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元銀座No.1ホステスの私がプロジェクト参加した理由

大学生スタッフのみお、副代表のあやに続き、第3回目の今回は、Askaのインタビュー。スタッフとしてデザインを担当し、またアーティストとしてもプロジェクトに関わってくれています。

ここでは詳しく書けないほどやんちゃだった学生時代を経て、OLとして就職した後にダンサー・ボーカリスト・銀座のNo.1ホステス、ホームレスなど、幅広い経験をしてきたAska。それぞれの場で目覚ましい活躍をされていて、どれだけ聞いても彼女の全貌が見えてこないという凄まじい経歴の持ち主です。

多分、彼女の経歴だけでメルマガを3回くらい書けると思う(笑)。 

今は1人の子どもを持つママとして、仕事と育児を両立して毎日を楽しむ日々のようですが、スタッフとして、アーティストとして、それぞれの目線でプロジェクトについてお話をいただきました。ぜひどうぞ!

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ライブペインティング中の様子です。その場の感性を大切に、作品を仕上げていきます。

-写ルン族では何を担当していますか?

Aska:写ルン族のプロジェクトや、それを運営しているBrave EGGsのデザイン全般を担当しています。

例えば名刺やロゴなどのデザインはもちろん、写ルン族の展示会の告知に関連したパンフレット、これから販売しようとしているプロダクトのデザインなど、幅広く関わらせてもらっています。

-様々なところに携わっていらっしゃるんですね!しかも、Askaさんは写ルン族のアーティストとしても活躍してくださっていますよね。

Aska:そうなんです。もともとアーティストとしてはもう7年くらい活動していて、コロナ禍以前は個展を開いたりもしていました。

実は私、絵を3歳くらいから習っていて。両親も絵を描く人だったので、幼い頃から絵というものは私の日常にあったんです。

昔は学校に行かなかったり、けんかに明け暮れる日々を送ったり、ここでは言えないようなこともたくさんでかなりやんちゃでしたけど、中学時代は「両親が絵の仕事をしているから」という理由で美術部の部長を任されたりもしました(笑)。

でも、部活は好きでした。当時のメンバーは有名アニメの背景を担当していたりと、みんな活躍しているんですよ。

私が今メインで描いているのはボールペンの細密画です。私も「共鳴」展で作品を展示させてもらっているので、ご覧になっていただけたら嬉しいです!

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Askaの描く細密画。ボールペンってこんな風に世界観を出せる文房具だったんですね。

  
-写ルン族のスタッフになったきっかけを教えてください

Aska:もともとはごっちさんと一緒にとあるプロジェクトに関わっていて、私はデザインを担当していました。

その時のご縁で、ごっちさんが代表を務める株式会社Brave EGGsのHP・名刺などのデザインや、同社が手がけるプロジェクトのデザインを任されるようになったんです。

例えば千葉県にある「いすみ鉄道」のプロジェクトでは、クラウドファンディング返礼品の一つでもあった写真集のデザインや構成などを行いました。

そんな中、写ルン族のコンセプトが確立し、写ルン族に関する制作物も幅広く任せていただけるように。

展示に必要なパネル、告知のためのDMやパンフレットなど、様々な制作物のデザインから印刷まで幅広く携わっていたある日、打ち合わせ中にごっちさんから「一緒にスタッフとして中に入って関わってもらいたいんやけど、どうかな?」と相談があったんです。

-そんな経緯だったんですね!Askaさんはそのお話を受けてどう思われたんですか?

Aska:いや、もうその時はめちゃくちゃ嬉しかったです!

(-お話される表情からも、本当に嬉しかったんだろうなぁと伝わってきます)

というのも、「写ルン族」はアーティストとしても、外注のデザイナーとしても、自分自身が大好きで携わっているプロジェクトなんです。

だから「外の人」としてではなく「中の人」としてプロジェクトに関われるというのが嬉しくて。

もちろん、外注でもインハウス(企業内で人員を抱えること)でもどちらで仕事を受けたとしても、制作物に優劣があるわけではありません。いただいたお仕事だからこそ、どちらも全力でやります!

でも、「外注」というのは発注する側もされる側もどうしても「外の人」としての扱いだなぁと感じていて。

中の人として関われることで、自分のモチベーションとか、気持ちの持ち方、あり方が違ってくる気がします。

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こちらはダンサーとしてのAskaさん。ボーカル、ギターや演出、メイクや衣装デザインとイベンターもなさっていたそう!ほんと、多才です。

-どのようにお仕事を引き受けるとしても全力で取り組む、という姿勢、とっても素敵です。そんなAskaさんがお仕事をする上で大切になさっていることはありますか?

Aska:コミュニケーションを丁寧に取ることだと思います。
私はみんなと密にコミュニケーションを取ることで、よりよい制作物を生み出せると思っているんです。

お客様の機嫌を取りながら仕事をするのではなくて、気持ち的に「仲間でいいんだ」と思いながら仕事ができることがやっぱり嬉しいです!単純に楽しいし、幸せを感じながら仕事をしています。

-Askaさんはもともとアーティストとして参加していますし、デザイナーとしても沢山のお客様を抱えていらっしゃり、多忙な印象です。それなのに、なぜスタッフもやろうと思われたんですか?

