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【書評#34】『僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない』を読みました。

こんにちは。
今日もこのNoteを読んで頂きありがとうございます!。

皆さんは就職や転職を考えていますか?

「私は将来こういうことをしたい!」
「もっと環境のいいところで働きたい!」
「もう少し給料がいい会社に転職したい!」

そう思っている人は多いと思います。

しかし、今の世の中の情勢を考えて「難しいかな、、、」と不安が心の中で生まれてくるのも事実ですね。。。

こんな時、私が読んだ本を1冊ご紹介しますね。

厳しい経済社会の中であっても、個人のやり方や工夫によって乗り越えられることはできるばずです。

この本は、そんな就職や転職といった働くことに対しての一つの考え方を示してくれています。

働くこと、お金に対しての意識がきっと変わりますよ。

私がこの本のポイントとしてあげるものは

■働く=就職?
■50種類の仕事をしようってあるけど、どういうこと?
■評価経済社会ではどんな行動をすればいいの?

この3点です。

順番にご紹介していきますね。

■働く=就職?

私たちがいる日本では仕事が減っている。

筆者である岡田斗司夫さんはこう語っています。

分かりやすい事例は「本屋」さんですね。

本をネットで買うようになってからは町中の本屋が無くなっていっています。

スマホもネットで買うようになり、携帯ショップも無くなっていっています。

このような状態でいったい何が起こっているでしょうか。

そのお店で働く人がいらなくなるのですね。

本屋さんで働く店長、スタッフがいらなくなるということはその運営本部の売り上げも下がります。

お店が1つなくなるということは大きな経済の停滞なのですね。。。

このように考えると、今の不景気は単なる社会の構造の変化かなって思います。

新しい産業が出来て、古い産業が廃れる。

それはインターネットやロボットが私達人間から仕事を奪い、働き口が少なくなる。

その結果、労働者が稼げる金額が減っていくという構造です。

そのような視点に立つと、会社に就職するって安泰とは言い切れなくなります。

時代がインターネット・AI全盛期となっていくにつれて、その波は大きくなる一方ですからね。。。

自分の会社も大きな波にのまれて転覆するかもしれないからです。

就職ということと同じぐらい個人で稼ぐといったことを考えていく時代になってきました。

■50種類の仕事をしようってあるけど、どういうこと?


みなさんは、副業をしていますか?

一つの仕事だけでなく、いくつもの仕事を持つしかない時代になるということです。それも個人です。。。

副業を1つ持つというレベルではありません。

少なくとも10の仕事を持つ。

岡田斗司夫さんはそう言っています。

私自身50個とまではいきませんが10個は考えてみたんです。

リハビリ
投資
体操指導
書籍紹介
運転手
カウンセラー
掃除
料理
イラスト
パソコン指導

もちろん自分が出来ることと人が求めるレベルは違いますが、自分が勉強して世の中に出していきたいっていうものはコレかなって思います。

こう思っていると、私って結構出来ることがあるんだなって不思議な自信がわいてきたのですね。。。

これが1つの仕事がダメになっても働き口を確保する一つのお守りみたいになるのかなって感じました。

また、自分の出来る幅が広ければ他の人との接点って広がるのですね。。。

「私にはコレが出来るから周りの人を助けられる」


この考えをもってからは、積極的に周りの人に働きかけたい!と思うようになりました。

これは私の中で大きな変化でした。

■評価経済社会ではどんな行動をすればいいの?


「かわいげ」がなければ孤立する。

岡田斗司夫さんはそう語っています。

なぜ、「かわいげ」が必要なのでしょうか。

インターネットとAIがどんどん拡大していくと、相対的に人間の立場が下がってしまう場面が出てきます。

その理由は、「人間の方が仕事ができない」からですよね。。

スーパーのレジでは「おつりが自動的に出てくる」ことが当たり前になりましたし、今はAIがイラストを描けるようになりました。

この状態が拡大していくと、立場がどんどん弱くなっていく人が出てきます。

もちろん、今、立場が高い人であっても年をとって下がることもありえます。

そんな時に必要になってくるのが「かわいげ」です。

「かわいげ」がある人は、どんどん周りからサポートを受けることができます。

よく職場でも「よく助けてもらえる人」って絶対にいます。

そういう人って「かわいげ」がある人じゃないですか。

インターネットとAIによってどんどん人間の仕事が奪われる社会において、どんなスキルよりも本当に「かわいげ」があることが大切になってくると思っています。

■まとめ

この一冊を読むことによって、就職や仕事の価値観がガラッとかわりました。

それは「就職」というよりも「仕事」というものにもっと注目していかないといけないこと、そして「仕事」の価値をしっかり出していかないといけないことです。

この価値観をもっていなければ、いつまでたっても将来への不安感は払拭できないし、自分の努力の目標も立てにくいです。

その他にもこの本にはこれからの時代を乗り切る思考や工夫のやり方が紹介されています。

読むことによってきっと皆さんの将来のお役に立つと思いますよ。

おすすめの一冊です!。



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