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教職ブラックの今、働くことへの不安解消に必要なたった1つの考え方

こんにちは。
公立中学校教員・公認心理師のモネです。

オトナブルーが流行っています。
新しい学校のリーダーズの
『首振りダンス』…できない。
でもやってみる。無理やりやってみる。
と、うけます。
『下手な首振りダンスは人を笑顔にさせる』
悟りました。


オトナブルー。

そして

教職ブラック。

こっちはそんなに流行ってほしくない。

公立中学校で働き始めてから14年になりました。
でも、その前も講師として働いたり
辞めたり(契約が切れたり)で、
通算では18年くらいになるかなと思います。

振り返ってみると、
教師はブラック。
否定できません。

●勤務時間が長すぎる
●残業代が出ない
●保護者からのクレームが辛い
●部活動と生徒指導に際限が無い
●校務分掌の大きな負担

ちなみに私の現在の勤務先の部活動、
夏は18:30まで
冬は16:45まで。

これって、太陽が沈むまでってことですよね。

原始時代か。

太陽が沈んできたら活動をやめて
洞穴(家)に変える。
はあ?今、令和ですけど。

ちなみに私の学校の
教師の勤務時間は8:15~16:45です。
勤務時間外の労働の負担が大きすぎます。

毎日授業を担当して、
けっこうヘトヘトなのに、
放課後の部活動が当たり前。
生徒が帰ってから
次の日の授業の準備や
保護者連絡。

疲れた顔に
『子どもたちのためにがんばってくれてるね』
の管理職の言葉。
ねぎらいの言葉はありがたいけれど、
肩にのしかかる。
『子どもたちのために、
力を抜いてはいけない』

授業以外にも係りの仕事があったり、
学校外の研修やら研究授業…。

私は19:30になったら
仕事が終わっていなくても
学校を出ます。
小学生の子どもを最低22時には寝かせたい。
帰ってご飯、お風呂、宿題・お便りの確認、寝かせる。
これをノンストップでやって、
子どもが寝てから残った家事と、
仕事をやって寝る。

さあ寝よう、と思っても、
保護者からのクレームに悔しくて眠れない時がある。

朝起きて、まず一言めが
「ああ疲れた」の日がけっこうある。

こんな仕事いつまで続けられるんだろう。
体力も気力も減っていく一方です。


『もう限界。』

これです。
働くことへの不安解消に必要なたった1つの考え方。

『限界』を意識すること。

限界を意識して、
持続可能な働き方から逆算して
セーブすること。

これを可能にしないといけない。

働き続けることに
不安を感じずに、
子どもたちと関わる時間に
自信を持ちながら仕事をする。

当たり前のことじゃないでしょうか。

『すべての人の働く権利を守って、
安全に安心して仕事ができる環境を進めていく』

これは、
SDGsの17の取り組み目標のうちの1つ、
『8 働きがいも 経済成長も』
の中の言葉です。

誰もが人間らしく仕事ができる社会を作る。
これには教師も当たり前に含まれています。

だってSDGsって
地球上の誰一人も取りこぼすことなく
取り組むべき目標なんですよね。
だったら教師ももちろんです。

教職がブラックになった原因の1つは
従来の学校では取り扱わなかったようなことを、
無数に、無限に、
学校・教師が取り扱うようになったことです。

福祉、医療、保健。
学校の仕事になってきています。

●子どもが家出した
●親がネグレクト傾向がある
●家庭内暴力
●貧困
●自傷行為
●犯罪
●自然災害への対応
●ネットトラブル
●不登校
●摂食障害
●カウンセリング
●ソーシャル・スキル・トレーニング
●メンタル・トレーニング

子どもが大切で、
何とかしたいという思いを
多くの教員は持っています。
だけど、ドラえもんじゃない。
対応に追われて、
授業がおろそかになり、
自分を責める教師もいます。

この状況に歯止めをかけないと、
教師の仕事は過酷でキツイ、
ブラック職種になっていく一方です。

教育にも
教師にも
限界があります。

都合のいいドラえもんは学校にいません。

子どもも、
保護者も、
教師も、
世間の人たちも、
知恵を出し合って
教師のサスティナブルな働き方を実現する。

それって、結局、
子どもたちのためになると思うんですよね☺

よかったらご意見お聞かせください🌸


今日の 気ままにモネ川柳

7月が終わったら 新学期まで早すぎワロタ
(五七五を完全に無視)


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