【書評#27】『眠れなくなるほど面白い 論語』を読みました。
こんにちは。
今日のNoteは『眠れなくなるほど面白い 論語』の書評です。
表紙はこれです。
表紙の真ん中に立っている二人(おそらく孔子と弟子)が可愛いですね!
難解な論語をわかりやすく解説している印象を与えてくれています。
論語は何年も前から読みたかったのですが、なかなか手に取って読書する機会がありませんでした。
理由はあまりにも論語に関する本が多く、どれを読もうか迷っていたのですね、、、。
今回、論語の内容に触れることが出来て、とても楽しかったです!。
この気持ちを忘れないうちに書評をお話します。
1.はじめに
この本の内容は
①善い生き方とは
②仕事というもの
③学ぶということ
④人とどう付き合うか
⑤政治というもの
⑥心を込めるということ
上記6章にて構成されています。
論語はどの章でも素晴らしい人生の教訓を教えており、これを実行していくと誰でも豊かな人生を送れるのではないかと思いました。
読んでいるうちに、
「為せば成る」
「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」
「温故知新」
「石の上にも三年」
「四十にて迷わず」
などが紹介されていて、これらの言葉って論語で全部書かれていたのを発見して驚きました。
私たちの生活で使っている言葉の起源に論語がたくさん含まれているのですね。
しかも紀元前に論語は書かれているのを考えると、どれほど普遍的な教えでしょうか。
2.この本を読んで学んだこと
6章にわたってさまざまな教訓を教えてくれていますが、私が特に気になったポイントを3つ紹介しますね。
①楽しむこと
「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。
確かに自分の好きなことはよく知っているし、上達も早いです。
しかし、これを上回るものがあることを論語では教えてくれました。
それは
楽しむことです。
論語では「好むということは、楽しむことにはさらに及ばない」と語っています。
好きな仕事よりも楽しむことのできる仕事が最高の状態なのですね。
さすが論語です。
現代でも通じる教えを紀元前から語っています。
②文行忠信
これは孔子の4つの教えです。
文ー知識を学ぶこと
行ー実行すること
忠ー真心をつくすこと
信ー信頼を得ること
仕事をしていく上で大切な考えかたが含まれていますね。
論語ではたくさんの教えを紹介されていますが、その教えを一言でまとめると文行忠信と私は答えようと思います。
③学ぶことと思うことは違う
先生に教えてもらったり、本を読んだりするだけでなく、さらに自分で考えることが大切だと論語は教えています。
知識は物事を考えるだけの素材であり、また自分で考えただけでは思い込みに陥って独断専行になるとも言っています。
学ぶこと、思うこと、これは車の両輪であり、その両方がそろって正しい道を進めると教えてくれています。
3.筆者が言いたかったことを考える
「論語読みの論語知らず」にならないように!
おそらく筆者が一番言いたかったことはこれです。
本からは多くのことを学ぶことが出来ます。
本を読み、疑問を解消するだけでなく生活に反映してみましょう。
論語を読んで感心しただけでなく、精神的に満足して終わるのではなく、論語を実践して下さいと訴えていると思います。
4.まとめ
「論語」の教えは決して難しいものではありません。
シンプルな教えこそ実践することが難しいですが、孔子は社会生活で実践しなければ意味がないとも言っています。
「論語」はこれからも多くの人に読まれる本であることは間違いないですし、その教えを1つ1つ理解して実践していきたいですね。
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