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「かをり・真鍋」による蓮舫批判の言動は,なんというかマダムバタフライをイメージさせる

 『毎日新聞』で松尾貴史が毎週1回,日曜日ごとに寄稿するコラムが,2024年7月7日に投票日が予定されている東京都知事選に関して,6月27日の時点で立候補する意思を表明していた蓮舫を強く意識してのことらしいが先日,女優の真鍋かおりなにやらぐちゃぐちゃ発言していた事実をとらえて,一文を書いていた。

 ここではとりあえず,グーグルリサーチ https://www.google.com/search で2024年6月9日検索してみた結果から,真鍋かをりの「諸画像」などを,まずかかげておく。芸能人としては有名な女性なので,人物紹介としてはこれでひとまずよしとさせてもらう。

そのいつ都知事選にでも立候補しますか
もちろん小池「緑のたぬき風・▲王」の後継としてだが


 この「老娘」,横浜国立大学卒の才女という〈品評の前提〉があったけれども,今回の発言はあまりに「いかにもわけあり風」であった。「アナタ,もしかすると ✕ ✕ 筋的な意図なり背景なり(支援や示唆など)」があって,こうしたものいいになっていたのかという印象を,第3者に向けてしっかりとかつテイネイに抱かせることになった。

 すでにユーチューブ動画サイトの世界では,このかをりが「蓮舫を論難する(ディスる)言動」を,あれこれ批評する声が上がっていた。かをり君,どうやら小池百合子とは面識がないどころか,ある程度はなにか特定の関係(つきあい)もあった人物だ,という事情も含ませてなのか,

 つぎに紹介するような「松尾貴史のちょっと違和感」(『毎日新聞』日曜日連載コラム)から投げられた投網には,釣果として大きな川魚の何匹分に相当するかくわしくは分からぬが,かっこうの題材を提供するハメになっていた。

 簡潔にいえば,これまでの東京都政にあれこれと利権的につながっている多くの関係方面に属する者たちが大勢いて,2024年7月7月に予定されている東京都知事選では必らず,小池百合子に3選してもらわねば「たいへん困る諸事情がある」と指摘されていた。

 このミズ・かをり真鍋君が,最近のメディア・マスコミの世界のなかから突如,まるで先兵を切ったがごときにめだっていたが,さきにすでに都知事選に立候補する意思を発表していた蓮舫に対して,かなり陰険というか稚拙というか,いかにも〈イチモツ〉ありといった風情の「批難・口撃」を繰り出していた。

 本日,2024年6月9日の『毎日新聞』朝刊に掲載されていた,この松尾貴史のコラム「松尾貴史のちょっと違和感」を読んでみたが,都知事選に興味なり関心をある程度もっている人であれば,かをり・真鍋の当該する発言がケチョンケチョンにこき下ろされていた。

 ということで,松尾貴史のこのコラム記事,今日の標題は「『うんざり』発言 批判の矛先 そこじゃない」を,紹介しておきたい。この一文は『毎日新聞』の購読者以外にもぜひ読んでほしい,正鵠を射た文書・中身である。

かをり・真鍋につづく人物がこれからも
さらに登場するかも(?)

以下には活字でも引用しておく
本ブログ筆者の寸評も混入させる構成になる

    ★〈松尾貴史のちょっと違和感〉「うんざり」発言                        批判の矛先,そこじゃない ★
 =『毎日新聞』2024年6月9日朝刊(日曜日・B面「オピニオン」)
      https://mainichi.jp/articles/20240609/ddv/010/070/008000c

 7月7日,東京都知事選挙が投開票される。小池百合子知事が2期目を終えようとしているが,彼女が最初に立候補したさいにかかげた公約「七つのゼロ」は,「ペットの殺処分ゼロは達成した」と主張したものの,その他多くが達成されないまま,約束がほごにされようとしている。

 また,「カイロ大学卒業」という学歴が詐称ではないかという疑惑も残されている。かつての側近〔小島敏郎〕が『文芸春秋』〔2024年5月号〕で「学歴詐称工作に加担した」とする手記を発表した。

