カリフラワー

学生 暇な時、自分が書きたいことを書きます

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最近の記事

星中散歩

記憶の星を探して歩く 見たことのある景色 嗅いだことのある匂い いつかの自分が生きた世界 今となっては小さな星空 過去から届けられた光は あの頃とは違う屈折角で 私の体を通り過ぎてゆく

    • 走れ走れ俺のヒーロー

      教室のドアが蹴り破られる。 黒い覆面に顔を隠し、戦闘服のようなものに身を包んだ集団が教室に傾れ込んでくる。 彼らの中の1人が、俺の隣の席の女の子を人質にとる。 「動くな!大人しくしろ!少しでも動けばこいつが死ぬぞ!」 冷たく光るナイフが、彼女の喉元に突き付けられる。 先生やクラスメート達が恐怖に震えながらも、彼の指示に従い、教室には歪な静寂が漂う。 その瞬間、俺はすぐ隣に立つ女生徒にナイフを突きつけているクソ野郎にハイキックを喰らわし、彼女を救う。 その他の悪者達はその様子に

      • 木目が綺麗な天井の下 横たわる細長い有機物 快晴の下 静かに踊る洗濯物達 彼らは窓越しに見つめ合う お帰りなさい

        • 彼との対峙

          「君たちは自由だ!」 とあるアニメ作品の中に、主人公が奴隷を解放するシーンがあった。多くの視聴者が解放された奴隷たちが主人公に感謝する状況を期待しただろう。しかし、解放された奴隷たちは主人公に暴力を振るい、暴言を吐いた。彼らの主人が良い人であったことはその理由の1つであったが、彼らの中には「勝手に解放しやがって、これから俺はどうすればいいんだ…」と座り込んで呟く者もいた。 おそらく、そういうことなのだろうと思う。 これまでは目の前に道があった。小学校を卒業し中学校へ、中学

          午前2時半 ベッドの上 あの頃の青春を想う 朝焼けに溶けていくような 誰のものかもわからない記憶 きっとそれはただの空想 もしくは私の中にあったもの ぼんやりとした何かを思い返す きっとそれは美しかった

          午前2時半 ベッドの上 あの頃の青春を想う 朝焼けに溶けていくような 誰のものかもわからない記憶 きっとそれはただの空想 もしくは私の中にあったもの ぼんやりとした何かを思い返す きっとそれは美しかった