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感情は水物。支援の流れ

引きこもり当事者の意見は良く拝見するし、想像もつく。
でも、支援者側の意見って語られることがあまりないと思う。
どういう風に考えて行動しているのか1例だけれど、綴ってみましたᝰ✍️

支援者は引きこもり当事者の方。
当事者を取り巻く人々の痛みを少しでも和らげることができたらと全員思っています。
支援者側の思いを信じてあげて欲しいです。


支援の最初は電話から始まることが多いです。アセスメントシートを用いて少しの情報を記入し、次のアクションを起こします。

具体的には訪問や電話、面談です。
当事者の言葉の一つ一つが手掛かりで、それによって支援方法や連携機関を決めることが多く、最適解は誰にも分かりません。

とりあえず何度も面談しに行きます。
なるべく最新の情報が欲しいなぁって。
心を閉ざされるより、相手の反応が分かる罵倒や肯定の方が嬉しいと思っていました。
でも、心を閉ざされてもそれはそれで愛おしいとも思うなぁって。
それは、担当ケースは自分の守るべき存在だから…
ゆっくり時間をかけて信頼して貰えたら嬉しいなと思っていました。

面談後はケース記録を更新します。
もちろん利用者主体でいきたいなと思っていたので、なるべく自分のケースは、利用者と話した今後の支援内容で進めたい。
だけど、所属機関や先輩とのジレンマがあります。
これを1歩間違えると、利用者とのボタンの掛け違いの元になります。
もちろん支援者同士でも年齢の差や担当したケース量が異なるので、新しい見方が出るというメリットもあるけれど。
余りにも自分の意見が上司と異なる場合、押し通すと先輩との行き違いに繋がるので…
このバランスが本当に難しかったです😢
世の中、時間とお金と今の思いが良い感じにマッチすることは少ないし。
何かを得るってことは何かの選択を選べないってことだとは思うから、そういうことも含めて折衷案を探していきます。

多分、この段階で多くのCWさんなら経過記録を1つだけ大まかに作成すると思うのですが、
私は未熟なので2〜3個案を練って、上司のチェックを貰い、後日、利用者にどの方向性でいくのか選択してもらっていました。

①利用者さんの気持ちが最も反映されてるであろうもの
②所属機関との折衷案
③その他別の考え

そして、また面談し、経過記録を再構築を繰り返します。
最後の段階で連携機関にお繋ぎします。
人によっては数年単位で同じケースを持つこともあります。

この流れをケースごとに繰り返していきます。
当事者の方はもちろんだけれど支援者の方も乗り越える壁はあります。

最後に
支援者は引きこもり当事者の方。
当事者を取り巻く人々の痛みを少しでも和らげることができたらと全員思っています。
そうでないと毎日支援者同士で議論しないと思うので💦
年上の方にこんな事言うのもおかしいのかな?とも思うけれど…
積極的に頼って欲しいと思っていました☺️
そして優しさを支援者に返そうと思わなくても大丈夫です!
別の誰かが困っていたら、優しさを与えてもらった分、他の人に返す。
そういう風に生きて貰えていると信じてます😊

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