テレビというメディアは、対話を前提としていない。音声や映像が一方的に雑然と押し寄せ、中断し、自分のペースで批判的に検討することを難しくしている。そうした性質は書物と正反対である。テレビはゆっくりとしたメディアではない。それは同調的な空気を醸し出し、視聴者に無意識に強要している。

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