見出し画像

もはや教育環境はどこいった?!

深夜、物件を見に行って来た旦那が帰ってきた。
「疲れた〜」
「おつかれ、どうだった?物件?」

「うーん。確かに国分寺は道路が狭くて、車が多くて、すごく疲れる。仕事帰りにはキツイ。俺も無理かも」

彼は歩いて物件まで行ったようだ。
それは疲れる。

(これで国立市や国分寺市、諦めてくれたかな?)

「で、俺、東小金井に行ってきたんだわ。」
「!!」
「そこはいい意味で栄えてなくてすごくよかった。
町を歩いてみたんだけど、小学校近くの住宅街かすごく閑静な場所でいい。」

(なんかどんどんポイントズレてきてない?)

「そして東小金井の不動産屋に入ったんだよ。
そしたらそこのお店の人がすごいいい人でさ。
話たくさん聞いて貰って、それで気に入った家が中々ないって行ったら、注文住宅でこだわった家建てましょうって言われて。
それもいいな。と思って、今度モデルルーム行こうと思って」

「は?注文住宅?」 
いきなり何言ってるんだ…。

「やっぱ狭い家が耐えらんない。
こっちにある建て売りはみんな家が狭いし、多少離れてもいいから注文住宅がいい。」

えーーーーっ!!
何いってんの?
この人。

なんかもう注文住宅に心動いてて、モデルルームの見学の予約までしてきたんですけど。

教育環境どこいった?

「やっぱ妥協できないんだよね。」

それから私たちの注文住宅の土地探しが始まった。

モデルルームって、行っちゃうともう建て売りには戻れなくなると思っていて、手をつけたくない場所だった。

ひろーいの家、最新の設備。
おしゃれなインテリア。

こんなもん見てしまったら、皆このような生活送りたいと期待に胸膨らんでしまう。

彼は週末に立川のモデルルームに1人でウキウキしながら行った。

とりあえず私は冷静にいようと思って、モデルルームには行かず留守番していた。

彼はたんまりパンフレットを貰って帰ってきた。
「俺、絶対ヘーベルハウスがいい。
やっぱ重鉄骨の耐震強度は最強。木造とか無理っしょ。やっぱ鉄骨がいいわー。」

「…。」

「東京の西側で注文住宅建てられないかな?」
「……。」

「東京で注文住宅って高いに決まってるじゃん。」

「そこをなんとか探してさ…お前だって注文住宅の方が台所とかオーダーできていいだろ?」

「そりやまぁ。」

「よし、東京の西側でヘーベルハウスで決まり!

ええっ。
今度は、ただの家探しが(土地探し)が始まる。
教育環境は彼の中では、東京の西側でクリアしてるらしい。

疲れる…。この旦那といると。

そして次回から、ヘーベルハウスの人と、不動産屋と一緒に物件を回る旅に出かけることになる。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?