アートホテルご担当者様インタビュー

こんにちは。写ルン族スタッフのゆみです。　

写ルン族2022年の初イベント、“共鳴”大阪展がアートホテル大阪ベイタワーにてスタートしています。

写ルン族初の試みであるポスター常設展示が行われており、会期は2月1日より3月末まで。

会場もJR大阪環状線・大阪メトロの「弁天町」駅直結とアクセス良好です！ぜひご都合をつけていらしていただけると嬉しいです！

これはポスター展の様子です。作品は隣のQRコードから購入することもできますよ。

そして、いよいよ現物展示もスタートしました！

ホテル側のご好意で、5階のバンケットルームを会場としてお借りできることに（本当にありがとうございます）。

昨年9月の高松展より久々の実物展示に会場設営を担当したあやが張り切って、素敵な展示に仕上げてくれています。

もちろん新作もありますので、神戸展、高松展にお越しくださったとしても、また新たな発見があるはず。ぜひ新たな写ルン族の展示も見にいらしていただけると嬉しいです！

会場の全体の様子。奥に作品が、手前には現地の布・キテンゲで作った作品が並んでいます。

奥はSayuri（左）と鈴木掌（右）の大型作品。迫力があります！ぜひ実際に見てみていただきたいです＾＾

さて、今回のメールマガジンは特別編。会場の様子をお話させていただくだけでなく、今回アートホテル大阪ベイタワーで展示に関するご担当者様である岸さんにお話をお伺いしました。
　
ホテルのこと、今回の展示のことなどをざっくばらんにお話いただきましたので、ぜひご覧になってみてください！

-SARAS ART GALLERYについて教えてください

岸さん:私たちは大阪の景色を一望できるホテルとして2018年3月に開業しました。アクセスの良さもあり、USJ（ユニバーサル・スタジオ・ジャパン）のアソシエイトホテルとしてもたくさんのお客様にご利用いただいています。

パークでの体験の余韻をそのままにステイを楽しんでいただけるような遊び心あるコンセプトルームがあったり、夜景を堪能できるお部屋があったり、レストランなども料理屋スイーツにこだわっているので、お立ち寄りいただくだけでも十分に楽しめるような作りさせてもらっています。

-そんな中、満を持してSARAS ART GALLERYがオープンしたんですね。

岸さん:はい。SARAS ART GALLERY(サラスアートギャラリー)は私たちの開業３周年を記念して昨年3月29日にオープンしたので、来月末で1周年となります。

もともと2階のスペースにはカフェ＆ブラッスリーとパティスリーがありましたが、「2階をもっとお客様に楽しんでもらえるフロアにしたい」と考え、まずは目で見て楽しんでいただけるスイーツファクトリーを作りました。

そして昨年3月にアートギャラリーが、同年10月にはデリカテッセンがオープンし、カフェ＆ブラッスリーがリニューアルオープン。2階にあるショップのブランドをSARASに統一。五感で楽しんでいただけるフロアを作りこんで来ました。

-スタイリッシュな2階のフロアはそんな経緯で作り込まれてきているんですね。ちなみに、アートギャラリーではこれまでにどのような展示をしてこられたのですか？

岸さん:最初はアートギャラリーの「誕生」にちなんで新生児期に撮影する赤ちゃんの記念写真であるNewborn Photoを取り上げさせていただきました。次は母の日にちなんでMOTHER PHOTOと題し、お母さん達の写真を飾りました。

私たちが展示している作品は「それをご覧になられた方の心が動いて、何かアクションに繋がるといいな」という想いを込めています。

例えば赤ちゃんの写真が可愛いなと思ったら「甥っ子は元気かな？」と想いを馳せてみたり、MOTHERの展示を見てお母さんのことを思い出して気にかけてくれたり、という感じになればいいなと。

-作品を見たときに人の心が動くって、素敵ですね。

岸さん:ありがとうございます。

お母さんのことを気にかけてくれたときに2階のパティスリーで「お母さんのためにケーキを買って帰ろう」と思って足を運んで下さったりすると、それはそれで大歓迎です（笑）。

MOTHER PHOTO展示のあとはちょうど東京オリンピックが開催されるタイミングでしたので「LAUGH & PEACE」というテーマで世界中の人々の笑顔と宝物の写真展を行ないました。

コロナ禍でなかなか外出できない時期だからこそ、海外旅行をした気分になってもらおうと思ってのことです。

その後はちょうどカフェ＆ブラッスリーとデリカテッセンがオープンするタイミングだったので、それに合わせてスイーツやお取り寄せのグルメとアートを掛け合わせた写真展を開催しました。

QRコードをつけて販売できる工夫を試みたのも、この展示が初めてです。

直近では大阪の専門学校生さん達が制作した「愛」についての作品の中から、何点かを厳選して掲載させていただきました。表現手法も自由にお任せしたので、手書きやデジタルなど、個性あふれる様々な作品を楽しんでいただけたと思います。

