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デグーとともに

4年間小さな我が家で一緒に過ごしているデグーたち(3匹)がいます。
がん治療関連で入院していた約3か月間は姉やペットホテルのかたに見ていただいていましたが、毎日思うことは、「私の1日はこの子達の8日間、私の100日は、体感的にはこの子たちの2年間になるんだな。大切にしてくれてはいても寂しい思いをして啼いていないかな。私のことを忘れてしまったりはしないだろうか。」そればかりでした。

実際は忘れるどころか離れたことでより絆が深まったように思います。
私が辛いときや取り乱しているときは、やはりケージ越しから首を傾けて心配そうに見ているのです。

デグーたちはそれぞれに怒るときもあれば、撫でられてにっこりするときも、ちょっと目に涙を溜めているように見えるときもあります。
それが私の目から見たら、極めて情緒的に思えるのです。

デグーたちの怒る姿や声が可愛らしく、それを見たいがためについついわざとおやつをじらしたり、人間同士だけで楽しそうに盛り上がったり、集中して丸まっている背中をケージ越しに触れたりしてしまうのですが、デグーたちは一見感情の切り替えが早いように見えて、怒りの感情を持つとストレスを抱え込むそうです。

良い意味でも良くない意味でも、私達の小さな家族は私達と何ら変わりないのです。

ストレスの蓄積が病気の引き金になることを考えれば、病気治療の難しい希少な動物のため、4歳を超えた今は特に怒らせることがないよう気をつけています。

願わくば私のがんの手術から5年後のお祝いのひとときを、「お互いに年を重ねたけれど、みんな元気でいようね。」と楽しく過ごすことができたらと思っています。

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