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失敗しても他人はそれほど気にしていません

高校生の頃、
遅刻して教室に入ってきたクラスメイトが
息を切らしながら席につこうとした時、
私が「電車できたの?自転車で来たの?」
って聞いたのと
ほぼ同時に、
教卓で腕を組んでいた先生が
「どうして遅刻したんだ」
と怒りモードで聞いたので、
焦ったクラスメイトが

「自転車に乗り遅れました」

と答えてしまうということがありました。

意外と先生も噴き出して笑ってしまい、
クラスメイトは遅刻を責められずに済んだので、
私もタイミング悪く声をかけたことを
責められずよかったです。


人間はミスをすることを恐れる生き物です。

でも必ず人間はミスをします。

〇絶対に遅刻できない日に寝坊してしまう
〇玄関のカギをかけ忘れる
〇目上の人に失礼なことをいってしまう
〇面接前に白いシャツにコーヒーをこぼしてしまう

誰にでもあることです。
ミスをしない人間はいません。

人は避けられない失敗やミスについて、
意識しすぎるという傾向があります。

自分のしてしまったミスが、
注目され、
責められ、
軽蔑されたりするのでは?
と必要以上に
強く心配して考えすぎるということです。

その原因は
『私たちは自分自身のことを過大評価するから』
であると言えます。

ある意味で
私たちが『自信過剰』に陥っている状態で、
他人の視線や印象に関して”バイヤス”がかかっています。
これを
”自己認知バイヤス”といいます。

”自己認知バイヤス”は、
認知バイヤスの一種で、
『自分が物事の中心であるかのように考えてしまう』
というような認知のゆがみのことです。
失敗やミスへの注目だけではなく
根拠のない自信や、自分の実績を過大評価する
といった思考も同じ
”自己中心性バイヤス”といわれます。

人は、
自分の外見や行動、失敗が
実際以上に注目を浴びていると
思い込んでしまう生き物。
この認知のゆがみは
”自己中心性バイヤス”であって、
思い込みや先入観から
思考や認識が誤った方向に
偏ってしまっているんだ。


ということを知っていれば、
ミスや失敗をした時に、
まわりの目や、自分への批判を
それほど深刻に考えなくてもいいと
思えると思います。

もしあなたが失敗やミスによって
深く思い悩んでしまうような時は

『人はあなたのミスには気づいていない』
『気づいたとしても、それほど意識していない』

と思い出してみてください。
きっと心が軽くなると思いますよ。


学生時代
「前髪切るの失敗した。人生終わったかも」
っていう友達の前髪が
そんなに変だと思わなかったことを振り返っても
誰かの失敗について
誰もそれほど気にしていないって
思います。

考え方を変えるだけで
プレッシャーから解放されることは
よくあります。

自分が失敗したと思った時は
『誰もそんなに気にしてないから
深く考えないで大丈夫』
と自分自身に声をかけたいですよね。

そして誰かが失敗に落ち込んでいる時は
「え?失敗?そうなの?
全然みんな気づいてないと思うよー。」
なんて言いながら、
さりげなく
「気にしなくて大丈夫だよ」
ということを伝えたいですよね。

今日もおつかれさまです。
読んでくださってありがとうございます☺
感想など、コメントいただければうれしいです🌸




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