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クラウドワークスはスキルなしはやめとけ!

こんにちは、副業に関する情報発信をしているのりです!

これまで副業にはどのようなものがあるのか、そして副業が禁止されている会社にお勤めの方に向けた注意点をお伝えしました。
副業をしようと考えていらっしゃる方の多くは、はじめにネットで検索を行うと思います。そこで絶対に目に入るのが【クラウドワークス】だと思います。私も最初に取り組みました。その上で言わせていただくと、クラウドワークスは一定の方以外は、やめた方がいいです。その理由を私の経験も踏まえながら説明していきます。


クラウドワークスは稼げない

結論を言ってしまいますが、クラウドワークスでは稼げません!
こう言い切っても過言ではありません。私が生き証人です(笑)
私はクラウドワークスに登録して1か月間活動を行いましたが、散々な結果でした。1か月間で得た収入は驚異の【122円】です。実際に仕事をしている時間は合計で3時間はかかっています。(応募や提案型案件を含めると数十時間を費やしています)
はっきり言います。割に合いません。時給換算すると約40円ですよ?
私はスキルもなかったので、特に難しかったのだとは思いますが、おそらく副業をしようと考えていらっしゃる方の多くは、私と同じく知識なし・経験なし・スキルなしが多いと思います。そうした方は、クラウドワークスで稼ぐことは極めて困難と言わざるをえません。

とは言いつつも、それはあなただからでしょう?と思った方もいると思いますので、なぜ私がここまで言い切ったのかを詳しく説明していきます。

根拠①:クラウドワークスは”稼げる人”を選ぶ

この一言に尽きます。クラウドワークスは稼げる人を選ぶんです。
その理由は後ほど説明しますが、クラウドワークスで稼げる人は限られています。
実際のデータを見ていきましょう。

図:クラウドワークスより

少し古いデータとなりますが、上の図はクラウドワークスで収入を得ているワーカーに関する資料です。こちらを見てわかるように、平均月収30万円を超えているワーカー数は【111人】しかいません。ちなみに2016年の会員登録者数は100万人を突破したとクラウドワークスの企業ニュースで発表がありました。

100万人の登録者数がいて、月収20万円超えが111人です。割合で言うとなんと【0.01%】と驚異の数値です。もちろん、数万円程度であれば割合はもっと増えるのでしょうが、それでも大きく稼ぐことは難しいと言わざるを得ません。
また”稼げる人を選ぶ”という最大の要因は、20万円以上稼いでいる職種として【ITエンジニア・Web制作・デザイナー・ライター】の割合が90%を超えています。そうです、クラウドワークスで稼ぐには、これらのスキルがないと到底難しいということがわかります。
逆を言えば、こうしたスキルを持っている方は、まだ稼げるチャンスがあり、高収入も目指せると思います。しかし、競合が多くて案件をとることが難しいジャンルでもあるので、効率が悪いでしょう。

根拠②:高単価案件は一部のみ

スキルがないと難しいということはわかっていただけたと思います。今度は案件の面から、いかに稼ぐ事が難しいかをみていきましょう。

クラウドワークスには多くの案件が日々募集されています。依頼内容は多義にわたります。

カテゴリーは写真を見てもらえればわかりますが、イメージのつきにくいものだけ説明します。

・タスク
これはいわゆるアンケート系になります。実績は不要で、誰でも簡単に行う事ができます。

・コンペ
これは商品のネーミングやロゴデザインなどの案件が多いです。特定期間中にワーカー(私たち作業をする人)が依頼に合った提案を行い、クライアント(案件を出す人)が多数の提案の中から採用するものを決めるというものです。採用されれば報酬が発生し、不採用であれば何もなしというものです。こちらも実績はなくても応募できるものが多いです。

また報酬の種類について、固定報酬(金額が決められているもの)の他、時間単価報酬(いわゆる時給ですね)もあります。

ここまでクラウドワークスの案件の種類と報酬の種類について見てきました。では報酬について具体的に学んでいきましょう。

さて、クラウドワークスの高単価案件は一部のみと伝えましたが、これは上のカテゴリーでいうと【開発とデザイン(一部コンペ)】になります。第一章の稼げる人を選ぶで触れましたが、プログラミング・Web制作・デザインに関わる案件です。その中でも段違いで高単価なのはプログラミングで、1案件あたり数万〜2桁万円です。特にアプリ開発などの専門性の高いものは高単価となります。

その次がデザイン系で、数千〜稀に2桁万円です。デザインについてはコンペ形式のものが多いですが、漫画制作やバナー制作などの案件は1枚あたりの価格や時給単価報酬のものも中にはあります。

この次に単価が高いのが【ライティング】です。
ライティングは台本作成から特定のテーマに基づく記事作成などがメインです。報酬は様々で1記事あたり数千円〜2万円程度までの案件が多く、1文字あたりの単価が設定されている場合もあります。必ずテストライティングがあり、その場合は報酬が安くなります。(正規報酬の約半分程度)

