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運命を感じたあの時
今から15年前、長く一緒に暮らしていた人とお別れし、
この先どう生きようかと考えていたとき、ふとメッセージが。
「インドに来なさい」
私はインドに呼ばれた、と思っている。
インド🇮🇳に行くとよく価値観が変わると聞いていたし。
ついに来たか、と思った。
ネットで色々調べ、個人でコーディネートしている女性の方に
お願いし、ビザも取り、10日間行くことにした。
目的はホームスティとボランティア。
行き先はコルカタ。
マザーテレサが生涯を捧げた都市。
中部国際空港✈️から、タイのバンコクで乗り継ぎし
いよいよコルカタへ。
夜遅い時間に到着。
きちんと空港にお迎えの男性が来てくれていた。
レイなんか首に掛けてくれたりして。
ホームスティ先に向かう道中、
何といっても町の活気さに圧倒される。
人と牛と野犬で溢れている。
絶対、外に出たらいかんと思えた。
マザーやシスターは温かく迎えてくれた。
割と裕福な家庭、シングルマザーでしたが。
日本人慣れしていた。
素敵なお部屋を提供してくれた。
高校生の時からホームスティ経験はあるから、もう
慣れたもんだ。
翌朝からは朝早くからのボランティアだから、
朝日と共に家を出る。
ギンギンギラギラのあの太陽☀️
生きている!と実感する。
あの太陽は忘れられない。
3月末の春休みの時期、日本の中高生、大学生も
かなりいた。
ボランティア精神がある日本人を誇りに思えた。
この国も捨てたもんじゃない、と。
私は孤児院を選んだ。
悲しい境遇にいる子たちだけど、不幸には見えなかった。
日本の子から譲り受けた古着なんか着ていた。
大きくマジック🪄で名前があって。
みんな坊主頭だから男の子と思いこんでいたら、
女の子も結構いた。オムツ替えて気づく。
洗濯も多くて大変だった。
午後は自由時間。
別のボランティアへ行ったり。
ネットカフェ行ったり。
一度、死を待つ人、の所に見学に行った。
そう、すべてマザーテレサが建てた建物。
彼女にも会ってきた。眠っている所へ。
神聖な場所でした。
インドはカースト制が根強く残っている。
ホームスティ先から少し離れると、貧しい人がいたり、
その少し先には近代的なモールもあったりする。
異様な町の風景。
町は決して綺麗ではなかった。
外で平気で用を足す人もいるから。臭いも、、、
そして、お腹事情は避けられない。
若い子は割りと早い段階でお腹にきていたが、
私は年のせいか、帰りの飛行機に乗る寸前にきた。
これはまずい、まず正露丸が効かない。
空港に病院があり、親切なインドの方が教えてくれて、
強烈な下痢止めの薬をもらう。
こんなにたくさん飲むのか、と。
でもピタリと止んだ、良かった。
帰りの飛行機でお隣にいた日本のビジネスマンに話し、
こういう症状を英語で、
welcome shower と言うと教えてくれた。
そっか、歓迎なんだなと。
インドで本当は世界遺産見たり、
観光したりもしたかったんだけど。
今回はコルカタオンリーでした。
でも確かに人生観は変わった気がする。
とにかく人が溢れていて、
みんな一生懸命で、生きている、って感じ。
熱いんです。勿論40℃とかで暑かったのもあるけど。
小さいことにクヨクヨしているのが、バカ馬鹿しく思えた。
何とかなるでしょ、と思えるようになった。
辛いことがあっても、命を取られるわけでもないし。
インドで、ヨガ🧘♀️デビューもした。
男性インストラクターが教える呼吸法が中心のヨガ。
あれからずっと、ヨガの虜だ。
ちょっと物足りなさはあるけど。
ヨガインストラクターの友人と語るいつかの夢、
インドでヨガ留学。
本場でもっと学びたいと思っている。
インドは気持ちを前向きにさせてくれる。
私はたまたま怖い目に遭遇しなかったけど、
女一人旅は危険も多いから、ホテル選びとかは気をつけて下さいね。
でも一生に一度は、是非足を運んで欲しい所です。
またいつかあのギラギラを味わいたい。
生きている、という実感を。
ありがとうコルカタ、
そして、マザーテレサ。
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