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最期に人は何を考え、想うのだろう?

半世紀生きてきたからか、人生が終わる瞬間、人は何を考え、想うのだろうということが気になってしまいます。以前は遠いことのように感じていたのに、身近に感じ始めたからかもしれません。ここ最近、私が好きな著名人が次々といなくなり、とても悲しく、寂しい気持ちになるようになりました。

NISAが始まって、投資って怪しいのではという気持ちがまだまだ強い頃、楽天証券のトウシルで山崎元さんの癌についての記事を読みました。

癌の話ではあったものの、その細かく、隅々まで考えつくされた内容に一瞬で好きになりました。フォローをして記事を楽しく拝読させていただいておりました。それなのに、私たち読者を置いて先にいかれてしまいました。

NOTEを今年から始め、念のため、記事を書かれていたのかしらと検索してみました。見つけました。拝読させていただきました。最後の記事はいつ読んでも泣けてしまいます。なくなる1週間前に、後に続く人たちのために残してくださっていました。変わらない確かな考え。なぜ癌はこの人を奪っていったのだろう、と残念に思わずにはいられません。

つい先日、NHKで「Last Days 坂本龍一 最期の日々」が放送されていました。

闘病されている間のメモ書きのようなものも包み隠さず見せていただき、最期までをどのようなことを考えて過ごされたのかを知ることができました。とても心に残る番組で、改めていろんなことを考えさせられました。山崎さんと同様、なぜ癌はこんな方を奪っていくのだという気持ちにもなりました。

人には最期が必ずやってくる。若い頃は何も怖くなかったのに、なぜだろう?こんなに怖く思うのは。

勝手な想像だけれど、意識(魂)が少しずつ体から分離していって徐々にこの世からサヨウナラをして、別の世界でまた意識だけがクリアに存在するのかもしれない。その日が来たら分かるのだから、もう考えるのはよそう。その日まで悔いのないように暮らしていきたい。



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