Aska:ごっちさんについていったら面白いことが起きそうと思ったんです。

実は、ルワンダはごっちさんから聞くまで国の名前も知らなかった(笑)。

でも、「ごっちさんがやることだから、絶対面白いことになって行く」と思ったんですよ。

-国の名前も知らなかったのに、スタッフをやろう!と思われたんですね!何がそう決意させたんですか?

Aska:まず、ごっちさんの人柄が好きなんです。そして、ごっちさんは感性が豊かで、しかも写真が好き。

ですから「ごっちさんはアートにも視野を広げたらいいのに」って思っていたんですよ。「この感性の人がアートのプロジェクト手がけたら絶対面白いことになるなぁ」って。

そう思っていたから、アーティストはもちろん、スタッフとしてお声がけ頂いた際も迷わず参加を決めました(笑)!

また、以前に別の会社のプロジェクトで実際に以前ごっちさんと一緒に仕事をした際に、みんなが参加しやすい雰囲気をすごく作ってくれていたんです。その時の人との関わり方を実際に知っているから、安心して参加できました。

-スタッフとして活動する中で大変だったことを教えてください。

Aska:うーん。大変だったことは特にないですね。

コロナがあったり、育児と家事と仕事を両立させたりする中でフットワークがもっと軽く動けたらいいのになあ、とは思います。

(-みおくん、あやさんもそうでしたがAskaさんも大変じゃないんだ。ということに驚く。念の為補足ですが、Askaさんはめちゃくちゃ仕事が早いです。さらに「フットワークが軽く動けたら」って、どうなっていくんや…)

Aska:でも、今できないことは考えても仕方ないと思っているんで、できることに注力しています!


-私も子どもを持つ母として、育児と家事と仕事をどうやって両立させるかは日々試行錯誤です。「フットワーク軽く」とのことですが、自由になったら何がしたいですか?

Aska:ズバリ、展示会場に私も在廊したいです!私はまだ写ルン族の展示会場に足を運べていないんです。

他県で実施される展示会には今はなかなか赴けないので「じゃあ行けるところでやっちゃえばいいじゃん!と思い立って、私が住んでいる福岡をはじめとした九州地方で展示ができるスペースも探しています。
(-もしこちらをご覧の読者さまで福岡周辺に展示会場をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてくださいませ!)

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これは個展を開いた際の会場の様子。全貌が気になります! 

- スタッフをやっていて、嬉しかったエピソードを教えてください。

Aska:いつも嬉しいし、楽しいです!というのも、自分が自分らしくいられる空間ってなかなかないと思うんです。

でも、私は写ルン族を通してそれができていると感じながら仕事をさせてもらっているし、他のメンバーも皆さん同じような状態だと日頃のやりとりの中で感じています。

例えばスタッフは毎週定例でMTGを行なっているんですが、その時にみんなに会えるのも、みんなの話を聞いているのも嬉しいです。

また、アーティストとしての話になってしまいますが、先日、高松の共鳴展で作品を購入いただけたんです。 

私の作品を直接話したことがない方が見に来てくださったり、手に取ってくださったりするのも、本当に嬉しいし、ありがたいですよね。

私は「私の作品ってすごいでしょ」などとは特に思っていないんです。それよりも私が作品に込めた想いや経緯が、ごっちさんをはじめ高松展に携わってくれている方に伝わり、その想いをお客様に伝えてくださったことが本当に嬉しくて。

私の作品だけでなく、作品の魅力そのものをその方の心に届くように伝えてくださっている気持ちがありがたくて、会場を作ってくれた方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。

- 読者のみなさまへ一言!  

アーティストとしても、スタッフとしても関わっているからこそ感じるのですが、アートはどんなに上手に説明をしていただいたとしても、生活必需品ではありません。 

だからこそ、購入してくださる方は気になった作品をずっと見ていらっしゃるんです。で、会場を閉めるタイミングで購入してくださることも。

アートは全て1点ものだからこそ、購入してくださる方が気に入ってくださればいいんですよね。だからこそ、自分の作品をずっと見てくださっていた方がいるということに感動しますし、アートの世界の面白さを感じています!

そして、私は今自分が写ルン族にこういった形で参加させてもらえていることが本当に嬉しくて。

今、これまでの私の人生の中でも最高に楽しくて、それを感じている楽しさや嬉しさをもっともっと伝えていきたいなと思っています。 

ぜひ、一緒に楽しみにしていてくださいね!

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こちらもライブペインティング中の様子。ちなみに、お気に入りのボールペンは無印良品のもの(現在は廃盤)だそう。

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インタビュー中、何度も「ありがたい」「感謝」「嬉しい」という言葉を口にしていたAskaさん。

聞けば聞くほど多才な方なんですが、「自分ってすごいでしょ」という感じを一切出さず、自分に関わる方全てに愛を持って接してくださるところが、とっても素敵でした。

それはどうやらご両親の影響も大きいようです。「家族が大好き」と何度もおっしゃるAskaさん。自分のためを思って何度も根気強く向き合い、愛を伝えながら叱ってくれたからこそ、本当に一線を越えるようなことはしなかった、とのこと。

今でも、自分の決断一つ一つにご両親のに影響を感じることがあるそうです。

私も親であり、また娘でもあるので、親としても、子どもとしても共感しましたし、子どもに愛を伝え続けようってすごく思いました。

そのままの自分で輝き、仕事を、人生をを楽しむAskaさんをこの場でご紹介できて嬉しいです。最後までご覧くださり、本当にありがとうございます。

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