見出し画像

メンタルクリニックの普通って

その石◯診療所の先生は 当時コロナで医療機関はマスク必須であるところ、入口に "当院の先生はマスクはしません" と書いてあった。そんな些細なことはいいのだが驚いたのはその風貌。薄汚れた白衣に下はジーンズ。しかも長年履いているのか色が抜けて破れている。髪は白髪のロン毛。バックトゥーザフューチャーのドク博士を貧相なガリガリにしたような先生。心療内科って思慮深い話しやすい物腰柔らかというわたしのイメージを完全に壊す感じ。話をするといたって普通。診察室にはパソコン等は無く先生はノートに手書きでメモをしている。こんなお医者さんはじめて見た。しかし、待合室には座れないぐらいの患者たち。普通のサラリーマン、杖ついた老婆、中学生を連れたお母さん。こんなお医者さんにも頼りたいという人の多さに驚く。やっぱり心療内科の絶対数が少ないか病んでる人が増えたのか?そんなわたしは先生のご指示のとおりに処方されたお薬を薬局へ行かずに先生から直接手渡しで受け取る。そして毎日ちゃんと飲んでいた。吐き気とか下痢とかあったと覚えている。睡眠薬は翌朝起きられないほどよく効き、少し頭痛がある。でも、症状が軽くなるならこれぐらい大した事なーい。希望が持てる明日のために頑張るのだ。つづく…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?