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7秒タイムマシン 第18話 ついに念願の2人目!

第18話 ついに念願の2人目!

レンは家族の元へ戻って、しばらくは平和な生活が続いた!

自分が時間を操る力を持っていることも、無意識に事故を回避して家族を救ったこともすっかり忘れて、平凡で幸せな生活が続いていたのだ。

レンとエミリはもう一人子供が欲しかったんだけど、なかなか2人目を妊娠できずに、もう諦めた方がいいのかな?なんて内心考えていた。

ある日、レンが何かを思い出したように妻のエミリに話を切り出した

「エミリ!もうすぐ父さんが死んで1年なんだけど、そろそろ遺品の整理をしないとな!・・・早いな、もう1年たつのか!?まだ、何にもしてなかったな」

エミリが答えた

「早いね、もう1年たつのね!そうそう頭の片隅にはお父さんの遺品整理しないといけないなぁ・・・と思っていたけどね、早めにやった方がいいんじゃないかしら?」

レンは下を向いて考えていた

「そうだな!時間がある時にやるか!仕事の様子見て考えるよ。」
何だかやる気なさそうに答えるレンだった。

ごく普通の時間が流れていった。

そんなある日、エミリが
「レン、話があるの!アヤカも聞いてほしいんだけど・・・!!」

レンは、驚いたように
「な、なんだ!?急に、どうしたんだ?」
レンは、少し慌てて、俺なんかしたかな??ちょっと怖いな!

アヤカも面倒くさそうに、
「なーに、ママ?」
エミリが少し真剣な眼差しで、2人をにらみつける

「いいから2人とも座ってちょうだい!・・ママね、実はね・・・赤ちゃんができたの!」

目を真っ赤にして、答えたのだ。

レンとアヤカは、見つめあって「えーーーーーーーーっ!」

2人とも腰を抜かしそうになった。

アヤカは、
「私に弟か妹ができるって事??」

エミリは優しく微笑んだ。
アヤカは、両手を高く上げて、ガッツポーズ!

レンも諦めかけていたから、感動で胸がいっぱいになって、言葉が出てこなかった。そしてレンの目にも、輝く物が!
レンは、黙ってエミリの手を握ってうなずいたのだった。

エミリが続けた

「なんかね、最近なんか気持ち悪くて病院行ったら、異常無いって言われたから、まさかと思って産婦人科行って調べたら、おめでとうございます。って言われたの!信じられなかった!」

レンは、嬉しくて仕方がない。
俺たちの家族がもう一人増えるのか!信じられない

少し落ち着いたレンが

「じゃ身の回り綺麗にしないとな!父さんの遺品整理も早く、やっておこう!早速、次の連休にでもやるか!」

急に張り切るレンだった。

ありがとうございました。

では、また!


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