見出し画像

サウンドトラックを聴き、世界観に浸るーー。

アニメやゲームの背景音楽として、誰もが一度は聴いたことがあるサウンドトラック。
アニメであればOP、EDテーマなどといった曲は幅広い層に受け入れられていき「アニソン」として定着しているが、サントラを聴いている人は珍しく感じる。
もちろん、アニソンにも良さはあるが、今回はサントラを聴いていただけるよう、熱い気持ちを持ち、語っていく。


サウンドトラックは作品に欠かせない要素の一つ


まず、一つはサントラを聴くことにより、その作品の思い出に浸るのが楽しみの一つだと思う。また、曲そのものを楽しむことができる。特に、好きな作品のサントラを聴くことで、その作品に対する愛がより深まるのではないでしょうか。他にも作品の雰囲気を作り出し、物語のシチュエーションに合わせた音楽を演出する。春夏秋冬、季節に通づるテーマソングがあり、また心理描写などにも幅広く使われる。

例えば、AIRの「夏影」
この曲には、どこか懐かしい日中の「夏」を連想させる。
では、同じ夏をテーマにした作品。智代アフターの「old summer days」はどうだろうか。作品をプレイした影響もあるが、同じ夏には感じられず、夏の夕暮れを連想させる。このように季節をテーマにした作品には、その季節や昼夜をイメージさせる曲が多くある。
冬をテーマにしたKanonの「pure snow」は、冬の夜をイメージさせる曲調で、聴くだけで冬の寒さを感じることができる。

ーそう
音楽だけでなく、作品をプレイすることにより、リアルな体験を作り出すことができるのだ。
サントラは、作品と共に楽しむことができるのはもちろん、単体としても楽しむことができる。登場するキャラクターのテーマソングや、名シーンなどで流れる曲は、作品を観た後に聴くことで、感動を再び甦えらせることができる。

季節や昼夜、またはその日の気分に合ったサウンドトラックを聴くだけで、作品の主人公になれるのだ。

個人的にアニメやゲームにおいて重要なのは、世界観にどれだけ没入できるかだと思う。物語の雰囲気やキャラクターの感情を強調するためにはやはりサントラは必須。

例えば、ドラクエⅣは各章ごとにテーマが異なる。第2章のテーマソングは「おてんば姫の行進」という曲。
この曲はアリーナがこれから起こる冒険にワクワクし、楽しみが隠しきれないといった曲調。想像ではあるが、私はこのように捉え、曲のタイトルからもそう感じる。

このように作品だけでなく、キャラクターに合った曲を聴くことで、よりストーリーへの没入感を深められる。こういった世界観を考えながら、歩き、サントラを聴くのは心地がよい。
作品の印象をより深く、長く残すことができるのは、サントラならではないか。

作品に没入するため、作品の余韻に浸るため、一音楽として、”サウンドトラック” を聴こう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?