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「老けて見える」のはなぜだろう?

日常生活の中で気になることが、姿勢のこと。
立っている、座っている、歩いているなどなど、何気ない日常の姿勢が気になって仕方ありません。
みんな年齢を書いて歩いてるわけでもないのに、遠くから見て、この人は私より年齢が高い、低いと瞬時に判断してしまうのはなぜだろう?という疑問から出発しています。

もちろん、服装も1つの判断基準だとは思いますが、「あの人若作りしてるなぁ」ということも遠くからでも判断できたりします。
年齢を判断するのに使っている基準は服装だけでなく、姿勢もあると思うのです。

年齢を重ねてくると、徐々に昔の箱型のロボットみたいな動きをする方が増えてくる印象があります。ロボットって、可動できる箇所がとっても少なく、可動域が狭い。例えば、後ろを振り返るときも腰からねじるのではなく、首だけ回す。遠くのものを掴もうとするときも手だけを伸ばす。歩く時も大股に歩けず、ちょこちょこと膝から下だけを使うなどなど。

人の振り見て我が振り直せ。。。ということで、このことを念頭に置きながら、日常の暮らしの中でも立ち居振る舞いについては気にしています。そのおかげか、姿勢について褒めてもらえることは多いです。

このロボットみたいな動きになってくると上半身が若い頃のように動かせていません。上半身にはたくさんの内臓が収まっています。ここからは私の想像と感覚の話なので、エビデンスを示せ!と言われても困るのですが、上半身の動きが少なくなると内臓もちょこっとしか動かせず、内臓の動きが悪くなり、働きも悪くなり、内臓が老けていく。。。と私は感じています。姿勢の悪さは外見だけでなく、体の内側にまで悪影響を及ぼしていると思うのです。

ヨガインストラクターの視点も加味して、若々しい姿勢でいるためには、
・逆転のポーズ(頭を下にするポーズ)
・ひねりのポーズ(背骨をねじるポーズ)
が重要だと思います。これらのポーズは、日常生活でなかなかとらない動きであり、かつ内臓に積極的に働きかける動き。若々しさを維持したいと思う方にはこれらのポーズを習慣化するのがお勧めです。

ただ、逆転のポーズは血圧の高めの方には危険なこともあるので、そういう方は主治医の先生に相談した上でされた方がいいかもしれませんね。

ヨガを習っていない方やご自宅でなんとかしたい!という方に提案するすれば
・前屈(逆転のポーズ)
・ワニのポーズ(ねじりのポーズ)
はいかがでしょうか?

これらをやるときに特に重要なのは、想像力を働かせるということ。

前屈したら、頭に血が巡ってきて血管がどくどく脈打ってきます。頭が熱く感じます。胃腸がいつもの位置から重力のおかげで地面に少し近づきます。肋骨が広がっていくのを感じます。
こんな風に体の変化を1つ1つ細かく感じていきます。

身体をねじるときも同じです。背骨って24個の骨が連なっています。その骨1つ1つがちょっとずつねじれて、今のひねりが生まれています。内臓が雑巾のように絞られていきます。大きく息を吸って肺に入れると肋骨が広がります。今度はその息を捻じれているお腹にいれてみるとさらに内臓が働いてくれるのが感じられます。

想像することで、体の内側がよりイキイキと動きます。1日の内の少しの時間を体に意識を向けて繋がる。それは若々しさにつながります。

私たちの身体はいまだにすべてが解明できないほど精緻に作られています。だから、どんな風に解釈するのかは自由なのではないのかなと思っています。

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