見出し画像

サクラマチ

桜の開花を待ちつつ桜スイーツな日々。

成城石井にて買った、桜上用まんじゅうと道明寺桜餅。

若かりし頃は幼い味覚ゆえ、その独特の風味と香りに馴染まずイロモノ扱いをしていた桜風味の菓子たちも、歳を重ねるにつれてその塩気を含んだ味わいの良さがわかるようになり、だんだんとクセになってくる。

桜餅については今期初の道明寺バージョン。やはり道明寺桜餅の方が私は好みらしい。おまんじゅうの製造元は京都の製造所で、桜餅はとかち製菓というところのお品だった。結構大ぶりでどちらも1箱2個入りでとても食べ応えがあった。

昨日は前の職場の管理者仲間が溝の口から東新宿に引越したというので、Yさんを含む当時の仲間が集まって引越し祝いの鍋パーティをした。リフォームしたてのフローリングのきれいな部屋で、ふた口のIHコンロと最新式のウォシュレットトイレがあり、浴室にはシャワーしかないという話ながら近所に味のある銭湯があるという羨ましいくらいの好物件だった。

立退きによる転居だったそうで、引越し費用は不動産屋もちという出来すぎな話。

その人は何年も同じ職場の男友達とルームシェアで暮らしていたのだけれど、その相手がもともと住むあてもなく地方から東京に出てきたのを彼が1、2年のつもりで善意で家に置いたところ、そのまま長々とルームシェアするようになってしまったという経緯があったので、ようやく離れる口実ができてほんとによかったね、と何度も祝いの言葉をかけた。

実を言うとその二人ともが私の大事な元仕事仲間で、二人とも私と一緒に何年も同じ職場に勤めていたけれど、この度晴れて東新宿に居を移したOくんはちょうど2月に部署異動になり、仕事も住まいも新天地となってさぞやフレッシュな心持ちだろう。一方居候していたTくんは私の住まいに程近い西新宿に引越したと本人から連絡があった。いつかそちらのお宅へもお邪魔させてもらえたらとたのしみにしている。

居候のTくんはなかなか性格に癖のある人で好き嫌いが激しく、職場でも敵を作りやすい人だったけれども、なぜかYさんと私のことはとてもよく慕っていてくれて、私もYさんも彼にとても助けられていた。頭の回転がよく賢い人で、私と同郷のよしみもあって今もときどき連絡をくれる大事な友人の一人だ。


東新宿に向かう前に、Yさんと二人で新宿三丁目に出て、無印良品でOくん用の引越し祝いを買い、参加者の一人で今月誕生日を迎える女友達のAさん用のバースデープレゼントを買った。酒豪の彼女には獺祭という日本酒を用意。

言わずと知れた山口県の銘酒で、当然のように彼女も知っていて喜んでくれた。そして鍋を囲みながら早速皆で飲んだ。先日近所の焼き鳥屋で飲んだ獺祭も美味しかったけれど、常温で飲んでもとてもフルーティで軽やかで華やかで、素晴らしい口当たりの良さだった。人気になるのもよくわかる。晩酌をしない私が思わず自分でお金を出して買ってでも飲みたくなるほど旨かった。和菓子に合わせて飲んだらさぞや美味しいに違いない、なんて非常に贅沢で危険な夢想を巡らせてしまう。


買い物の前に伊勢丹のレストランフロアにある韓国料理屋で本格ビビンパを食べた。

日本の丼物に比べてご飯が少なく、圧倒的に野菜の量が多かったけれど、食べ切れないくらいのボリュームだった。途中からは自分の好みでコチュジャンを足して食べた。お冷がわりに供されたイエローゴールドの冷たい飲み物はお店の人曰くとうもろこし茶とのことだった。あっさりとして飲みやすく美味しかった。


伊勢丹のレストランフロアに行ったのも初めてだったけれど、最上階にある庭園広場にも初めて足を運んだ。伊勢丹の創業者の銅像と、商売の神である弁財天を祀る祠があり、そこで白梅が咲いていた。よく晴れて陽射しが暖かく、子供たちの笑い声が響くのどかな空間だった。また今度伊勢丹の地下で買い込んだ和菓子を持って晴れた日に訪れたいものだ。


---

今週は火曜日に2月のプレミアムフライデー代わりの15時あがりをした。その日は定期券を家に置き忘れてきていたため、運動をかねて恵比寿の会社から家まで歩いて帰った。その時に渋谷ストリームを通過する道すがらの渋谷川沿いで咲いていたのは何の花だろうか。(私には桜としか思えないのだけれど、時期が早すぎるように思えて自信がない。)

今年はなんだか殊更に春が待ち遠しい。このところの気候の変化も冬の寒さとは明らかに違うぬるさがあって、いよいよ春が来るのを肌で感じる。春はあけぼの…

渋谷ストリームにある、メゾンカイザーのオーナーが出店した惣菜パン屋「BAKING SHU ぱん」で看板商品のあんパンを初めて買った。

TV番組カンブリア宮殿で紹介された頃に行った時は週末だったこともあり、売り切れていて買えなかったけれども、平日だったこともありあっさり購入。一箱二つ入600円。

こし餡入りのプレーンなあんパンと、粒あん入りのよもぎあんパンの2種。

あんぱんで有名な木村屋の御曹司でありながらフランスパンを日本に浸透させた立役者であるオーナーが作る、ふかふかに柔らかいフランスパン生地を用いた新しいあんパン。

家に持ち帰ってレンジで少し温めて食べた。日本橋の老舗和菓子店である榮太棲総本舗謹製のあんこが使われている、とても贅沢な一品。木村屋の酒種あんパンも大好きだけれど、こちらのあんパンもよかった。

新発売のあんバターサンドもバゲットを用いた斬新な新メニューで気になったけれど、またの機会に味わえたらと思っている。

と、和菓子とあんこのことにかまけていたら、確定申告の季節になってしまった。医療費控除はもはや二人合わせてもはした金なのでしてもしなくても大して変わらないとはいえ、ふるさと納税の手続きは必要だ。なのだけれどもYさんの分のワンストップ申請をするのをすっかり失念してしまっていたことに今さら気づく。申請書が届いた頃はバタバタしていてすっかり後回しにしてしまっていた。

オンライン手続きするための材料も不十分なので、Yさんの分は純粋な寄付にせざるを得ない…かもしれない。次回は気をつけなくては。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?