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【書評#2】『上級国民/下級国民』を読みました。

こんにちは。
今日は令和5年1月16日です。
乾燥していますが、皆さんの手は荒れていませんか?
皆さんはこまめにハンドクリームを塗っていると思いますが、指先や手の甲など細かいところまで塗ってください。
些細なことかもしれませんが細かくケアすることは本当に大切ですよ。

1.はじめに


今日は橘玲さんの『上級国民/下級国民』の書評をお話したいと思います。
かなりエッジの効いたタイトルですが、本の中身は非常に読み手の立場を考えて書かれている本です。
対立を煽っている本では全くなく、皆さんの将来へのヒントが書かれています。本のタイトルをもう少し優しくしてもらえたらとは思っています。。。
ボリュームがある本ですが出来るだけ簡潔にまとめてお話させてもらいます。
よろしくお願いします。

2.橘玲さんの本の特徴


橘玲さんの本を何冊が読みましたが一貫して『今の私たちの社会の現状を正確に把握しなさい。そして自分の能力を磨いて、工夫して生きなさい』というメッセージを送ってくれています。
そのために今の日本の現状と未来を示してくれ、個人で出来る打開策を教えてくれています。

3.今後の日本社会と個人の生き方


橘玲さんには日本の将来がしっかりと見えているのでしょう。
本の内容を大きく省略してしまいますが、橘玲さんは、令和の前半(日本)は『段階の世代の年金を守る』ための20年になる以外にありえません、と言っています。
令和20年までは高齢者への年金を支払うための負担が増えるということです。
おそらく20年という数字で区切ったのは20年たつと高齢者の寿命が迎えるのことを計算しているのと思います。
20年以降は徐々に高齢者の人数が少なくなり、それに伴い負担が減っていくと考えられます。
つまり減税などありえなく増税などの負担が増え続けるという結論です。
さてこのような社会でどのように生きていくのか?
橘玲さんは2つの方法教えてくれています。
一つは高度化する知識社会に最適化した人的資本を形成する方法、もう一つはSNSなどのフォロワーを増やす形のように評判資本をマネタイズする方法です。
わかりやすく言うと、前者は高度な知識社会で圧倒的な仕事が出来る人、後者は周りの人の人気者になってその評判を利用する、ということになります。
どちらの道も一筋縄にはいきませんが進むべき道としては非常に参考になると思います。

4.終わりに


今日は橘玲さんの『上級国民/下級国民』の書評をお話ししました。
社会的な問題を取り上げているリアルな本でしたが、今の日本の問題をはっきりと取り上げて問題解決の一手を教えてくれる本です。
一度読んでいただきたい一冊です。

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