-写ルン族の作品を展示するきっかけについて、教えてください

岸さん:最初は「LAUGH & PEACE」の展示をしてくださった写真家さんが、自身の作品はもちろん、関わられているプロジェクトのことを色々とお話ししてくださった際に、写ルン族のDMを見せてくださったことがきっかけでした。

そのDMに掲載されている作品を見て、思わず「カッコいい！」と思ったんです。

-そうだったんですか！？すごく嬉しいです！

岸さん:DMを拝見した際は、ちょうど写ルン族が神戸で展示会を行う直前とのことでした。

ですから、その写真家さんの展示会場を見学させていただく傍ら、同じ施設で開催される予定になっていた写ルン族の展示も直接見学しようと決めました。

私たちとしては「なんとか当ホテル内のギャラリーで写ルン族に展示をしてもらいたい」と思っておりましたので、その道筋を探りたくて上司にも同席してもらいました。

岸さんをはじめ、アートホテル大阪ベイタワーのご担当者様が「カッコいい！」と絶賛してくださった鈴木掌の作品。

-実際に展示をご覧になられた感想はいかがでしたか？

岸さん:すごくカッコ良かったです！それと同時に驚いたのは、作品の多さとその多様性。

子ども達の写真があったり、光る作品があったり、絵以外の表現もあったり、様々なアーティストさん達の作品などが並んでいて、びっくりしました。

子ども達の撮影した写真がこんな風に作品になるとは想像できず、また一つ一つが素敵でしたので上司も「すごくいい！ぜひ展示したい！」とすぐ乗り気になってくれました。　

しかし、私たちのアートギャラリーがある2階は人通りもあり、原画をそのまま飾ることは難しくて。どうやったら2階で飾れるだろう、と考えて写ルン族の皆さんに相談した際に「ポスターであれば掲載できるんじゃないか？」と提案していただけたんです。

それなら、ということで2階でポスター展示を行っていただく代わりに、5階に会場を設けて原画を展示させていただこうという流れになったんです。

アートホテル大阪ベイタワーのご担当者様と写ルン族スタッフとで記念撮影。たくさんの方の目に留まりますように！との願いを込めて。

-大阪展に向けたメッセージをお願いします

岸さん:新型コロナウイルスの流行に伴い、自由に出歩けず喜びや楽しみが減ってしまった、という方もおられるかもしれません。本来なら出会えるものに出会えなかった2年間だったかもしれません。

だからこそ、写ルン族の作品に触れることで「こういう作品がある、アートがある」という刺激をいただけるのではないかと思います。

「知る」ことで変わることがあると思うんです。

作品を目にするお客様にも新たな発見があり、何かを感じて、アクションにつながるようなモノを持って帰っていただくことで、作品をご覧になられる方の人生が少しずつでも豊かになっていく。

そんなきっかけを提供できたら嬉しいです。

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インタビュー、ご覧になってくださりありがとうございます！

担当者の方が初めてDMをご覧になってくださった時から写ルン族の作品を「カッコいい！」と思ってくださっていたこと。そして「どうすれば展示できるだろう」と可能性を検討してくださっていたということが、とても嬉しく、ありがたいことだなぁと感じています。

こういった想いがつながることが、私たちの活動や作品をたくさんの方に知っていただくことにつながっているので、ご縁に感謝せずにはいられません！

実は、SARAS ART GALLERYさんと写ルン族にはある共通点があります。

それは、お互いにコンセプトが「共鳴」だということ。

私たちの展示は“共鳴”というタイトルで行っていますが、実はSARAS ART GALLERYさんも作品を通して人と共鳴することを目的としたスペースと位置付けていらっしゃるそう。

その想いが同じというのもまた、偶然ではないご縁を感じざるを得ません。私たちもそういったコンセプトをお持ちの会場で展示をさせていただけることが嬉しいです。

現在写ルン族では、ルワンダをはじめ途上国の子どもたちとアーティストとの感性が”共鳴”した作品をご紹介していますが、それだけではなく、写ルン族の活動自体にも“共鳴”してくださる方が増えていくといいなと思っています。

一人でも多くの方に知っていただけるよう、引き続きこうやって活動報告をお届けしていきますので、楽しみにしていてくださいね！

　

＜開催情報＞

開催日程：
ポスター常設展示　2022年2月1日（火）〜2022年3月31日（木）
作品展示販売会　2022年2月17日（木）〜23日（水）、26日（土）、27日（日） ※計9日間

開場時間：午前11時より午後5時

会場：アートホテル大阪ベイタワー
大阪市港区弁天1-2-1　https://www.osaka-baytower.com/

ポスター常設展示は2階ギャラリースペース
作品展示販売会は5階バンケットルーム

　
アクセス：
JR大阪環状線・大阪メトロ中央線「弁天町」駅より連絡通路直結