以上が高単価案件が見込めるカテゴリーです。
特にこれらの案件は、予算は交渉となっているものもあります。実績のあるプログラマーやデザイナー、ライターについては、さらに高額での契約も可能です。ライティングであれば、まだ勉強して参入の余地もありますが、参入しやすい分競合は多いです。

さて、では残りのタスク(アンケート案件)とデータ入力案件の報酬を見ましょうか。予想されていると思いますが、これらは低単価です。特にタスクは超低単価となります。

まずはタスクについて、こちらは1件あたり数円〜数十円です。タスクにかかる時間は数日間にかけて行われるもの(トータル1時間くらいかかる)や数分で終わるものなど様々です。いくらでもこなしてもいいですが、時給換算すると100円に届くか届かないかくらいとなります。

データ入力は、BUYMAの商品登録や市場調査、指定されたデータの入力(一部画像加工有)がメインです。一部企業へのメール送信も含まれます。タスクよりも単価は上がり、1案件あたり数百円〜数千円、データ量が多いと10,000円程度となります。データ入力は入力するデータ数が数百〜数千と膨大で、且つデータを1つ入力するのに、2分〜5分程度かかります。例えばデータ数1,000件であれば、3分×1,000件=3,000分、50時間かかる計算です。データ1つにつき10円〜50円程度が相場なので、1,000件であれば単価を10円として10,000円となりますが、50時間かかるとすると、時給換算で200円です…。

いかがでしょうか?
もっと稼げるイメージがあったかもしれませんが、クラウドワークスの現実は厳しいと言わざるを得ません。データ入力であれば、比較的0→1突破はしやすいかもしれませんが、時給換算すると見合った報酬では無いということがわかります。

根拠③:案件獲得までにタイムラグが生じる

次に、実際に私が経験した事でもあります。それが【案件獲得にタイムラグがある】という事です。
例えば、期日が5日後と設定されている案件に対して、すぐに対応できますと応募をしたところ、返信が来たのは期日を超えて1週間後とかがほとんどです。不採用の通知なので、もしかしてら遅くなっているかもしれませんが、ワーカー側からしたら死活問題です。

なぜならワーカーの多くの方々が
自分の作業時間を考慮して応募している
からです。

例えば、案件が欲しいからと言って闇雲に応募を行い、複数の案件で採用された場合は期日に間に合わない可能性が出てきます。特に副業で行っている方は、合間の時間を使っていると思うので、応募したとしても2件ないし3件程度かと思います。たまたま私が応募した案件が遅かっただけかもしれませんが、次にいけないのでここでも時間の無駄が発生します。ここもやめておいた方がいい要素になります。

根拠④:悪質なクライアントの存在

これはクラウドワークスに限った事では無いかもしれませんが、クラウドワークスの中には悪質なクライアントも存在します。いわゆる詐欺です。
アンケート系でよくありますが、初心者を狙った悪質なものがあり、私も巻き込まれそうになりました。

内容としては、
・ライティングスキルを学ぶことが出来る投稿を見て感想を書いてください。読むだけで基礎的な知識が学べます。(プログラミングやデザインバージョンもあります)
というものです。

実際は、ライティングスキルを学ぶというより、ライティングスキルがないと稼げませんよ、先生から教わるのが1番ですよ、だからスクールに入ろうかという流れで構成された投稿記事を読むだけです。全くスキルに関する内容はなく、時間の無駄です。

しかもスクールが高い。約10万です。ちなみにこれはクラウドワークスからも案内が来ていました。

悪質な場合は、報酬も支払われないケースもあるようなので、注意が必要です。

根拠⑤:報酬期限&出金下限額とシステム使用料

最後に、クラウドワークスをやめた方がいい最大の理由を伝えます。それは【報酬期限&出金下限額】と【システム使用料】の存在です。

まず報酬期限について、こちらは報酬確定日から180日間を過ぎると、報酬が失効します。はい、消えてなくなります。救済措置で、申請をして期限を延ばせるとかいうのもありせん。問答無用で消えます。
また出金下限額が定められており、その下限額が1,000円以上となっています。つまり、報酬が1,000円を超えないと出金できません。初めて報酬確定してから180日以内で、1,000円になるように仕事をこなさないと、頑張って稼いだお金はどんどん消えていきます。
さらに出金する際に、登録した銀行に振込されるのですが、楽天銀行であれば手数料100円、その他の銀行だと500円の手数料がかかります。はい、半分持ってかれます。

極め付けですが、クラウドワークスにはシステム使用料があり、次のように定められています。

はい、10万円を切る報酬額については20%が手数料として持ってかれます。仮に税込11,000円の報酬額だった時に、ワーカーが受け取れるのは税込8,580円となります。10万円だと2万です。※タスク形式は金額に関わらず20%です。
初心者には手厳しいクラウドワークスの実情でした。

最後に

クラウドワークスはスキルがある方には、クライアントと個人事業を橋渡しするプラットフォームとして活用できますが、初心者…特にスキルのない方には厳しい分野です。クラウドワークスに時間をかけるくらいであれば、
X運用×〇〇といったものに注力した方が、余程収益化の可能性があります。こちらは有料にはなりますが、気になる方はこちらをご覧ください。


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