見出し画像

A.28.空を取り戻した日

誰にでもベビーローテーションする曲が
1曲くらいはあるのではないだろうか

私はジャンルを問わず様々な曲を聴くが
最もベビーローテーションしているのが
タイトルにある
「shakkazombie_空を取り戻した日」
である

この曲は
アニメCOWBOY bivopの
幻の最終回でエンディングとして使用された

ボーカル 故osumiの哀愁漂う歌声
メロウで癖になるようなメロディ、ビート
哲学的なリリック

私はこの世の中の理不尽と闘っている時
この曲に何度も励まされ、癒される

最近になって知った事だが
「空を取り戻した日」というタイトルの
小説も存在する
貧困の中で少年が希望を捨てずに
強く生き、貧困から抜け出していく物語である

楽曲の中で
「空を奪われ、明日が割れ、心蝕む闇が生まれ、夢は枯れ、不安に慣れ、空の行方を知るのは誰?」
という内容が繰り返しでてくる

shakkazombieが小説を参考にしたのかどうか
はわからない
しかし、そうだと仮定すると

楽曲に出てくる「空」を「希望」と
読み替えると小説と楽曲がリンクしているように感じる

小説に登場する少年は津波で家も家族も、全てを
失い路上生活者として生きて行く

本人の心中は想像を絶する悲しみと
やり場のない怒り、そして生きていけるのかという不安でいっぱいである

そんな状況にありながらも少年は
「希望」を探すことを諦めない
自分の状況を打開するために行動を起こす
何度も失敗し、騙され、心をおられる
少年はめげそうな時、現実逃避の旅行に出かける
目を閉じて、夢を見るのだ
そして、また行動を起こす
最終的には大富豪の養子として引き取られる

楽曲もこの内容とリンクしている

小説の中で一番印象的なのは
「スーパースターの僕を通して、彼や彼女は希望を見ている。でも、それでは何も得る事はできない。」

空の行方を知るのは誰?

それは、他人ではなく自分

思考を変え、言葉を変え、行動を変える
希望は待っていても見えてこない
自らその行方を探さなくてはいけない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?