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ピストンとロータリーの違い
金管楽器といえばピカピカに輝くボディと震えた唇をそっと包むマウスピース、そしてこの…指の…押すやつ。
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これを押すことによって音程を変えられるのですが、楽器によってこれがピストンだったりロータリーだったりします。
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トランペットはピストンのイメージが強いですが、ロータリーの形になっているものもあります。チューバになるとピストン使ってたりロータリー使ってたり、いろんな形があります。
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ピストンとロータリーの違いは?
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今まであんまり意識してなかったけど、パンダの無垢な気持ちで見ると何がどう違うのか気になるようなので調べてみましょう。
ピストンもロータリーも要は音程を変えるためのバルブ装置。
形はピストンだと丸いボタンのようなものを上げ下げしていて、ロータリーはアイスの棒みたいなものを上げ下げします。
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なんでこれで音を変えられるの?
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そもそも金管楽器は空気が通っていく管の長さが長いほど音が低く、短いほど音が高くなるので、空気の通り道の長さ調節をするためにピストンやロータリーのバルブを使います。
ピストンやロータリーのバルブがないトロンボーンは手で物理的に長さを変えてますが、トランペットやホルンなどはあれを押すことで管内の迷路の道順を変えます。
ピストンの場合上下に動き、ロータリーの場合は回転させることで空気の通り道を迂回させる仕組みになっているわけです。
パンダでもわかる2分動画はこちら↓
楽器を吹いた時の息は、いつもいつもあのぐるぐる巻きになった管をすべて通ってるわけじゃなくて、選ばれし道をくぐってベルから出てるってことですね。
ちなみにバルブごとに追加される長さも決まってるんだとか。
第1バルブ
全音1個分長くなる→半音2個分下がる
第2バルブ
全音0.5個分長くなる→半音1個分下がる
第3バルブ
全音1.5個分長くなる→半音3個分下がる
第4バルブ
全音2個分長くなる→半音4個分下がる
これを組み合わせて音を調整するんですね。
よくできてるー!
管の長さや音の高さは詳しく調べてみると奥が深いのですが、初心者パンダには荷が重そうなのでこれくらいにしておきます。
ピストンとロータリーの違いは、空気の通り道を上下運動か回転運動かによって変えるってことですね。
勉強になりました。
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