冒険ダイヤル 第13話 点と線のちょうちょ
「171に電話しよう。魁人がひとりで待ってる」
受話器を取り、最新のメッセージを聴くボタンを押すと魁人からの伝言があった。
彼はちょっと戸惑っているようだった。
「もしもし魁人だけど。聞いてよ、古墳の電話ボックスから出てきた知らない外国人のおっさんにいきなりハグされてさ。おっさん、このお掃除係の服のこと指さしてサンキューサンキューって何かの券をいっぱいくれたんだけど、英語わかんないし困っちゃった。みんなどこにいるの?」
*
すっかり予定が遅れてしまったので、魁人に