偽善だ”と口を挟むことで
逆に惨めになってしまうのが
支援を受ける側です。

なので私も純粋に「ボランティアに行きたい」
という気持ち一つだけで実際に行った、
ということです。

話を戻しますが
私のように行動をする人が増えれば必然的に
”子ども達がスラムコミュニティ以外と関わる時間”
も増えるということ。


私たちボランティアスタッフがノート鉛筆などの
物資を配っているところ📓✏️

そしてその子供達がスラム以外の
世界を知ることは、子供達が現状を抜け出す
きっかけにもつながります。

私たちの支援で勉強を頑張る環境が整い
大学に行き、実際にスラムを抜け出した
子どももいると聞きました。(ただし少数)

こんなちっぽけな私でも
こんな世界規模で人を助けるきっかけに
なれる可能性があると思うと生きている
価値すら感じます。

もちろん、私が一度したボランティアくらいで
スラムの現状が変わるなんて思っていません。

だけど子ども達の中のたった一人でも
私を記憶してくれる子がいたとして
支援を必要としているなら
私はまた会いに行きたい!と思います。

この気持ちはこれからも
ずっと忘れたくありません。

スコールはありましたが
それも1週間のうちの1日のたった数十分ほど。
乾季なこともあり基本はカラッと晴れていました☀️
ジメジメもしていないので暑いけれど日本よりは過ごしやすかったと思います。

まとめ


大人になってくると生活に新鮮さ
なんて無くなって毎日社畜のように過ごす毎日…

私も実際
「毎日仕事行きたくないな。あの上司は嫌だな。
何か新しいことしたいけど何をしようか。」

そんなことばかり考えていました。

ですが、今回のボランティアを通して
そんな過去の私をほんの少しだけ
叱りたくなりました。

私が感じていたそんな感情はあまりにも
スケールが小さいことなんだな、と。


山岳スラムにブーさんが2体歩いていました🐷
ブタって本当にブーブー鳴くことを知りました。
ちなみにナイトマーケットでは豚の脳みそを正体を知らずに食べました…(トゥスロブワ)


大きく見えていた会社という組織も
実際はスケールを広げてみてみるとちっぽけで、
その中の私の感情なんてもっと小さい。

スラムボランティアは日々の生活とは
かけ離れているので、普段の自分を
客観視することができます。

そうすると日々の自分の情けなさを
感じたりもしますが、
それも行動を起こしたから得られるもの。

こうして行動を起こして
今までにない気持ちを得られたり
価値観を学ぶことは人生において
本当に大切です。

この経験が人生を180度変えてしまうと言っても
過言ではないと思うんです。

すみません。閲覧注意です。遅いですよね…。
向かう時にはこんな姿じゃなかった。帰ってきたら…
なかなかに衝撃なこんな光景も価値観が変わる
きっかけになるのでは?


何か現状を変えたいなら
まずは自分が行動すること。

ぜひ、人生のうちたった一度くらいは
ボランティアに参加してみてください。

本当に価値観変わります。
180度変わります。

その経験はその後も絶対に他の人には
奪われないあなただけの財産になります💪

本当にかけがえのない
なにものにも変えられない
あなただけの財産です✨


今このブログをここまで読んで
少し興味を持ちながらも後回しにしてしまうと
この先行動を移せない可能性は大きいです。

今、このブログを読んだ熱が冷めないうちに
一歩踏み出してみましょう!

今の行動が
今後のあなたの人生を180度変えるかも、
そう思うとワクワクしませんか?

そのワクワクを自分から作り出しましょう!


ちなみに日本食が恋しくなれば、
SM seasideに行けばやよい軒があります。
普通に美味しかったです!
食べさし横向きですみません…


ここから先の記事の内容
【ボランティア行ってみようかな。
だけど心配…そんな不安を解消マップ】

だけど、いざボランティアに
自分が行くとなるとうまくやっていけるのか
心配ですよね。

そんな不安を少しでも解消するための
記事を以下では書いているので
もしご興味があれば読んでみてくださいね!


【ボランティアのための事前準備】


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