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アイチャイム
2024年1月3日 15:07
元旦の朝、というより昼。実家の一室で目を覚ました俺は、布団の脇に気配を感じて起きた。高校生の晶がちゃぶ台に向かって筆を動かしていた。「書き初めか?」煙草に火をつけながら覗き込む。そこそこ達筆でこう書いてあった。〈 油揚げ〉………俺は黙って布団を畳んだ。Z世代にしか通じない流行語かもしれない。余計な質問をすると地雷を踏みそうだ。たまにしか帰省しないが理解のある叔父としての立場