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【食事療法】何よりも1番大切なこと
マクロビオティック、オーソモレキュラー、
ナチュラルハイジーン、MEC食、
糖質制限食、原始人食etc.…
現在は数え切れぬほどの食事療法が考案され何らかの食事法を実践している方も多いことでしょう。
どの食養理論が正しいのか悩んでいる方も
いるかと思いますが、基本的には食事法に
正誤や良悪、優劣はありません。
各々の食事療法の支持者達は、自分達が支持
している方法の正当性を主張し、他の方法を批判し合っていますが、そうした不毛な言い争いに惑わされないことが賢明です。
人の身体の状態や体質は千差万別。
だからこそ色々な理論の療法があるのだ、と理解すれば、無益な論争は不要です。
自身にどの方法が合うのか、偏見や固定観念を手放して、粘り強く模索していけば、
いずれは適切な方法が見つかるでしょう。
と、食事療法について語ってきましたが、
どの方法を採用するかは正直、二の次です。
あらゆる理論よりも、ずっと大切で、
全ての食療法の絶対的な基盤となる、
あることがあります。
それは、
食べ物に、命に感謝して、
よく噛んで食べること。
です。
極めて初歩的で、当たり前過ぎると思うかもしれません。
ですが、これこそが忘れてはならない、
絶対的真理であると私は考えます。
これは私の20年に及ぶ食の研究から悟った、素朴な確信です。
は?そんなこと?と思った方は、恐らく、
どんな食事法を実践したとしても、最大限の効果は得られないでしょう。
なぜ「そんな当たり前のこと」が大切なのか
その理由を説明してみようと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1696298272284-CFyZFj6GIr.jpg)
まず、よく噛むことについてですが、十分によく噛むことで唾液が多く分泌します。
唾液の効力は、消化作用はもちろんのこと、
殺菌、抗菌、洗浄、治病、その他様々な効果が確認されています。
よく噛み、唾液をしっかりと食物に絡ませ
浸透させれば、食物の80%の毒性は除去、
あるいは緩和させることが可能です。
そしてよく噛み砕かれ、よく唾液が混ざった食物は、その後の胃による消化、腸による
吸収作業をよりスムーズにしてくれます。
通常1日分の食べ物を消化吸収する労力は、フルマラソン以上とも言われていますので、消化器系の負担の軽減は非常に重要であると認識できるでしょう。
どんなに理に適った栄養を摂ったところで、肝心の吸収が上手くいかず、無駄に体力を
消耗するのなら、それでは本末転倒です。
次に、感謝することについてです。
昔から日本人は、手を合わせて
「いただきます」と言う習慣がありますが、これは先人の知恵に他なりません。
私たちが「感謝」という意識状態になった時心の在り方はどうなっているでしょうか。
穏やかでリラックスした、
気分の良い心持ちになっているはずです。
それは医学的な言い方をすれば、副交感神経が優位になっている状態で、胃腸などの消化器系の働きが活発な状態のことです。
当然、唾液の分泌も活発になります。
逆に緊張すると、喉がカラカラになる経験は誰もがしたことがあると思います。
あれは交感神経が優位になっている状態で、
精神が高ぶり、筋肉運動的な神経が活発に
なるのですが、その反面、消化器系の能力は抑制されます。
その結果、消化器系である唾液の分泌も
抑えられ、喉が渇くのです。
私たちは、ストレス社会の中に生きており、
常に交感神経が刺激されています。
そんな無意識的な緊張状態をほぐし、
副交感神経優位へと誘ってくれるのが感謝であり、「いただきます」なのです。
心が昂ぶったままでは、掻き込むように
急ぎ食べ、咀嚼も不十分になるでしょう。
そして交感神経優位によって内臓も機能不全となり、どんな栄養を摂っても、結果的にはそれを最大限に活用することができません。
![](https://assets.st-note.com/img/1696303175948-hhb1aRjoTk.jpg)
次の話はオカルトになるので、信じなくても構いませんが、深い感謝の念を保つと、
ハートチャクラが活性化します。
(練習すれば明確に分かるようになります)
食物がハートチャクラを通過して胃に到着
する際に、感謝の念があれば、食物が生命を奪われた時に感じた痛み、苦しみの念を浄化することができます。
私たちが食べられる側だと思って考えてみて下さい。
ロクに感謝もされず、自身の生命を当たり前のように喰われたら、その喰らう者の体に
良い栄養として同化したいと思いますか?
むしろ毒になって攻撃してやろうとさえ思うことでしょう。
反対に、よく感謝してくれて、美味しい、
ありがとうと言いながら食べてくれるので
あれば、その者の良い栄養になってあげようと思うのではないでしょうか。
以上ことから、物質的、精神的、霊的な観点から観ても、「食物に感謝し、よく噛む」ということは、とても大切であることを再認識して頂けたかと思います。
小難しい理論に心酔する前に、
すぐ目の前にある、当たり前だけど、
1番大切なことに想いを馳せてみて下さい。
そうすればどんな食べ物であっても、
どんな理論の栄養を摂っても、最大限私たちの助けとなってくれることでしょう。
お読み頂き、ありがとうございました。
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