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毒親きょうだい児育ちのひとりごと

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機能不全家族できょうだい児として育った人間のリアルタイムなひとりごと。
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2024年7月の記事一覧

きょうだい児の都合はまるっと無視

きょうだい児の都合はまるっと無視

1ヶ月ほど前に子どもの学年で茶話会が開かれることになった。
18時~22時。なかなかの時間だ。
だがしかし、私が小学校時代、私の親はすべてに置いて弟優先だったので、この手の行事には一切参加しなかった。
「ウィルドちゃんのお母さんって、非協力的だから、お友だちとしてどうかと思うってお母さんに言われたから友だちやめるね」
言われ続けて友人が一人もできなかった身としては、子どもの学校生活に何らかの影響を

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婚活することにした

婚活することにした

弟の第一声に心がミシっと音を立てた。
イカリマークがどこかに浮かんでたかもしれない。

バカかなヴァカなのかな

いや知ってた。弟はバカで愚か者だ。
ちょっと金が手に入ると、なんちゃら啓発セミナーに行きだして、自分勝手に拍車をかけてくる。
そんな大金どうすんだって契約して、代わりに立て替えさせられたこともある。

お姉ちゃんでしょ。
お姉ちゃんなんだから。

この言葉ですべておっかぶせられてきた。

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不公平ってなんだよ

不公平ってなんだよ

父親に遺産が入った。
お金がもったいないと言って、書類集めも申告書作成も全部私にまるっと投げて。
お金だけがチャリンチャリンと父親のものになった。
そして言われた。
「不公平になるから、遺産は全部弟にやる」

意味がわからない。
私はタダ働き。
なんなら委任状持ってあちこち行った交通費も必要書類の入手も自腹である。

なんにもしない弟がプラスで私はマイナス。
うん知ってた。いつものことだよ。
だけ

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成れの果て

成れの果て

私はひねくれ、こじらせたきょうだい児だ。
そして、今現在進行形のきょうだい児の
成れの果てだ。
多くのきょうだい児は、私と同じになるのだ。
だからと言って悲観することはない。
自分のせいではない。
こじらせたのも、ひねくれたのも、全部全部全部ぜーんぶ、親ときょうだいのせい。
これだけは絶対だ。
きょうだい存在と、親の間違った接し方のせい。

私は努力した。がんばった。
手首と太ももと腕をカミソリで

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弟の奇行の後始末その後

弟の奇行の後始末その後

お弁当箱は鞄の中から取り出され、本部に預けられていた。
ああ、それもう弟じゃ対処できないね。パニックだわ。
ああメンドクサイメンドクサイメンドクサイメンドクサイメンドクサイメンドクサイメンドクサイメンドクサイメンドクサイメンドクサイメンドクサイ
メンドクサイの渦に飲み込まれながら、本部に取りに行ったよ。私がね。
なんで事務所で預からずに本部へ送るんだって、弟ガチでキレてたけど、当たり前だっつーの。

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