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私の一冊

「読書の秋」のはずが、いきなり冬が来てしもうて、
これ、どうならい!
でも真冬にコタツや布団の中での読書もええなぁ(笑)
さて、私が大切にしている一冊は、私の故郷、愛南町の俳人、夏井いつき先生の俳句エッセイ集、
「うみいづ」です。
平成16年に出版されたこのエッセイ集には、夏井先生の故郷(旧内海村)を想う俳句がたくさん綴られています。
「うみいづ」とは、漢字で「産出」と書きます。
海が命を産み出し、母が子を産み出し、地球という星はたくさんの健やかな命に満たされていく…。
美しい命の連鎖をイメージして、「うみいづ」と名付けられた一冊なんです。
この俳句エッセイ集の最後を締める一句は、
「うみいづの村あり南風(みなみ)吹きわたり」
春霧の山頂から故郷の景色を眺めた夏井先生は、
光やまない「うみいづ」の海は、豊かに伸びた「うみいづ」の半島をやさしく受け止めているようでした。
と、語っています。
この一冊のおかげで、私はいつまでも故郷を好きでいられそうです。

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