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伝えることはギフト 知られざる職を伝える大切さ

“エンバーミング”という職をご存知ですか?
20年前「死化粧師」という漫画で知った職業(エンバーマー)です

エンバーミング(embalming)
遺体を消毒や保存処理、また必要に応じて修復することで
長期保存を可能にする技法。
日本語では遺体衛生保全という。
遺族に精神的なストレスやショックを与える場合がある腐敗や変化を薬液の注入により遅延させ、損傷部位を修復することで
葬送まで外観や衛生を保つのがエンバーミングの役割である。
国内外への遺体の輸送にエンバーミング処置を義務付けている国もある。

Wikipediaより

死化粧師連載当時
職場の先輩が26歳という若さで旅立たれた

お別れの時のお顔があまりにも美しく
旅立たれた理由からも
エンバーミングではないか?と感じました

参列された方は皆一様に
「綺麗やねぇ、〇〇ちゃん」
と声をかけながら最期のお花を飾っていきました


あんなに印象に残ったお別れはありません


エンバーミングという職を知らなかったら
元々美しい方だったので亡くなられてもなお・・・と
思っていたかもしれない

その美しさにより一層の涙を誘ったのですが
褒め言葉で送り出すという穏やかな最期に

こんなに素晴らしい職業があるのだな、と
死化粧師を読んでいたからこそ
美しい最期に感動し感謝できたのです


「死化粧師」執筆のきっかけは
著者の親友の葬儀で遺体の状況が良くないことを後悔し
その後新聞でエンバーミングを知り
早くに知れていればという想いから、とありました


知っているだけでとらえ方が変わる
知っているからこその選択ができる


「伝える」ことの大切さを
強く強く実感した出来事でした


それ以来「伝える」ことを大切にお仕事をしてきたのですが
早くに知っておいてほしいと
著者と同じような気持ちになる機会を頂きました




看取り士という職業を伝える


看護師歴20年の経験を活かした
日常を健やかに暮らすヒントとなる地域コミュニティ
美登里の健やか会さま活動ご紹介で
その機会はやってきました

Instagramピン留め3投稿に活動内容のご紹介を作成


代表 柳生 美登里さまは
看取り士としても活動されており
そのご紹介を一番左のメインとなる投稿内に作成しました

映画「おくりびと」の納棺師は亡くなってから
看取り士は納棺前まで関わる仕事
明るく幸せな死生観を共有することも看取り士の大切な仕事

当事者にならない限り、
やはり生存本能がありますから
死について積極的に考えよう!
とはならないのが普通だと思います

ですが、こういった相談をできる方がいる!
それを知っているだけで救われることもあると思います

参加者さまお一人お一人の人生を共有し
その場にいた方同士の心の交流や、 ありのままの姿、時間や空間を大切に
最期をタブー視せず和やかに皆でいのちの話をする場所「カフェ看取りーと」


カフェ看取りーとの画像を作成していると
自分の死生観について考える時間になりました

私のような死生観の方は少ないのではないかと思い
カフェ看取りーとに参加したらこんな雰囲気かな?と
参考の一つになればと柳生様にもお送りした内容です

私はひとりで最期を迎えたいと思っている 猫のように
ただ死後の迷惑はかけたくないので
やはりどなたかに看取って頂くことが必要だと感じる

(叔父が孤独死で真夜中に警察から連絡があったことがある
夏場だったこともあり損傷がかなり進んでおり
臭いでご近所にも迷惑がかかった)

最期を迎える時必ずしも家族がいるとは限らない
死後を話せる方、相談できる方がいるだけでもありがたい

看取りはその時点から始まっていると感じた

最期の瞬間を看取られずとも
看取りであると

最期まで健康に自分のことは自分でできるように
生きていきたい

そのために今身体づくりと食を意識して
何歳になっても自分のことは自分で出来る私で生きていく

あらためて悪い生活習慣を見直すきっかけとなりました
ありがとうございます

最期を考えることは
今を大切に生きることに繋がるんだ!と気付いたのです

日々の悩みがどれだけ小さいことだったか
どれだけ大切に生きていなかったか

ハッとさせられました


メールでこれだけの気づきと
気持ちを伝えたことで何かスッキリと
新たな気持ちで生きていこう!となり
癒しという言葉だけでは表せない不思議な感覚でした

きっと実際に参加して別の方のお話もお聴きすると
もっと今を大切に生きようとなるのではないかな?と思います


カフェ看取りーとは皆さまとのシェアですが
個別の看取り相談会も開催されています


看取り士の活動でお伝えしている
「今を大切に生きる」ということが
美登里の健やか会の活動に繋がり

生きること(美登里の健やか会)と
最期(看取り士)と
表裏一体の活動をなさっているのだなと
終盤は感動しながら作成していました


2018年5月15日月刊ウェンディ この人に注目
「最期の1%の幸せ」看取り士 柴田久美子

姉から渡された切り抜き記事で
初めて「看取り士」という言葉を知りました。

ちょうどそのころ、私が住んでいる団地が
超高齢化していることを知り、驚きました。
孤独死された方もいるという事実に心痛めました。

2025年には47万人の人が
看取り難民になると言われています。
それに対して、自分が何かできないかを
考えるきっかけとなったのが看取り士の存在です。

私が訪問看護師として勤務していたとき
「おひとりさま」の方が、ケアマネジャー、医療、介護、
地域の民生委員、ご近所の人、ヤクルトスタッフさまなどに
見守られながら、自宅で看取られました。

歌が好きな方で、普段の訪問時に一緒に歌ったり、
旅立たれる3日くらい前の訪問で
声をかけると何節か歌ってくださいました。

その経験から、身寄りのない方でも
自宅で最期まで過ごすことが出来ること、
好きなことが生きがいになることを教えてもらいました。

いま住んでいる地域に暮らす一人として、
看取り士の活動を広めていきたいと考えました。

「看取りを考えることは、今を大切に生きること」
このことを伝えていきたい

それが、看取り士を目指した理由です。

柳生さまが看取り士を目指された理由




看取るということについて
医療従事者さまの精神的な負担が軽くなるような
そんな存在にもなるのではないか、と感じました

看取りの場に出会う職業だからこそ
ご自身の生き方を問う瞬間もあると思います

この選択は正解だったのか?など一人で抱えているお悩みや
家族や友人には話せないこともお話出来る場となります

全ての人が最期、愛されていると感じて旅立てる社会を創る
看取り士の理念を知って頂くことは
医療従事者さまの生き方とお仕事にきっと活きるのではないかと思います



“想いをお話に来ました”
そんな理由のご参加も歓迎とのことです

医療従事者さまも大歓迎とのこと


話せないと思っていること、
想いを言葉にしてみませんか?



人生のたとえ99%が不幸でも
最期の1%が幸せならば
その人の人生は幸せなものに変わる

マザー・テレサ




※看取りステーション甲子園いちごは
2022年12月をもって閉所されます

看取り士としての活動を糧に
「美登里の健やか会」にて
健やかに“生きること”をお伝えされます

エンディングノートや
立腰体操などコラボイベントなど
日常を健やかに暮らすヒントが詰まっています

日常を健やかに暮らすヒント
「美登里の健やか会」
毎月第2月曜日 10:30~11:30
【HAMACO:LIVING】 まちのね保健室
兵庫県西宮市枝川町10-1 ファインシティ甲子園1階
阪神本線 甲子園駅 徒歩 約25分
バス:東口改札 3番乗り場「浜甲子園団地ゆき」
「浜甲子園団地第五」下車

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