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R.29.100%正しい事など無い

働いていると、時たまクレーマーに引っかかる
こちら側のミスや落ち度を一つ見つけると
まるで全てがダメな会社の様に扱い出す

タチが悪い場合、立場を利用して
「そんな事も知らないのか、大丈夫?」
「至急対応してもらいたい」
など、無理難題や誤るしか無い様な事を
依頼したりネチネチ指摘してきたりする

社会に出て間もない無い頃は
クレーマーの発言を素直に聞いていた
しかし幾つもの対応を経験して
最近ではだいぶ対応に慣れてきた

クレーマー対応において
私自身非常に参考になったのが、
元弁護士が書いた反論する力に関する本だった
(題名は失念した)

その本の中に
「主張において100%正しい事はない、
正しく見えるだけであるから臆する事はない」
という様なフレーズが出てくる

弁護士は依頼があれば
加害者の弁護をする事もある
圧倒的に不利な立場であったとしても
仕事である以上、加害者を弁護しなければならない

クレーマー対応はそこまでのものではないが
不利な立場において、相手の好き勝手にさせない
という部分においては通ずるものがある様に思う

日本人は根が真面目で、サービス精神が旺盛である。お客様は神様だ。という言葉が昔流行ったほどだ
だから、仕事で顧客に迷惑をかけたら必死で誤る

誠心誠意誤る事は大切な事だ
自分の非を認めて真摯に対応する事も大切だ
しかし、やりすぎてはいけない

顧客と売り手は地主と奴隷の関係にはない
ビジネス上の消費者と生産者の関係にある
払われた金銭以上の対応はあくまで善意だし
生産能力以上の事は対応できない
だから、
消費者は生産者を選ぶ自由がある
あくまでも金銭を媒介とするビジネスライクな関係である

タチの悪いクレーマーに出会った時は
相手が言っている事が
100%正しいという事はない。ことを意識し
生産者として
できる事とできない事をハッキリと冷静に伝える事である

全ては貴重な経験である
一般的な会社にいてクレーマーに出会う事は、それほど多くはないと思う
クレーマー対応を経験する事で
日頃の会議や商談、何気ない対話の中でも
活かせる事がある

クレーマー対応中はキツイが
必ず自身の成長に繋がる
深呼吸をして、お腹に力を入れて
録音の準備をしたら電話を取ろう

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