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休みの過ごし方

私は歩くことが好きだ。目的地はあったり、なかったり。歩くことで様々な発見がある。春であればつつじが咲いていることや、アスファルトに咲くタンポポがいつの間にか綿毛になっていること、誰かが落としたかわいらしいキーホルダー。いつもと同じ道でも毎回、違った発見がある。作りこまれたあの映画みたいに。

時たま、歩いていると幼少期を思い出して、「あの頃も楽しかったな~」ってなる。童心に帰れる。あの頃の自分が隣にいてくれる。日食なつこの「あのデパート」みたい。

ただ、私は走ることはあまり好きではないので、ほとんど走らない。走るのは信号機が変わりそうな時ぐらい。私は昔も今も運動が苦手で走るのは遅かったし、すぐに疲れてしまう。

私は歩きながらいろいろなことを考える、悩む。自分のやりたいこと、人間関係。。。etc。思いっきり時間をたっぷりかけて悩むために歩いている節すらある。

歩き疲れたらいい感じの喫茶店に入ってカプチーノを飲む。喫茶店では、隣の席のおばさんが家族の愚痴を言っていたり、学生がテストや授業の話をしていたり。私は本を読みながらゆっくりカプチーノを飲む。

歩いていると寄り道をしたくなる。私は読書も好きなので、本屋があったら必ずといっていいほど入る。本屋にも特色があって、本が買いたくなるような置き方をしている店、小説・雑誌・新書・参考書の比率など。

家にあるまだ読んでいない本のことを考えながら本を買う。ブックカバーを付けてもらうと店ごとにオリジナリティーがあって面白い。

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