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A.31.ドラえもんの名言より

「のび太君、過去を懐かしむのもいいけど
今はそんな事をしている時ではないんじゃないかな。前を向いて進まなきゃ」

ドラえもんの名言集の言葉である
うろ覚えだから正確かわからない

こんな事をドラえもんが言っていたのか
アニメや漫画はほぼ全作品を見てきたが
記憶にはない

後悔は必ず後からやってくる
それは誰にも変えられない
時間を戻す事ができないからだ

ドラえもんはタイムマシンを使って時空を移動できる。無論、過去を変える事もできる
実際のび太の未来の孫から、結婚相手を変えて欲しいと依頼を受けて22世紀からやってきた

今の連続が未来であり
過去の集積が今を作っている
とするならば
過去の一部の事象を変えたところで
今のほんの一部にしか変化は与えられない
未来にはさほどに影響がない

未来を理想のものとしたいのであれば
今を懸命に生きなければならない
今は選択の連続である
それが、未来を作っていく

ドラえもんは終始、のび太自身の自主性を重んじる。自主性を通し、のび太の考え方や行動を変えていく手伝いをしている

未来も、過去も自由に行き来できる存在
だからこそ、未来を変える為には今を
変える必要があると考えて
のび太の前に現れて、彼の過去の今を変えようとしたのではないだろうか

ドラえもんは一度帰還命令が出されて
のび太の元を離れる時がある
いつもの様にジャイアンにいじめられるのび太だったが、ドラえもんに頼っていてはいけない
自分でなんとかしなくては。と
ジャイアンに立ち向かっていく
何度も何度も立ち向かっていく
そこには、過去の弱虫で他力本願な少年は居なかった

結局ドラえもんは戻ってくるが
私は、あの回がドラえもんの最終回ではないかと考えている

今を自らの意思で選択し、強く生きる事ができる様になったのび太はきっとその後も
自らの手で今を積み上げて、理想の未来を実現するだろうとわかるからである

タイムマシンもドラえもんも居ない
過去を変える事もできない
でも、今を自らの手で選択して行く事は出来る

過去を懐かしむのもいいけど
今はそんな事をしている時ではないんじゃないかな。前を向いて進まなきゃ

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