単元別ポイント02_椎名誠「アイスプラネット」(光村中2)

自分の経験をもとに、中学校の国語教科書教材におけるポイントを簡単にまとめていきます。

中学2年生の光村教科書から開始し、いずれは3学年分すべて作成できればと思っています。

第2回は椎名誠さんの物語「アイスプラネット」。平成24年度版から登場した教材ですので、私自身も教員になってから初めて読んだ作品です。

※記号の凡例

・:作業、確認

◎:発問

★全5時構成

〈第1時〉

◆本文の重要語句確認

 ・新出漢字

 ・新出語句

◆本文の朗読CDを聞き、初読の感想

 →共有(グループワーク・ロイロノート等)


〈第2時〉

◆登場人物の確認

 ◎登場人物を6人あげよう。

 ◎「ぐうちゃん」に対して、父・母・「僕」の3人はどのような思いを持っているか。本文を参考にしながらまとめてみよう。(箇条書きでよい)

 →共有(グループワーク・ロイロ等)

 ◎これまでの作業をもとに、6人の登場人物における人物相関図を作成してみよう。

 →共有(グループワーク・ロイロ等)


〈第3時〉

◆前時の確認

 ・共有したものを全体で確認

◆「僕」のぐうちゃんに対する心情推移確認

 ・空白に沿って場面を5つに分ける

 ◎5つの場面それぞれにおいて、「僕」のぐうちゃんに対する気持ちがわかる描写を抜き出し、それがどのような気持ちか説明しよう。

 →共有(グループワーク・ロイロ等)


〈第4時〉

◆前時の確認

 ◎前時の作業の続き

 ・共有したものを全体で確認

◆心情曲線作成

 ◎これまででの活動を参考に、「僕」のぐうちゃんに対する心情の推移を図に表してみよう。

 ※縦軸は上が「プラス」下が「マイナス」とし、横軸は時間軸とする。心情曲線の例を示した上で作成させる。

 →共有(グループワーク・ロイロ等)


〈第5時〉

◆前時の確認

 ・共有したものを全体で確認

◆解説文作成

 ◎「アイスプラネット」の解説文を、あなたの小学校の6年生向けに400字以内で書いてください。なお、あらすじだけでなくこの物語の描写や言動の意味にも言及すること。

 →共有(グループワーク・ロイロ等)


〈一言コメント〉

生徒の様子によって授業の形態も変わってくるでしょう。ただ、軸としては、「人物相関」と「心情推移」の2点にあります。

最後の400字作文については、「指導要領」B書くこと⑴「エ 読み手の立場に立って,表現の効果などを確かめて,文章を整えること。」を意識しています。

※参考サイト


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