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スウェーデン短期研修研修編

みなさん、こんにちは!

前回の投稿に引き続きスウェーデン短期研修noteです。

わたしは7/1〜7/10にかけて、初の海外・スウェーデンに行ってきました!
スウェーデンという国を知ったきっかけは、NETFLIXオリジナルドラマ「ヤングロイヤルズ」を見たことがきっかけでした(いつかヤングロイヤルズについての記事も書く予定です!)。
わたしはもともと、海や湖など「水」が好きでスウェーデンという国はわたしの目にとても魅力的に映りました。大学生になったら絶対にスウェーデンに行くんだと思っていました。

大学生になったら、と思っていたものの数年前に知った文部科学省主催のトビタテ留学Japanについて思い出し、高校生の今行けるチャンスではないかと思い準備を始めました。

トビタテ生として留学に行くなら、ドラマのロケ地があるからという理由では採用されるわけがありません。何かスウェーデンから学べることはないかと本やインターネットで調べていると、スウェーデンは投票率(特に若者の)が高いことがわかりました。
日本の投票率の低さは前々から話題になっていたのでスウェーデンでの留学で何か学べることがるのではないかと思い、「スウェーデンの若者の社会参加の秘密を探る」というテーマでトビタテ留学japanへの応募の準備をへの応募の準備を始めました。

トビタテ応募のためには多くの書類を書く必要があり、学校の先生方にもたくさん協力していただきました。残念ながら結果としては書類選考合格、面接選考不合格でした。
しかし、父の援助により留学に行けるこができました!

今回のスウェーデン短期研修として、4つのユースセンター(カルチャーセンター)と2つの政党若者部を訪問させていただきました。

ユースセンター①②

ユースセンター①②はスウェーデン在住3年目のA3の義父であるKさんに案内していただきました。Kさんは長年教師しながら、バンドメンバーとしても活動しておられました。そのKさんが働いておられた学校に併設されているのがユースセンター①②です。
以下のコメントは研修中に書いたわたしのメモです。

ユースセンターを利用するために身分証やパーソナルナンバーは必要ない。ある程度のルールはあるけれど、全てを厳密に守ることが良いことではない。いくつかの問題に目を瞑ることの方が良いこともある。ユースセンターは家庭に問題がある人にとって重要な場所、家になっている。'もし問題があれば'、家族の連絡先を聞いて学校や家庭と協力することもある。

・なぜユースセンターで働くことを決めたのですか?

A
子供が好き。将来教師になるための勉強としてセンターで働いている。お姉さんがかつて働いていたのでその場所を知っていた。

B
Kさんは、彼女のお母さんが学生の時の先生だった。そして、そのセンターで一緒に働いていた。Bさんは七年間センターで働いている。毎日センターに来ている。

C
オフィスワークが好きではなく、子供と関わることの方が自分にあっている。

【ユースセンター①】
50〜60人が入ることができる。キッチンから何をしているのか見渡すことができる。楽器がある部屋がある。そこである男の子が毎日数時間楽器の練習をして、ヒップホップをYouTubeにアップしていた。

元々は食べ物を販売していたけれど、今はスナックを無料で提供していた。職員もしくは責任者のポケットマネーでそれらが準備されていることもある。でもそれは苦に思うことはない。

Kさんはセンターで働く人(長い付き合い)にとっての父であり、ボスであり、同僚であり、友達でありたいと願っている。

【ユースセンター②】Fritidsgarden lagret
学校内に併設されているタイプ。自由。みんな何かしら食べている。サマージョブで学生が来ていた。
4人のteenagerと話した。サマージョブでセンターに来ていた。子供が好きだから。Adore Children。ウズベキスタンからの移民も。

・学校について
学費・給食費・文房具が無料。たくさんのお金がかかっている。

・NATO加入について
徴兵制度について心配している。男女平等が重視されているから女性でも徴兵がある。

・選挙について
変えたいことがある。投票しなければ変えることはできない。治安の悪化にともなって若者が犯罪に巻き込まれることが増えた。加害者側として気軽に銃が持てるようになることもある。縦覧車に巻き込まれて亡くなってしまうこともある。
学校で本当の選挙のように練習する。

・生徒会について
各クラスから2人選ばれる。書記と発言者?学校の食堂にもっとサラダを増やしてほしい。

・政治について
日常生活でよく話す。日本では政治・宗教・野球の話がタブー。スウェーデンでは収入・年齢・どこできのこが取れるか(真剣に)。


Kさんはとてもいい人だった。最初は怖いかなと思ったけれどなるべく英語で話してくれたり、働いていたセンターを見学させてくれた。元同僚ととても仲が良さそうだった。最後にははぐしてくれて泣きそうになった。


ユースセンター③

ユースセンター③はストックホルム私で最大のカルチャーセンターLaveを訪問しました。Lavaはストックホルムの中心街にあるKULTURHUSETの一角にある14−25歳向けの図書館かつ創造的空間です。Lavaでは誰でも無料で楽器や裁縫道具などを使って録音・工作をすることができます。

