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データが今までと真逆のことを証明する


以前こちらの記事を書きました。


打席に入る前のネクストバッターズサークルでは、マスコットバットを振って備えることが当たり前だと思っていました。

しかし、それをデータで見てみるとマイナスの影響を与えているというものでした。


今回もその記事に関連する内容です。
以下の記事をご覧ください。

https://www.osaka-taiikugakkai.jp/journal/vol50/50_Urata_47-52.pdf

質量の異なるバットを用いた素振りがバットのスイング速度に与える影響

大阪体育学研究 第50巻


データが示していること

この論文でデータを基に示していることを端的に言うと、質量の軽いバットを素振りした後に試合用バットを振ると回転速度が一時的に上がるということです。


重いマスコットバットを振って打席に備えることが、プラスではないということだけでなく

反対に軽いバットを振ったほうがいいということになります。


データを活用するとわかること


感覚や今までの教えのとおりやることがすべて正解ということではなく、
数値から検証すると、よりパフォーマンスの向上に繋がることがあります。

今までやっていることが間違いであることを証明したいわけでなく、今回でいうとマスコットバットが何の意味もないということではありません。
(トレーニングといった場面においてなど)

いまやっている練習・トレーニングがどんな意味があるかを考える、そういうきっかけになるといいのかなと思います。


データによる論文や検証などたくさん公開されています。
有益な情報をキャッチアップすることは時間もかかり大変なことなので、引き続き(特に高校野球で)活用できそうな情報を共有していければと思っています。

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