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「本音を言う」とは?

夫が、急にこんなことを言い出した。
ー「本音を言う」っていうのを「怒りをぶつける」と同じだと思っている人がいるね。。。

夫は心理カウンセラーをしていて、私たちはカウンセリング養成講座で知り合ったので、こういう話をよくする。
(もちろん、カウンセリングの内容は一切教えてもらっていない。)

確かにそうだなと思う。私だってそうだもの。

自分のことを振り返って、「怒り」は本当の感情を覆い隠すものだと思っている。
私の例でいえば、「家事の分担が平等じゃない!」と怒った。夫はと言えば「もっと早く言ってくれればよかったのに」だ。
私は思っていた:「私のことをちゃんと見ていてくれたら、家事が大変そうだと分かるはずだし、私が言わなくても分担しましょうって言えるはずじゃない!」
そう、行き着くところは「私を見て。私を愛して。」

子供の頃から何も変わっていない。
すべての人は自分が好きで、相手に自分を愛して欲しいと願っている。
小さな子供は大泣きしたり、親に一生懸命に語りかけたりして「こっちを見て。私を愛して。」と訴えている。
この願いが叶わないと怒りだす。ますます大泣きして主張する。いたずらして振り向いてもらおうとする。健気だ。
でも、悲しいことは、どんな手段を駆使しても愛してもらえなかったら諦めてしまうことだ。

だからと言って、
怒りやすい人は、愛される体験が少なかった人
と簡単には括れないだろう。

またここで気になるのは、「愛される」と「甘やかされる」も混同されているということだ。

すべての人が本音で話しあえるような平和な世の中であることを願っている。



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