・若者に的を絞った広義の図書館。かかる費用は国から援助しても       
らっている。利用者は数えていないけれど多くの人が来ている。利用するのにパーソナルナンバーなどの個人情報は必要ない。
・置いてある本は利用者からリクエストされたものが多い。気軽に意見を書くことができる用紙が置いてある。フィッシュ、チェリまほ、フリーレンなど日本の漫画も多くあり、たくさんのジャンルの本が置かれていた。
・訪問した際には、ミシンを使っている人、ボードゲームをしている人、スマホをいじっている人、お話ししている人、音楽をやっている人、本を読んでいる人がいた。
・利用者と接する時はセンターを安全に保つこと、落ち着いた状態にしておくこと、プライベートに立ち入りすぎないこと。
・ほとんどのものが無料で利用できる。材料や特別なものを使う時にはお金がかかることもある。楽器、コピー機、工作用の機械、編み物用の道具など多くのものがある。パソコンで作曲する環境も整っている。
・働いている人はなんらかの資格を持っていたり、試験に合格している。アートの専門家や、図書館での長い勤務経験を持つ人、元教師など。バナナフィッシュ、チェリまほ、フリーレンなど日本の漫画も多くあり、たくさんのジャンルの本が置かれていた。パンデミック以降は英語で書かれた本が増えた。
・学校で本格的な選挙の練習がある。実在する政党に投票するからきちんと勉強しなければいけない。選挙に行くことが常識になっている。
・子供のためのデモがある。基本的には安全なもの。


ユースセンター④

ユースセンター④は学校併設型のものだったのですが、どこか治安が悪い感じがしたため、長居することも写真を撮ることもできませんでした。ですが、センターを案内してくださった方は親切であり、おすすめのお菓子をくださいました。センター内では部屋を暗くしてサッカーの試合を見ているようでした。夏休み中だったため人も少なく、家庭に様々な事情を抱えた人もセンターを利用していることを知ることができました。

政党若者部①
スウェーデン社会民主労働者党(穏健な社会主義)を訪問しました。この政党は左派政党であり、赤色を政党のイメージカラーとしていました。
以下にインタビューの一部を掲載します。

Q.普段どんな活動をしているか
A.政党メンバーの勧誘・社会問題についての議論

Q.ユース党に興味を持ったきっかけ
A.もともと政治に興味があった。自分が通っていた学校に学生の政党があった。友達の中に政党で活動している人がいた。政党に興味を持った時に、来週会議があるよ、参加してみない?といわれた。

Q.日本では若者が政治に意見することをよく思わない年配者もいるが、ユース党に入るにあたって反対されたことはあったか。
A.ない。大人は子供に政治に対してもっとアクティブになってほしいと思っている。

Q.ユース党で活動することに迷いはなかったか
A.政党での活動を始めることは気軽だったので、最初は少し緊張していたけれど大きな迷いはなかった。

Q.所属するユース党や支持する政党によって悪く言われたり、進路に影響があったりしないのか
A.自分に経験はないけれど、中には悪いコメントをもらっている人も  いるだろう。SSUは左の政党だからそれをよく思わない右側の人からおかしなメッセージが来ることもある。
政党での活動のせいで進路に悪い影響があることはなく、良い経験を持つ人として仕事に就けることがある。

Q.ユース党での活動で最も印象深いものはなんですか
A.スピーチをしたこと
NATO加入についてのスピーチをした。とても緊張していたけれど、その経験が大きな地震になった。
オスロに研修に行ったこと
様々な人にあって刺激を受けた。

その他
デモは権利である。ユース党があるオフィスには本党もあるため頻繁に政治家と会うことができる。

政党若者部②
①の政党は真逆で右派の中央党を訪問しました。

Q.普段どのような活動をしているか
A.セミナー
学校にも行く
学校に政党の人が呼ばれて議論する。そうすることでどのような政党なのかがわかるし、若い人を勧誘することができる。
メンバーの勧誘

Q.ユース党に興味を持ったきっかけ
A.もともと政治に興味があった。何かしらの形で政治に参加したいと思った。

Q.所属するユース党や支持する政党によって悪く言われたり、進路に影響があったりしないのか?
A.自分の支持する政党を表明した時、インスタグラムやティックトックで匿名の人から攻撃的なメッセージが送られてくることもある。

Q.スウェーデンの若者の投票率が微減していると聞いたが、今後投票率は上がることがあると思うか。またそのためにはどうすれば良いのか。
A.若者が興味を持って要るトピックにもっと力を入れる。若者が今1番興味を持っているのは気候変動に関して。スウェーデンでは環境に配慮したものがたくさんある。

Q.これまでに、ユース党の意見と本党の意見が食い違った経験はあるか?
A.ある。お年寄りは古い考えを持っていることがあるためそれを変えようとしている。例えば、本党ではスウェーデンクローナのままが良いという立場をとっているが、青年部ではユーロに変えた方が良いと考えられている。

Q.ユース党の活動を通して得たものはあるか。
A.たくさんの人と友達になった。同じ考えを持つ人と社会問題について議論したり、時にはフットボールやゲームをしている。
たくさんの知識を手に入れた。社会問題や社会のシステムは複雑であることが多いから。

その他
デモに参加することは権利であるという言葉が印象に残った。彼はデモに参加したいと思っている。デモは危険なものではない。フランスなどのデモとは違って暴力的なものになることは少ない。警察にデモをすることを届けるとデモを開催することができる。移民が増えた時には、イスラム教の聖典であるコーランを燃やすというデモが行われたが警察に許可されていたいたため違法なことではなかった。

以上、想定よりも長くなってしまいましたが、わたしのスウェーデン研修旅行研修編でした!写真付きのスライドが前回の投稿にあるので良かったらご覧ください!
初の海外で1人ということもあり、不安も多かったですが出会う人皆親切で充実した研修を行うことができました。この学びを今後も生かしつつ、大学進学後も更なる探究を続けていこうと思います。

では!

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