 それに対して小池氏本人は,「大学が卒業を認めている。選挙のたびにこういう記事が出るのは残念」と否定した。とても納得できる説明とはいえない。
 
 補注)前段の話題のやりとりのなかでは,小池百合子は「エジプト大使館がそう認めている」とまでいってしまい,かなり奇怪な発言までしていた。カイロ大学卒業疑惑は,日本に暮らすわれわれの健全な常識に照らして判断すれば,文句なしに実質,虚偽99.99%の事実でしかありえない。

〔松尾・記事に戻る→〕 蓮舫氏が参院議員を辞職,立憲民主党を離党して,都知事選に立候補すると表明した。現職の小池氏にとって手ごわい対抗馬になりうるかもしれないというのに,テレビの情報番組の扱いの小ささ,短さはどうしたことなのだろうか。

 補注)いまのメディア・マスコミはだいぶ以前から完全に,「言論・報道機関としての基本使命」など放擲して(させられて)いたゆえ,この松尾貴史のようにともかくでも,いちおう疑問を突きつける手順は,当然に不可避であった。

 とくに電通がらみで新聞業界・放送業界がすっかり「本来の使命」を亡失した現状におかれていたからには,たとえば,前段で指摘された「テレビの情報番組の扱いの小ささ,短さ」は,なんら不思議な現象ではなかった。

 安倍晋三の第2次政権下にほぼできあがった日本のメディア・マスコミの半御用機関化(もちろん権力側・財界側)は,すでに病膏肓に入った現況にあるゆえ,松尾貴史もよく承知であるごときに,日本の「第4の権力機構」は腰砕け具合とみたら,ほとんど骨抜き状態になりはてていた。

 だから,つづいて松尾貴史が述べるような記述にかかわる事象が発生させられている。

〔記事に戻る→〕 あるワイドショーでは,タレントの真鍋かをり氏が奇妙なコメントをしていた。

 「蓮舫さんが出てきたことで,国政の構図がそのまま都知事選に流れて来ちゃっているような感覚になる。都民としては,選挙に対してテンションがあまり上がらない。自民党の裏金問題があって野党がわああ,というけど,文句しかいっていないみたいなのがもううんざり。それを都知事選にも持って来られても,ちょっとおなかいっぱい」

 という趣旨の感想だそうだ。
 
 補注)ある意味,東京都政は日本国政の代表だとみなしていいくらい重要な壮語の関係があるゆえ,このようにかをり・真鍋みたく,ド素人の小娘みたく,それでも一人前の44歳くらいの女性の発言だったが,そのように語る姿は,あまりにも思慮が足りないというか,世間がまるで分かっていないとみなされるほかあるまい。

 以前,立憲党が「批判ばかりの政党だ」と批判されてひるんだ事実が記録されていた。だが,野党から批判をとりあげたらこれはもう骨抜きされたも同然,クラゲ状態になったことを意味する。

 それでも,まだ毒クラゲであればまだ救いようがあるものの,それこそ「骨のある批判をされたら困る」与党:権力側が,今回のごとき話法で,つまり,かをり・真鍋を尖兵に遣ったかのようにして攻撃する構図は,民主政にあっては筋違いどころか,小学生並みの勘違い的な屁理屈しか提供できない。

 実際,自民党が野党であった時期,国会における質疑時間の割り当てについて,わが党は野党であるからもっとその比率(時間)を増やせといいはり,これを当時与党であった民主党に認めてもらっていた。

 ところが,現在までつづいている自民党政権が,それから時間が経ってからだったが,こんどは,与野党の議員数比率に照らして不均衡(アンバランス)だからといって,それまでの質疑応答の各党別割り当ての比率を下げさせたのは,ほかでもない自民党であった。いうことやることがいちいち逆立ちしていた自民党・・・。

 要するに,自民党も野党であった時期は,間違いなく「批判ばっかり」の野党(政党?)であった。批判を控えた野党など,昔風のCMでいえば「クリープの入っていないコーヒー」みたいに味気ない,もの足りないそれだというのであった。

 野党が与党を批判しないで,いったいなにをするというのか?

 かをり・真鍋は,現状における日本の政治構図が「国政の自公民政権」と「都ファの小池百合子都政」とがどうしようもなくからまあい,この日本の政治・経済・社会をドンドンとマスマス,ろくでもないまつりごと(政)の国情にさせてきた現状を,まともに理解も認識もしていない。

 かをり・真鍋は一知半解からはるかに離れた内容の発言しかできていない。つまり,勉強不足であった。だが,今回の発言は自身のいいぐさであるし,しかもその「国政の構図がそのまま都知事選に流れて来ちゃっているような感覚」でしか,日本の政治を把握しようとしないまま,

 しかも困ったことに,この日本の国政と都政とかヘンテコにこんがらかった状態を,まともに分析も説明もできないくせに,ともかく蓮舫ダメ,小池ヨシといいたいかのような口つきだけが強調されていた。

〔松尾・記事に戻る→〕 われわれが「うんざり」しているのは,裏金をごまかしつづけ,問題の解決を渋る自民党に対してであって,それを批判している野党にうんざりというのは,単に自分が自民党の支持者であるからそう感じるのではないだろうか。

 よしんば支持者ではないとしても,これまでの活動や言動をみれば,さもありなんと思っても無理はないだろう。そう言えば以前,彼女が「桜を見る会」に参加して,当時の首相のすぐそばで写真に納まっていたのを思い出す。

 補注)つぎにかかげる画像資料は,「2008年4月12日 “福田総理主催の桜を観る会” 新宿御苑にて」http://naks.biz/amano/gallery/08.04.12/index.html のなかに収められていた画像の1葉であった。

つづけてつぎの関係する画像資料もかかげておく
この女性つまりいつの間にか体制側にとりこまれており
しかもその自分の立ち位置を自然に消化してきた
「私程度でも呼ばれた」がいつの間にか
「私だから・・・」になったか?
  

〔記事に戻る→〕 なぜ彼女が都民の心境を把握し代表しているのかが不可思議ではある。かつて東京パラリンピックのPRをするなど,小池都政に親しみを感じているのかもしれない。

 しかし,テレビで出馬表明についてこのようなコメントをするのは,それ以上のなにかしらの役得があるのではないかとすら勘繰ってしまう

 彼女はTBSSの番組にも出演して同様のコメントをしていたが,おそらく偶然ではないだろう。もちろん彼女は一例だが,各局のあまりにもバランスを欠くあつかいに,ちょっとどころか強烈な違和感を覚える。

先日の本ブログ記述でも出してみた画像資料

 都庁の建物になんだかわからないプロジェクションマッピングを投影するのに何億円もかけ,「新たな観光スポットだ」と胸を張る小池氏。彼女が都知事でなくなってしまったら困る勢力や企業があるのだろうか。

 テレビ局が,そういう利権にそんたくしてこぞって小池氏を利するように報じているのだとすれば,逆にわかりやすい。まさか,今回の選挙の準備のためにその予算を費やしたとは思いたくないが。

 自分たちの周辺だけが潤うように誘導する自民党による長年の政治が,日本をむしばんでいるにもかかわらず,この期に及んで「批判にうんざり」などといえるのは,よほどの安全地帯で何不自由なく暮らしている人だけではないか

 所属の女性議員があちらもこちらもおかしなことになっている昨今,つぎあたりの国政選挙では自民党から真鍋氏に立候補要請の声がかかるのではないか,と想像したら面白くなった

 (放送タレント,イラストも)=6月4日執筆

 以上,ここまでの記述量は4千六百字近くになったが,松尾貴史が,かをり・真鍋を批判した以上の文章は,かなり的確にこの「老娘」のいかがわしさをえぐっていたと受けとれる。

 最後に一言。以上の記述に関してそもそも冒頭の標題のなかで,マダムバタフライをかかげていたが,その関連に迫りえたる記述は,実はいっさいなかった。その点をここで断わっておきたい。どうしてそうなっているかは,読者諸賢のご想像にお任せする。

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